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伊良部(いらぶ)大橋

沖縄県の中でも、ここ宮古島の「宮古ブルー」の海は有名ですが、両サイドにこの海を望める絶景の伊良部(いらぶ)大橋は、開通以来、宮古島の一大観光スポットとなっています。

トリップアドバイザーの国内橋ランキングで何度も堂々の1位に選ばれるなど、その絶景はお墨付き!

地元住民にとっても、「私たちの島には、こんなにすごいとこがあるさー!」と世界中に叫びたくなるような、宮古自慢の伊良部大橋です。

宮古島に来たら絶対に外せない場所ですよ!

\ おすすめプラン紹介 /

目次

1.宮古島屈指の絶景

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伊良部大橋周辺からの景色はどれも言うことなしの絶景ですが、逆光方向からは水面が反射して白っぽく見えるため、太陽が真上を越えた日中のおすすめ風景は、伊良部島から宮古島に向かう時の左側の景色です。

逆光にならず、より鮮やかな宮古ブルーを望むことができます。

また特におすすめは、橋中央部の盛り上がった所から下るとき。

かなりのアップダウンがあり、気分はまるで海上ジェットコースター、このまま海にダイブしていくかのような錯覚さえ覚えるほどです。

こんな絶景はなかなかありません。

思わず車を止めて、ゆっくりと海を眺めたいところですが、残念なことに、橋の上は駐停車禁止エリア。

「橋中央部で車止めて、写真撮っているみなさーん、違反ですよー!」

でもどうしてもゆっくりと海を眺めたい方は、徒歩や自転車で渡ることもできますので、チャレンジしてみてもいいかもしれません。

歩道はありませんが、幅1.2mの路側帯が道路両側にありますので、くれぐれも注意して渡りましょう。

ちなみになぜ伊良部大橋が真っすぐではなく、中央部が盛り上がっているのかというと、伊良部大橋の下を、多良間島行きフェリーが通行するためだそうです。

ジェットコースター気分を味わうためではなかったのですね(笑)

もうひとつのおすすめが、橋の下。

伊良部大橋|橋の下からの景色

伊良部島側の橋のたもとにある階段を降りていくと、橋の下をくぐれるようになっており、そこから見上げる伊良部大橋もまた一興です。

ぜひ降りてみましょう。

伊良部(いらぶ)大橋|橋のふもとにある「長山の浜」

そして橋をくぐり抜けると「長山の浜」という静かなビーチがあります。

海水浴をしたり、シュノーケルをしたりするようなビーチではありませんが、あまり知られていないビーチのため、人影はまばらで、まるでプライベートビーチのよう。

伊良部大橋を眺めながら、のんびりと散策を楽しみたい方におすすめです!

伊良部(いらぶ)大橋|ヤシの木の生えた南国らしい風景

またヤシの木がニョキっと顔を出している「THE南国スポット」もあります。

波の音とともに、ゆっくりと流れる時間。

「とても日本とは思えない!」そんな景色を見ることができますよ。

伊良部(いらぶ)大橋|ドライビングスポット「いらぶ大橋

伊良部大橋に来たら、ぜひおすすめしたいお食事処があります!

橋を渡った伊良部島側にある「いらぶ大橋 海の駅」。

1Fはお土産屋さん、2Fは伊良部大橋を眺めながら食事が楽しめるオーシャンビューレストランになっており、伊良部島産食材を使用した美味しいランチを食べることができます。

また駐車場には、伊良部大橋を一望できる展望広場もあるので、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

2.通行料無料の橋としては、日本最長

伊良部(いらぶ)大橋|美しい宮古ブルーの海にのびる橋

2015年1月に開通した伊良部大橋。

全長は3,540メートルで、無料で通行できる橋としても、離島どうしを結ぶ橋としても日本最長です。

また長い橋ですが、途中にアップダウンがあったり、ちょっとした天候の変化で海の色が変わったりと目を離す暇はありませんっ!名実ともに日本一!!

