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道の駅いとまん

那覇空港から車で約20分、国道331号線を南下すると見えてくるのは「糸満市」。

沖縄本島最南端に位置する糸満市は漁業が盛んな地区として有名で、別名「海人(ウミンチュ※沖縄方言で漁師)のまち」とも呼ばれています。

勇ましい海人の祭り「糸満ハーレー」や、五穀豊穣を祈願する「糸満大綱引」など、旧暦の文化に重きを置く糸満市は、沖縄の中でも特にゆったりとした時間が流れています。

日本で唯一の戦跡国定公園(平和記念公園)があるのも、ここ糸満市です。

そんな糸満市にあるおススメのドライブスポットが「道の駅いとまん」。

9000坪もある県内最大の敷地内には、糸満市の新鮮な農産物や海産物、ここでしか手には入らない工芸品や民芸品など、糸満市の全てが詰まっています。

沖縄観光する上で、ぜひ立ち寄って頂きたい施設の一つです。

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目次

1.「道の駅いとまん」ができるまで

道の駅いとまん

道の駅いとまんは5つの施設で構成されています。

「道の駅いとまん 情報館」、「糸満市物産センター 遊・食・来(ゆくら)」、「JAファーマーズマーケットいとまん うまんちゅ市場」、「糸満漁業協同組合 お魚センター」、「障害者就労支援施設イノー」です。

始まりは平成14年にオープンした「ファーマーズマーケットいとまん(農産物直売所)」です。

農協の直売所としてオープンするとみるみるお客で賑わいだした事から、ここを道の駅にしようと糸満市が考案、平成17年に南部国道事務局へ「道の駅」設置要請をしました。

「道の駅いとまん」として登録証が交付されたのは、そこから4年後の平成21年です。

道の駅いとまん

お話を伺ったのは、道の駅いとまんの運営を委託管理している、一般社団法人糸満市観光協会の事務局長、玉城(たましろ)さんです。

―「設置要請から道の駅ができるまで4年もかかりましたね」

玉城さん「ここが一番苦労しました。4年も時間がかかったのはですね、実は近くに別の道の駅さん(道の駅「豊崎」)があった事や色々重なる事がありまして…。その近くの道の駅さんとは距離で言うと4キロ程しか離れてないんですよ。」

―「近くに道の駅があっても、申請基準をクリアしていれば設置は行われるのではないのですか?」

玉城さん「実は10キロと言う問題(道の駅の設置間隔はおおむね10キロ以上とされている)があります。近距離に別の道の駅がある場合は、すぐに国が施設の設置や整備に取り組む事ができないケースがあります。その道の駅さんは国が整備しておりましたので、糸満もすぐに対応すると言う訳にはいかなかったんですね。」

―「時間かかりましたね・・・」

玉城さん「そうなんですよ。通常は道の駅の計画を立てて進めますからね。経過で言うと平成20年9月に「お魚センター」、翌年の平成21年には物産センターの「遊・食・来(ゆくら)」と「障がい者就労支援施設イノー」がオープンし、同年9月にやっと「道の駅いとまん」がグランドオープンしました。申請からオープンまで長かったです。ちなみに「情報館」がオープンしたのは平成27年とグランドオープンからさらに6年もかかりました(汗)。」

―「日本最南端の道の駅誕生ですね」

玉城さん「とてもありがたい事に、今では年間約300万人のお客様に訪れて頂いてます。平成30年にはレジ通過1000万人も達成しており、売上は年間約25億円です。」

―「そんな事まで発表していいんですか(汗)」

道の駅いとまん

玉城さん「大丈夫です(笑)、一般公開してる情報ですから。」

―「これから訪れる皆様に一言お願いします。」

玉城さん「独特の文化や豊かな自然に恵まれた海人(ウミンチュ)のまち糸満市には、多くの観光スポットや美味しい食べ物が豊富にあります。「道の駅いとまん」はそんな糸満市の良さをまるごと楽しめますので、どうぞごゆっくりとお食事やお買い物を楽しんで下さい。」

沖縄県内最大級の規模を誇る「道の駅いとまん」。

連日多くの地元客や観光客で賑わいを見せる道の駅を、今回は3つのポイントに絞り徹底深掘りしてみました。

2.糸満市や南部の様々な情報を常に発信し続ける、「道の駅いとまん 情報館」

道の駅いとまん

道の駅内に建設された「情報館」は糸満市の玄関口とも言われており、平成27年の4月1日にオープンしました。

情報館は貯水槽や発電機が設置されており、防災施設としての機能も有しています。

タッチパネルやモニターから、道路交通規制情報や糸満市や南部の気象情報など、観光案内だけでなく様々な情報提供が行われています。

道の駅いとまん

道の駅の機能は大きく分けて「休憩施設」「地域連携」「情報発信」の3つとされていますが、「道の駅いとまん」は情報発信にも特に力を入れており、施設管理組合は「観光振興拠点施設の利便性を向上させ、来場者数をどんどん増やして地域活性化を狙っていきたい」と意気込んでいます。

また運営を委託されている糸満市観光協会も、情報館内にあります。

道の駅記念スタンプに、沖縄県ではここでしか手には入らない「道の駅きっぷ」などもご用意♪

沖縄本島南部を観光するならまずはココ!是非活用してみてはいかがでしょうか。

3.特産品や美味いがギュ〜っとつまった糸満市物産センター「遊・食・来(ゆくら)」

道の駅いとまん

遊びに、食べに、めんそ〜れ(いらっしゃい、おいでなさい)♪

糸満市の物産やお土産品が揃う物産センター「遊・食・来(ゆくら)」。

約2000点の品揃えを誇る特産品コーナーや、沖縄料理や海鮮料理、ご当地フードやスイーツまで楽しめるフードコートやレストランが併設されており、家族みんなで楽しめる事間違いなし!

