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辺戸岬

沖縄本島北部は昔から「山原(やんばる)」と呼ばれ、イタジイやヘゴの木が茂る緑豊かな亜熱帯の森が広がっています。

ヤンバルクイナをはじめとする希少な生き物がすむ、やんばるには大自然の魅力がたっぷり。

本島最北の地「辺戸岬(へどみさき)」をめぐるロングドライブにでかけてみませんか。

\ おすすめプラン紹介 /

目次

1.ついに世界自然遺産への登録が勧告された沖縄島北部へ

辺戸岬|茅打(かやうち)バンタからのオーシャンビュー

2021年5月、「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」に世界自然遺産への登録が勧告されました。

世界的に貴重な亜熱帯照葉樹林の森は“奇跡の森”と呼ばれ、希少な動植物が生息・生育しています。

今回はそんな世界自然遺産の推薦地を有する「やんばる国立公園」へ。

国頭村にある辺戸岬とその周辺スポットをご紹介してみましょう。

沖縄本島最北の村、国頭村(くにがみそん)までは、那覇空港から車で約2時間。

辺戸岬に向かう途中、大迫力の海景色が楽しめる「茅打(かやうち)バンタ」に立ち寄ってみました。

バンタとは沖縄方言で崖の意味で、昔、束ねたカヤを落とすと吹き上げる風でバラバラになったことがその名の由来。

高さ80mを超える断崖の絶景スポットで、サンゴ礁が広がる美しい海が眼下に広がります。

2.大自然だけじゃない! 歴史を知って歩くと楽しい辺戸岬

辺戸岬|3階建ての辺戸岬観光案内所

 いよいよ本島最北端の岬「辺戸岬」へ。

岬の入口には「辺戸岬観光案内所HEADLINE」が建っています。

3階は展望デッキ、1階が観光案内所で辺戸岬の歴史や自然にまつわる資料が展示されています。

辺戸岬|辺戸岬観光案内所の常設展示

太平洋戦争で敗戦した日本は米軍の統治下に置かれました。

1952年に日本本土は独立を取り戻したものの、その後も北緯29度以南の沖縄県と奄美群島は米軍支配下におかれ、ともに祖国復帰を求めて闘ってきた歴史がありました。

辺戸岬|祖国復帰の碑

辺戸岬の遊歩道には祖国復帰の碑や、与論島と国頭村の友好を記念した碑が建ち、忘れてはならない歴史を伝えています。

晴れた日には、海の向こうに与論島の島影を見ることができるんですよ。

辺戸岬|駐車場スペースの背後に広がる、聖地「「安須杜(あしむい)」

また、辺戸岬から山の方向に目を向けると、琉球創世神が降り立ってつくったと伝わる沖縄最初の聖地「安須杜(あしむい)」の山々が連なっています。

ちなみにHEADLINEの展示によると、15世紀後半に安須杜の山にUFOが飛来したという記録も残っているとか!? なんか神秘的ですよね〜。

こうした歴史を知ったうえで、辺戸岬の遊歩道を歩けば、さらに奥深い魅力に触れることができるので、散策前に辺戸岬観光案内所HEADLINEに立ち寄ってみてくださいね。

3.辺戸岬とセットで立ち寄りたい“THEやんばる”なスポット

辺戸岬|巨大なヤンバルクイナ展望台

さて、せっかく辺戸岬まで足を伸ばしたので、ついでに近隣のおすすめスポットもご紹介していきましょう。

まずは辺戸岬から車で5分、インパクトあり過ぎるその姿が遠くからでも目をひく「ヤンバルクイナ展望台」。

近くで見るとヤンバルクイナ像が大迫力です!

辺戸岬|岬の遠景

展望台からはさきほど訪れた辺戸岬を見渡すことができ、沖縄本島最北端を撮影できるスポットでもあります。

う〜ん、沖縄の自然は美しい!

辺戸岬|緑の深い「辺戸蔡温松並木保全公園」

続いては「辺戸蔡温松並木保全公園」。

ここは沖縄の人にもあまり知られていませんが、辺戸岬近くの辺戸集落には樹齢150~300年の松並木があり、森トレッキングが楽しめます。

辺戸岬|緑の深い「辺戸蔡温松並木保全公園」

この松並木は、琉球王国時代の政治家であった蔡温(さいおん)が防風林として植栽したものといわれていて、今ではヘゴなどが生い茂る森にまわりを取り囲まれ、やんばるの森を身近に感じることができる場所。

時間に余裕があるなら、ぜひ訪れてみてはいかがでしょう。

Photo&text:藤井 千加

(取材:2021年6月)

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住所: 沖縄県国頭郡国頭村辺戸973-5

電話番号: 0980-43-0977(辺戸岬観光案内所)

料金目安: 無料

営業時間: 10:00〜17:00(辺戸岬観光案内所)

定休日: なし

駐車場: あり

店舗詳細URL: https://hedomisaki.com/
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