沖縄は魚が美味しい。
多くの方にとって、そんなイメージはあまりないかもしれません。
ですが実は沖縄は、日本有数のマグロの漁獲量・消費量を誇る”マグロ県”なのです。
しかも日本で販売される多くのマグロは一度冷凍されていますが、漁獲量が多い沖縄では獲れた当日に仕入れて調理ができるため、冷凍せずに生のまま提供することが可能。
そんな生マグロを1年中提供しているのが、南城市にある「県産生まぐろ丼専門店 つなや食堂」です。
1.旬の生マグロ赤身を存分に味わえるリッチな丼

つなや食堂は、沖縄のマグロの美味しさをもっと県内外の人に知ってもらいたい!という想いのもと生まれた生マグロ専門店。
年間を通して生マグロを取り扱うため、マグロは毎朝店長が買い付けを行っています。
つなや食堂の目玉商品は、なんといってもその日に仕入れたばかりの生マグロと、中落ちのすき身が贅沢に盛り付けられた「つなや丼(1,500円)」。

生マグロは即日調理の必要があるため、2~5月は本マグロ、6~1月はメバチorキハダマグロと、時期によって食べられるマグロが異なります。(写真はメバチマグロ)
本マグロは脂ののったとろけるような味わいで、メバチorキハダマグロはさっぱりとした食べやすいマグロ。
好みがはっきり分かれるそうで、どちらも試してみたいところです。

新鮮な生マグロが8~9枚丼ぶりのふちを囲うようにして盛り付けられ、その中央には中落ちがこんもりと盛られています。
中落ちはスプーンで削いだマグロの皮についた脂を混ぜてねっとりとさせているのが特徴。
ごはんにはあきたこまちを使用し、完璧なバランスで提供されています。
2.採れたてのもずくや海ぶどうで隅々まで美味しい

つなや丼の上には海ぶどうが散りばめられていますが、こちらは近くの養殖場のもの。
プチプチで塩気のある海ぶどうは、生マグロと相性抜群!
醤油をつけず、海ぶどうの塩分だけでマグロを味わえば、ちょうどよい味変に。
はちみつ風味の梅干しもついてくるので、こちらも味変におすすめです。

すべてのメニューについてくるもずくスープも、隠れファンが多い商品。
近くの奥武島で採れた歯ごたえ抜群のもずくと、やさしい味わいのスープがたまりません。
スープはお店に来た方全員に提供しているそうで、注文していない人もいただくことができるそうで、ひとり1注文の縛りもなし。
メンバーに二日酔いの人がいたり、小さな赤ちゃんが一緒でも気兼ねなく足を運べます(もずくスープは+200円で沖縄そばに変更も可能)
3.店内広々。海が見えるテラス席や座敷も

席数の多さと広々とした店内も魅力。
店内には座敷、テーブル席があり、大人数や小さな子ども連れでも安心です。

外にはテラス席もあり、席からは沖縄らしい青々とした海と、南城市のゆたかな緑を眺めながら食事を楽しむことができますよ。

つなや食堂にはつなや丼以外にも、沖縄のセーイカとあわせた「つなイカ丼」や、納豆と中落ちの相性を楽しむ「納豆中落ち丼」、旬の刺身を4種類盛り付けた「限定丼」など、沖縄らしさとおいしさを兼ね備えたメニューがたくさん。
沖縄の地の利が詰まった美味しいお店で、南城市の景色を眺めながら新鮮なお魚をぜひ味わってみてくださいね。

Photo&text:三好 優実
(取材:2023年9月)
住所: 沖縄県南城市久手堅455-1
料金目安: 180円~
営業時間: 10:30~16:00(売り切れ次第Close)
定休日: 木曜日
駐車場: あり
店舗詳細URL: https://www.instagram.com/namamagurodon.tunaya/
