「これを食べずには帰れない」という沖縄グルメはありますか?
沖縄そばにハンバーガー、ステーキ、海ぶどう…
そして外せないのが、やはりタコスとタコライスではないでしょうか。
1.気軽に立ち寄れるキッチンカー

今回ご紹介するのは、沖縄県内をキッチンカー(移動販売者)でまわりながらタコス・タコライスを販売する「ドコデモタコス」です。
ドコデモタコスのスタートは、テイクアウト需要が高まったコロナ禍の夏でした。
タコスの発祥地はメキシコですが、本場のものは皮(トルティーヤ)がラップサンドのように柔らかく、また、アメリカのタコスはトルティーヤを油で揚げたハードタイプのものが一般的。

ドコデモタコスのタコスは、メキシコタイプとアメリカタイプの良いとこ取りです。

「1年かけて、県内にあるほぼ全ての店のタコスは食べました」と話す店主の兼村 広大(かねむら こうだい)さんは、大のタコス好き。
何度も試作を重ね、自分好みのレシピを完成させました。
「皮がパリパリとしたアメリカのタコスも美味しいんですけど、食べている途中で崩れやすくて…。ドコデモタコスでは、食べやすい“沖縄タコス”を提供することにしました」
2.シンプル・イズ・ベストだから食べ飽きない

「101回以上試作をしました」というタコスミートのスパイスは、クミンやブラックペッパー、コリアンダーなど10種類以上のスパイスを配合。
ひき肉独特の臭みを消し、旨みを引き立てます。

最もベーシックな「タコス」は1ピースからオーダー可。
注文が入ってから揚げるので、いつでもパリッと食感の良いタコスが味わえます。

具材はタコスミート、チーズ、レタス、トマトと食べ飽きないシンプルさ。
自家製のピリ辛サルサソースがより食欲をそそります。
3.変わり種&グルテンフリー実践中でも大丈夫!

辛いものが好きな方は、酢漬けにしたハラペーニョがトッピングされている「ハラペーニョタコス」、ちょっとこってり系が気になる方には「炙りマヨタコス」、変わりダネに挑戦したい方には「タコスピーマン」がおすすめ。
トルティーヤの代わりにピーマンを使用したタコスピーマンは、炭水化物・グルテンフリーダイエット実践中の方からも好評だそうです。

ごはん派の方はタコライスを。
沖縄県内にはタコス・タコライス専門店がたくさんあるので、食べ比べしてみるのも面白いかもしれませんね。

ドコデモタコスの出店場所は、インスタグラムでご確認を。
Photo &text:舘 幸子
(取材:2023年3月)

