明治時代初期まで約450年間続いた琉球王国の中心地だった首里城。
せっかく首里城を訪れるなら、その周辺エリアにも目を向けてみると、その歴史や文化をより深く感じることができます。
首里の金城町石畳道は、その風情や美しさだけでなく、赤瓦の家屋や共同井戸など人々が暮らしてきた歴史も感じられる場所。
周辺にはたくさんの見どころがあるので、ゆっくりと散策するのがおすすめです。
\ おすすめプラン紹介 /
1. 当時は首里城から豊見城城をへて、那覇港まで約9キロ続いていた街道
琉球王国時代、首里城を起点として道が整備され、そのうちの一つは那覇港まで続いていました。
その道の一部が金城町石畳道です。
戦争や時代の流れを経てもなお、人々の生活を支えています。
道沿いに並ぶ民家には、今も人々の暮らしがあります。
住民の方は車で乗り入れますが、階段や行き止まりがあるので、観光される方は基本的に車では入れない道です。
石畳は琉球石灰岩でできており、凸凹が多いので散策にはスニーカーがおすすめ。
濡れると滑りやすいので、雨の日は特に注意してください。
2. 「首里金城町の大アカギ」絶対見るべき!周辺の立ち寄りスポット
石畳道の周辺には貴重な見どころスポットが点在しています。
一番のおすすめは、樹齢300年以上とも言われる「首里金城町の大アカギ」。
国指定天然記念物です。
沖縄では自然崇拝の風習があり、このアカギは内金城の御嶽の御神木とされています。
神聖な場所ですので、最大限の敬意を払ってお参りしてください。
坂道になっている石畳道で、休憩所として解放されているのが金城村屋。
金城町の公民館として、町内のイベントなどでも使用されています。
お手洗いも利用可能です。
金城村屋のすぐ隣にあるのは、金城大樋川(キンジョウウフヒージャー)という共同井戸。
各家に水道が整備される前は、生活用水としてこの水が使われていました。
3.「金城町石畳道」周辺散策におすすめの駐車場
石畳道の周辺はコインパーキングの少ないエリア。
首里城の駐車場に停めて歩いていくことも可能ですが、石畳道から歩いてすぐの場所に公共の駐車場が2箇所あるのでご紹介します。
1つ目は交通広場。
6〜7台が停められる広さがあります。
利用可能時間以外は出入り口を施錠されるのでお気をつけください。
住所:〒903-0815 沖縄県那覇市首里金城町2丁目40
利用可能時間 8:00〜18:00
2つ目は石畳道を挟んで反対側。Googleマップで「石畳道停車場」と入れるとヒットします。
こちらも10台弱が停められる広さです。
住所:〒903-0815 沖縄県那覇市首里金城町3丁目58
どちらも無料の駐車場なので休日などは混み合う可能性があります。お気をつけください。
4.周辺にはカフェやグルメスポットもあります!
周辺には散策途中に立ち寄ることが出来る、カフェやお食事処が複数あります。
なかでも「首里殿内(すいどぅんち)」は、雅なしつらえの店舗で、県産食材を使った沖縄グルメをいただくことが出来るおすすめのスポットです。
手軽にいただけるランチメニューも観光客の皆さんに好評ですよ。
琉球王国の面影を感じる歴史探訪におすすめの観光コースです。
首里にお越しの際はぜひ足をお運びください。
Photo&text:上田 佳恵
\ おすすめプラン紹介 /
住所: 沖縄県那覇市首里金城町2丁目84-3
駐車場: なし(周辺に無料駐車場あり)
その他: あり(首里金城村屋内)