平安名埼灯台は、国指定名勝の東平安名崎岬の先端に位置し、全国で最も南にある灯台の一つです。
高さ24.5メートルの灯台は登ることができ、97段の階段を登った先には宮古島の海岸線と宮古ブルーの絶景が広がります。
日の出スポットとして人気がありますが、実は夕暮れ時もおすすめです!
1.のんびり気ままに散策!灯台へ続く遊歩道
東平安名崎岬へ向かうとまず最初に見えてくるのは東平安名崎公園の看板。
ここからもう少し車で進むと、無料の駐車場やトイレがあります。
駐車場脇には公園があり、キッチンカーが並んでいることも。
お子様連れの方ものんびりと過ごすことができます。
駐車場から灯台までは、くねくねと続く遊歩道が整備されており、ちょっとした探検気分が味わえるかも!?
小さく見えていた灯台がだんだんと大きくなる様子を楽しみながら進みましょう。
時々立ち止まって足元の植物に目を向けると、珍しい植物にもたくさん出会えます。
平安名埼灯台周辺には200種類以上もの植物が群生しており、特に4月〜5月に見られる真っ白なテッポウユリは圧巻です。
2.宮古島の南端から見渡す360度の絶景
灯台に到着すると、まずは受付で入場料を支払います。
スタンプブックも販売されていますので、ぜひ記念にスタンプを押してみましょう。
灯台内部は97段の螺旋階段になっており、登り進めて行くと息が上がった頃に「あと10段!もう少し」のサインが見えてきます。
力を振り絞って登り切ると、いよいよ絶景の登場です!
長さ約2キロメートル、幅約200メートルほどの細長い岬は、右側に太平洋、左側に東シナ海を望むことができ、最上階はぐるっと一周することが可能です。
灯台頂上の高さは地上から約25メートル!
上から見下ろす宮古島は、どこまでもその視界が広がります。
視界を遮る山がない宮古島ならではの奥行きある眺望が楽しめるのは、ここ平安名埼灯台だけです。
ぜひ360度の絶景をお楽しみください。
3.時間帯で楽しむ宮古ブルーの変化
平安名埼灯台では、訪れる時間帯によって変わる宮古ブルーの豊かな色彩を楽しむことができます。
これぞ宮古ブルー!という美しい青と眼下に広がる植物の鮮やかな緑が織りなすコントラストを楽しみたい方は、ぜひ太陽が
高い位置にある昼間の時間帯に訪れてみてください。
日が傾く時間帯には、灯台のシルエットを活かした写真撮影をするのも面白いかもしれません。
360度ぐるっと一望できますので、もちろん夕日も見ることができます。
入場受付は16時30分までですので、夕方に訪れる場合は16時頃には駐車場へ到着しておくと良いでしょう。
夕日に照らされた宮古島を灯台からのんびりと眺める・・・。
そんな至福のひとときはいかがでしょうか。
宮古の絶景をパノラマビューで楽しめる平安名埼灯台。
駐車場やトイレ、公園などの施設が完備されているため、家族連れでも過ごしやすい場所です。
ぜひゆっくりと時間を取って、灯台からの眺望を楽しんでみてはいかがでしょうか?
Photo&Text:宮崎 ななこ
(取材:2023年12月)
住所: 沖縄県宮古島市城辺保良1221-14
電話番号: 090-8294-4010
営業時間: 【3月~9月】平日 9:30~16:30(*) 土日祝 9:30~17:00(*)/【10月~2月】9:30~16:30(*)
定休日: 年中無休
駐車場: あり
その他: 営業時間(*)について ※入場は参観終了時刻*の15分前まで