2021年11月01日
長浜ビーチ|晴れた日には、水平線に伊平屋島や伊是名島を望む、本島北部屈指の天然ビーチ
沖縄本島の北部、長浜ビーチのある今帰仁村(なきじんそん)は今も手つかずの自然や昔ながらの沖縄の原風景が残る場所。
今帰仁城跡や古宇利島などが人気の観光地として知られています。
那覇空港から車で約1時間30分、行くのは少し大変ですが、そのぶん美しい海が待っています。
1. 今帰仁村に点在する天然ビーチの代表格
今帰仁村の海岸沿いには天然ビーチがいくつもあり、中でも名が知られているのが長浜ビーチです。
写真の場所は国道505号線から諸志(しょし)地区の小さな集落を抜けたところ。
この先へ進むとビーチに出ます。
「あれ、思っていたよりも小さい?」と感じるかもしれませんが、ここは地元で「降り口」と呼ばれる場所で、長浜ビーチは右の岩を曲がったところにあります。
大人の腰の高さくらいある岩と波打ち際の間を通り抜けることになるので、サンダルなど濡れても大丈夫な靴を履いていきましょう。
すると遮るもののない大きな青い空と海に白い砂浜、天国のような眺めが広がっています。
開発の手がほとんど入っておらず、観光地化されていない穴場のビーチ。
人も比較的少なく静かでプライベートビーチ気分が味わえます。
約300メートル続く白い砂浜。
きめ細かな砂はとてもさらさらで足を心地よく包みます。
遠浅の海で急に深くなることはないので子どもたちも安心して遊べますよ。
何といっても透明度の高さが抜群!
離島のビーチに来たのかと思うほどです。
公共の海水浴場ではないため、監視員やクラゲ防止ネットは設置されていませんので遊泳の際は十分に気をつけてくださいね。
またトイレやシャワー、更衣室といった施設もありませんのであらかじめ準備しておきましょう。
2. 亜熱帯の自然がつくり出した、沖縄ならではの美しい景観をのんびり楽しもう
ビーチの端にある巨岩。
休憩できるようベンチが設置されています。
長浜ビーチには木陰がほとんどなく、地元の人はこうした岩陰にレジャーシートを敷いて過ごしていました。
海岸沿いにはソテツやアダン、モクマオウなどの亜熱帯の植物が生い茂っています。
海だけでなく、緑にも恵まれ、沖縄の自然を満喫できる長浜ビーチ。
静かに響く波の音と、心地よい潮風が忙しい日常をきっと忘れさせてくれるはずです。
Photo&text: 金城絵里子
(取材:2021年8月)
※管理外ビーチには、クラゲ防止ネットやライフセーバーの常駐もなく、遊泳には最新の注意が必要です。
また潮の満ち引きにより水位が変化し、沖への強い流れが発生する場合もあります。
浮力体(ライフジャケット・ウェットスーツ)を必着の上、一人ではなく何人かのグループで、お互いを確認しつつ遊んでください。
長浜ビーチ
- 住所
- 沖縄県国頭郡今帰仁村与那嶺
- 電話番号
- 0980-56-1057(今帰仁村観光協会)
- 定休日
- 遊泳期間:通年
- その他
- クラゲ防止ネットやトイレやシャワーなどの設備はありません。