ちなみにその長さ3,540メートルは「サンゴノシマ(珊瑚の島)」と語呂合わせされています。

宮古島と伊良部島を結ぶぴったりの橋ですね!

伊良部(いらぶ)大橋|宮古島トゥリバー地区から眺める伊良部大橋

渡りながらもその長さは実感できますが、おすすめはトゥリバー地区から眺める伊良部大橋です。

目の前が橋なので、間近で見ることができ、よりその長さを実感できます。

あまりの長さに、ぐるりと見渡さなければ、視界に入りきらないほど。

ゆっくりと伊良部大橋を眺めながら、時間と共に移りゆく海の色、波の音、潮の香りを全身で感じてみてはいかがですか。

「何もしない贅沢」まさにそんな言葉がぴったりの場所です。

伊良部(いらぶ)大橋|日没後に焼ける空と大橋のシルエット

さらにおすすめは夕暮れ時。

橋と空と海、幻想的な世界が広がり、「今日も一日お疲れ様。」何だかそう言ってくれている気がします。

伊良部(いらぶ)大橋|海沿いに整備されたトゥリバー地区

【トゥリバー地区】

宮古島から大橋に向かう手前に右へ入る道があり、突き当りを左に行くとトゥリバー地区がありますか。

宮古島市の前身、平良市が観光開発のため埋め立てた地区で、遊歩道やトイレ等が整備され、ウォーキングや犬の散歩、釣り人など、地元住民の憩いの場となっています。

またサンセットビーチと呼ばれる人工ビーチもあり、天気が良ければ、伊良部大橋に沈む夕日を望むことができますよ。

伊良部(いらぶ)大橋|夕暮れ時の大橋入口

夕暮れ時のおすすめ風景は、宮古島から伊良部島に向かうとき。沈みゆく夕日を見ることができます。

ただし日没後の伊良部大橋は、自然環境等への配慮からあまり街灯がなく、びっくりするほど暗くなりますので、気をつけて走行してくださいね。

3.実は島民悲願の橋だった

伊良部(いらぶ)大橋|橋をかける巨大な水上クレーン

引用:沖縄県土木建築部 宮古土木事務所(ホームページ)

橋の完成から数年、あっという間に宮古島の一大観光名所となった伊良部大橋ですが、実は島民の架橋要請から完成までに40年という長い年月がかかった島民悲願の橋でした。

伊良部島は、沖縄本島から約300キロ離れた、宮古島の北西約5キロに位置する「離島の離島」。

橋が架かる前、伊良部島と宮古島の行き来は、基本的に船のみでした。

ひとたび台風がくれば、生活物資は止まり、重症者の救急搬送にも時間がかかるなど、医療や教育、経済などの面において、長年にわたり離島苦を強いられてきた島民。

そこでこの離島苦をなんとか解消しようと架橋要請活動が始まりました。

しかし台風銀座とも呼ばれる宮古島。幾多の困難に見舞われます。

2012年には国内最大級の超大型クレーンを兵庫県から呼び寄せたにも関わらず、台風接近に伴い、すぐに帰港となってしまうなど、夏は台風、冬は北からの断続的に続く強風により、建設は困難を極め、何度も完成予定は延長となりました。

「もう完成しないのでは?」との噂もささやかれていましたが、2015年1月31日、多くの人の思いを乗せた伊良部大橋は、晴れて開通となりました。

橋の建設に尽力してくれた多くの人たちの苦労を思うと、何だかとても感慨深いですね。

伊良部(いらぶ)大橋|青い海に描かれた宇美しい橋のアーチ

何度見ても、何度渡っても、

やっぱり最高にすごいと思う。

そんな宮古島屈指の絶景スポットです。

Photo&text:松川 千鶴

(取材:2020年12月)

\ おすすめプラン紹介 /

住所: 沖縄県宮古島市平良久貝

駐車場: あり

その他: 全長:3,540メートル(本橋部)/完成:2015年1月31日/総工事費:約399億円

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