「SuiSavon-首里石鹸-」は、沖縄生まれの植物や果物から作られたボタニカルソープが人気の、今話題のお店です。
色とりどりの石鹸はまるで沖縄の青い海や、ヤンバルの緑のよう。
サイズも豊富で、お土産にぴったりです。
他にも、普段使いしたいケア用品や、自然由来の香りに癒されるハンドクリームなど、ちょっとしたギフトにもおすすめのアイテムがお店いっぱいに並んでいます。
1.沖縄の野菜や果物をベースにした、沖縄生まれのオリジナル石鹸
「SuiSavon-首里石鹸-」は、自然由来の原料にこだわった商品が観光客を中心に人気が出た専門店です。
那覇市、首里城のほど近くに佇む小さなお店から始まりました。
現在は那覇市を中心とした沖縄本島内に13店舗(2020年12月現在)展開しています。
那覇空港、本島北部・本部町の「オキナワ ハナサキマルシェ」にも出店しています。


取材した「国際通り松尾ギャラリーショップ」店は、那覇市の国際通りの中心にあり、国際通りに複数出店している「ギャラリーショップ」の1号店です。
通りに面した開放的な空間は、まさにギャラリーといった趣です。
石鹸やハンドクリーム、ヘアケアなどのアイテムがきれいに並べられています。


おしゃれなアイテムが並ぶ店内は見ているだけでワクワク。
すがすがしい香りにあふれ、まるで森の中にいる気分になりそう。
首里石鹸といえば、カラフルさが目を引く「ボタニカルハンドメイド石鹸」が有名です。
アロエベラやシークワーサー、月桃、ヘチマなど沖縄の植物・果物から抽出した美容にいいアロマ成分を配合。
色も香りも保湿成分も、すべて天然のものというから驚きです。
南国沖縄の過酷な自然条件下でたくましく育った植物や果物には栄養がたっぷり。
首里石鹸のボタニカルソープもまた島の恵みそのものと言えます。

ひとつひとつ職人の手で作られ、同じ模様はありません。
ネーミングも「花-HANA-」「夜-YORU-」「妃-KISAKI-」「果実-KAJITSU-」、そして沖縄出身の人気バンド「HY」とコラボした「東屋慶名-HIGASHIYAKENA-(ひがしやけな)」などと、とてもユニーク。すべて創業者である緒方教介社長が考案したそうです。

エッセンスハンドクリームは軽いテクスチャーでしっかり潤うと評判。
沖縄産5つのボタニカル成分を配合し、さわやかな香りで男性にもおすすめです。
手につけてしばらくすると美容カプセルから水分がじゅわっとあふれるのにはびっくり。
他にはない付け心地が癖になりそう。
2.首里石鹸に込められた創業者の想い
実は、首里石鹸というブランドは働く女性のために誕生しました。
取材に対応してくれた松尾ギャラリーショップの土井山啓子アドバイザーによれば、「弊社の緒方社長が経営するコールセンターで、産休明けの女性社員が働きやすい職場を作るため、新規分野を開拓したのがきっかけです」とのこと。
「長く勤めていた女性社員が、緒方社長に産休明けに復帰してもいいか聞いたことから始まりました。そんなことを気にさせてしまって申し訳ないと考えた緒方社長は、子育て中の社員でも働ける現場を作ろうと模索し、コールセンターではなく物販事業、それも子どもと一緒に使える商品を作ろうと考え、天然由来で添加物が一切入っていない安全な手づくり石鹸の開発に至りました」
もともと沖縄の植物のパワーに興味があったという緒方社長。
オリジナルソープを作るにあたって、自然成分のすばらしさにさらに興味を持ったそうです。
社員を大切にし、働き方に多様性を持たせたことからスタートした首里石鹸ブランド。
スタッフはみんな仲が良く、お店の雰囲気もとても和やか。
首里石鹸では実際の石鹸の泡立ちを体験してもらおうとスタッフが店頭で呼びかけをしています。

国際通り松尾ギャラリーショップスタッフの久場聖子さん。
明るい笑顔がとてもチャーミングです。
商品知識も豊富でいろいろな使い方を教えてくれます。

きめ細かい泡立ちは首里石鹸ならでは。
気さくなスタッフによる、もっちりした泡の実演、ぜひ一度は体験してみてください。
3.香りでよみがえる、沖縄の色、匂い、風景
首里石鹸の商品ラインナップはとても豊富。
ボタニカルソープ以外にも、フォームソープやクレンジングなどのフェイスケア、オイル・スクラブ・クリームなどのボディケア、U Vケア、シャンプー・コンディショナー・スクラブクレンジングなどのヘアケアに加え、ルームフレグランスや香り玉、各種プレゼントボックスと、かなりの数のアイテムを販売しています。

かわいらしい香り玉は、お部屋のインテリアにしても。
人気のボタニカルソープは模様や香り、効能ごとに選べて、ついつい買い込んでしまいそう。
小さいキューブサイズのボタニカルソープは特に可愛らしく、2個セットにしていくつも買っていくお客様も見かけます。
「ボタニカルキューブソープは、お土産や贈り物にちょうど良いサイズ感で人気があります。また、ボタニカルソープを買って気に入ってくださったお客様が、化粧水やボディクリームも揃えたいとリピートしてくださることも多いです」と土井山さん。
国際通りという立地柄、訪れるお客様は観光客がほとんどながら、地元客もじわじわ増えてきており、認知度の高まりに手応えを感じている様子です。
「私の一押しは『琉球のホワイトマリンクレイ』という洗顔石鹸です。沖縄では昔からクチャ(泥)を美容ケアに使っていて、マリンクレイという沖縄海底の泥は中でもミネラル成分が豊富なんです。吸着性がありますから、毛穴の汚れをとり、お肌本来の美しさを引き出してくれます」
ベルガモット、トロピカルローズ、プルメリア&リリー、ピンクグレープフルーツなど7種類の香りがあり、季節限定の香りも楽しめます。
「スペシャルケアとしてのパックだけでなく毎日の洗顔にも使えます。使い続けると、よりしっとり感が実感できると思いますよ」


首里石鹸のブランドコンセプトは「香りひろがる、記憶よみがえる」。
緒方社長の 「みなさんが地元に帰った時に、首里石鹸の香りで沖縄を思い出してもらいたい」という思いが込められています。
原料から配合、香りや色にと、とことん沖縄を追求しました。
「石鹸を使ったとき広がる香りから、沖縄の青い空や海、花や風景の思い出がパッと思い浮かぶ。沖縄にいる気分になれるとお客様から好評です」と、笑顔で話す土井山さん。
「今は新型コロナウイルスの影響で沖縄にもなかなか遊びに来られない状況ですが、沖縄を感じたいとオンラインで購入される方もいらっしゃいます。落ち着いたら、またゆっくり沖縄に遊びに来て、首里石鹸と一緒に、沖縄の思い出を持ち帰ってください。うちの店舗にも、ぜひ遊びに来てくださいね!」
首里石鹸の各店舗ではセット商品や、オリジナルのギフト専用ボックスも用意されていて、お土産としてはもちろん、プレゼントやちょっとしたお礼に、普段のスペシャルなケアにと、いろいろ活用できます。
オンラインショップもありますが、各店舗ごとの限定ボタニカルソープなど、お店でしか買えない商品もあるため、沖縄に来たらぜひ立ち寄ってみてください。

(取材:2021年9月)
住所: 沖縄県那覇市松尾2丁目8-16
電話番号: 0800-000-3777
営業時間: 10:00~21:30
定休日: なし
駐車場: なし
店舗詳細URL: https://www.suisavon.jp/