道の駅いとまん
道の駅いとまん

地元糸満市の商品をはじめ、お菓子や工芸品、民芸品、かりゆしウェアまで選んで楽しい商品ばかり!

贈り物にはもちろん自分用にも是非買っちゃおう♪

通信販売も行っているんだとか!

道の駅いとまん

道の駅いとまんでしか手には入らない特産品「万能だれ」は名前通り何にでも合う!

糸満市が誇る人参「美らキャロット」が入っておりとっても美味しい♪

道の駅いとまん

そしてなんと沖縄で手に入るのはここだけ!姉妹都市「宮崎県都農(つの)町」の特産品も販売しております。繋がりのきっかけは、沖縄戦時の戦禍を避けて、糸満市から都農町へ市民が集団疎開しお世話になった事が縁となり、平成5年12月1日に姉妹都市提携を結んでからの交流となっています。

道の駅いとまん

全長50センチもある「しかまさんど」はトンカツ、ハンバーグ、ポーク卵、かまぼこの4つの具材がサンド!まさに「しかまさんど〜!(※沖縄方言で“びっくりした〜!”)」

道の駅いとまん
道の駅いとまん

約90席もある広いフードコートスペースではゆっくりとお食事を楽しめます。

特色ある店舗が勢揃いしており、その日の気分に合わせて様々な料理をチョイス♪

A5ランクの霜降りリブロースや、県特産のあぐー豚厚切りロースが堪能できるレストランも注目です。

施設名通り、たくさんの方々が「遊びに、食べに、来てくださる」のが、ここ「遊・食・来」なのです。

4.「JAファーマーズマーケットいとまん うまんちゅ市場」

道の駅いとまん

「安心・安全・新鮮」がモットーの「うまんちゅ市場」は、いつも買い物客で賑わっています。

道の駅いとまん

なんとお買い物客だけで年間80万人も訪れるのだとか。

うまんちゅ市場へ搬入する農家さんの数はなんと1000名以上!

スーパーでは手には入らないコアな野菜だけを求めて訪れる地元のお客様もいるんだとか。

道の駅いとまん
道の駅いとまん

糸満を代表する人参「美らキャロット」をはじめ、マンゴーやパッションフルーツ、ドラゴンフルーツなど農産物が豊富に揃う。「ハンダマ」や「フダンソウ」と言った沖縄伝統野菜も取り扱う。皆さん、この名前聞いた事ありますか〜?

陳列する農産物を見ると値段の安さにビックリします!

商品には生産者の名前が記載されており、同じ農産物でも生産者によって味や質が違うのもまた魅力の一つ。

かなりファンが付いている農家さんもいるんですって〜♪

道の駅いとまん
道の駅いとまん

商品の値段を決める農家さん。うまんちゅ市場より販売状況が随時入るので、農家さんはその都度値段を調整してるんですって。

5.糸満漁協直売所「糸満漁業協同組合 お魚センター」

道の駅いとまん

そして何と言っても外せないのがここ、海人(ウミンチュ)のまち糸満市と言えば糸満漁協直売所「糸満漁業協同組合 お魚センター」です。

道の駅いとまんがグランドオープンする前までは、西側の区画外にお魚センターはあったとの事で、平成20年の9月27日に道の駅いとまんの区画内に改めてオープンしました。

今では地元、観光客問わず外国人観光客にまで大人気のスポットです。何と年間50万人もの買い物客が訪れるとの事ですよ〜。

道の駅いとまん

10店舗以上が並ぶお魚センター内では新鮮な魚介類がズラリ!

特徴は海産物が切り身になっていて、購入するとその場ですぐに食べる事ができます。

色んな海産物をちょっとづつ味わう「屋台感覚」で楽しむのもいいかも♪

外には屋根が付いたイベント広場アーケードもあるので、雨の日でも安心してお食事を楽しめます。

道の駅いとまん

鮮度抜群の魚介類をお値打ち価格で食べられる事もあり、施設内は常に賑わっています。

特に「海ぶどう」や「アーサ」は県内1安いんじゃないかと思う程激安です。

ついつい買いすぎちゃうお客様もちらほら(笑)。

道の駅いとまん
道の駅いとまん

ウニにイクラにマグロに伊勢海老、新鮮魚介を自宅で調理するもよし、ビュッフェスタイルでその場で楽しむもよし、楽しみ方は無限大です。

「道の駅いとまん」には紹介しきれない程の魅力が、まだまだたくさん詰まっているのです。

皆さん、次の予定はもう決まりましたね?

道の駅いとまん

糸満を丸ごと楽しめる日本最南端の「道の駅いとまん」、いかがでしたでしょうか。

まだまだ紹介しきれない「楽しさ」が盛りだくさんですので、残りは皆さんで直接体験してみて下さいね♪

道の駅いとまんにめんそ〜れ〜。

Photo&text:松本 圭樹

(取材:2020年3月)

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住所: 沖縄県糸満市西崎町4丁目20-4

電話番号: 098-840-3100

営業時間: 9:00〜19:00※各施設営業時間が異なります。

駐車場: あり 普通乗用車392台(内身障者用15台) 大型自動車10台

その他: ※平日は満車の恐れがございます。またデマンドバスもございます、是非予約、ご利用下さい。

店舗詳細URL: https://www.itoman-okinawa.jp/
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