AIEN COFFEE&HOSTEL（アイエン コーヒー＆ホステル）

沖縄本島中部の人気観光エリア北谷町の海沿いにある「AIEN COFFEE&HOSTEL」は、沖縄ではじめてカフェとドミトリーが共同経営されているお店です。

カフェでコーヒーやごはんを楽しんだり、晴れた日はドミトリーの自転車で海沿いを走ったり。

徒歩約3分の海で泳いだあとは、すぐお店でシャワー。

「食べたい！遊びたい！泊まりたい！」という方にオススメのお店です。

1.朝7時からopen！モーニング・ランチ・バーで一日中好きなだけ過ごせる

「AIEN COFFEE&HOSTEL」は、営業時間がとにかく長いのが強み。

お店のお客様は圧倒的に地元客が多いそうですが、朝7時からはじまるモーニングは、外国人と女性客の利用が多いとか。

晴れた日にのんびりランチしたら気持ちよさそうなテラス席は、ペットもOK。

「ウチのお客さんは20代半ば～40代前半の方が多いですが、自分のライフスタイルをもっていて、ゆっくり自由に過ごすお客様が多いですねぇ」と、宿泊マネージャーの嘉味田 朝紀（かみた あさき）さん。

全60席の客席はカウンター席、ボックス席、ソファ席、畳席と客席のバリエーションが豊富。

毎回違う席に座っても楽しいかも！

珍しいのはスタンド席。夜のカフェ＆バータイムにサッとお酒を飲んで帰る常連さんの利用が多いとか。眠たくなったらドミトリーで寝ることもできます。

「（沖縄本島）北部のお客さんは、運転代行の代わりに寝て帰る人が多いですよ～」と嘉味田さん。

2.開店当時から続く人気メニュー「アボガド“スマッシュ”トースト」

ランチメニューで注文が多いのは「アボガド”スマッシュ”トースト/サラダ付き」880円。

店オリジナルのオーダーパン（カンパーニュ）を使用し、パンプキンソースの上にスマッシュしたアボガド、ポーチドエッグなどをのせたオープントースト。

オープン当初から残る根強い人気メニューです。

当時、フードメニューは3つほどだったそうですが、お客様からフードの注文が多いことから大幅にメニューを増やしたそうです。

お客様が飽きないように半年に1回ほどメニューを変えるなど、つねに工夫を重ねています。

しっかり濃い目のエスプレッソにミルクを加えた「ラテ500円」（HOT/COLD）。

2種類のコーヒー豆を使っていて量もたっぷり量！リーフ柄のラテアートはときどき変わるそうなので、来店時には要チェック♪

3.いつでも使える自転車、シャワー、ランドリーで北谷観光や海遊び！

営業中はいつでも何度でも借りられるドミトリーの自転車は、1時間200円～（1日500円～）。

人気観光エリアの北谷町美浜に遊びに行くお客様や、約15kmある那覇まで遠出するお客様など、さまざまだそうです。

自転車タイプもいろいろありますよ。

併設するドミトリーの施設は一般開放しているため、宿泊者以外のカフェ利用客も、洗濯（300円）やドライ（100円）などが使えます。

お店から徒歩3分ほどで海に着くので、海水浴やシュノーケルやダイビング、サーフィンをするお客様はシャワー（１回300円／シャンプー＆リンス付）の利用が多いとか。

「『ホント、この店は何でもあるよね～』とお客様にいわれます。

カフェと宿を共同経営している強みですよね(笑)」とマネージャーの嘉味田さん。

カウンター席では、店員さんとおしゃべりをしながらオススメの観光情報などをきくことができます。店員さんと仲良くなっているうち、沖縄に移住したお客様もたくさんいるそうですよ。

左からスタッフの具志堅さん、嘉味田さん、宮城さん。

嘉味田さんは、もともとは旅するバックパッカーとして、海外のいろんなゲストハウスに泊まってきたそうです。

その後ずっと県内の観光ホテルで働きながら、「カフェ＋宿」のコンセプトを持つオシャレなお店を持ちたいと機運を待っていた矢先、念願かなって、幼馴染の稲嶺恵斗さん（現代表）や、賛同してくれた後輩などとともに、2017年9月に「IEN COFFEE&HOSTEL」をオープン。

「AIEN（あいえん）」という店名は「合縁奇縁（あいえんきえん）」という四字熟語から由来。

「『コーヒー1杯からはじまる縁』をお店のテーマとして掲げています。

「僕らは毎週のようにイベントを開催していますが、ほとんどがお客様の持ち込みイベント。これからもお客様とお客様が交差する場所として、頑張っている人達へのチャンスと場所を提供していける店であり続けたい」と、嘉味田さんは笑顔で締めました。

◆おまけ

小物販売もやっています！ホテルの部屋鍵をイメージした店オリジナルのキーホルダーや、バッジ、水筒、コーヒーのほか、委託販売の小物グッズなどを売っています。

カウンター席の下にあるカラフルなスケボーは、実際にスタッフが使っているもの。

ちょっとした買い物に行くときは、これで。

Photo &text：小鍋 悠

（取材：2020年12月）