TIMELESS CHOCOLATE(タイムレス チョコレート)|北谷町・沖縄

北谷町(ちゃたんちょう)・宮城海岸からほど近いカフェから漂う甘いチョコレートの香りに誘われて。

沖縄初のBean to Barチョコレート専門店「TIMELESS CHOCOLATE(タイムレスチョコレート)」へ訪れました。

目次

1.カカオ×黒糖のコラボレート。沖縄発のチョコレート専門店

2014年に沖縄初の“Bean to Bar”スタイルのチョコレート専門店としてオープンし、2023年で10年目を迎えた「TIMELESS CHOCOLATE」。

長らく美浜アメリカンビレッジに店舗を構えていましたが、2021年に宮城海岸そばの路面店にリニューアル移転。

店内には工房を併設し、沖縄ならではのオリジナルのチョコレートを毎日手づくりしています。

写真提供:TIMELESS CHOCOLATE

「TIMELESS CHOCOLATE」のチョコレート最大の特徴は、原材料がカカオ豆とサトウキビの二つだけということ。

世界中から厳選したカカオ豆を自家焙煎し、沖縄のサトウキビと掛け合わせることで独自の商品を開発しています。

カカオ豆はコーヒーやワインと同様、産地によって風味や酸味、香ばしさなど味わいが異なります。

南国・沖縄で育ったサトウキビから作られる黒糖も、多良間島や伊平屋島など島ごとに個性があり、香りや食感にそれぞれの特徴が現れます。

「TIMELESS CHOCOLATE」のチョコレートはカカオ豆×黒糖の掛け合わせにこだわり抜き、添加物は一切不使用。

素材を足すのではなく引き算することで、シンプルに素材そのものの良さを引き出すという製法を一貫しています。

“Bean to Bar”とは、カカオ豆(Bean)からチョコレート(Bar)になるまでの全工程を自社工房で行う、チョコレートの製造方法のこと。

店内の工房で、毎日丁寧に手づくりしています。

工房はオープンなガラス張りなので、カフェから製造風景を見ることができるのもお楽しみのひとつです。

看板商品の「シングルオリジンチョコレート」。

中でも伊平屋島の伝統的な純黒糖と合わせて石臼挽きにした「インドネシア72%」は、2020年に「沖縄県知事賞」を受賞した逸品です。

香ばしいローストナッツ感と、島のバナナのような芳醇な香りが鼻を抜け、市販の板チョコとは全く異なる奥深い味わいに驚くことでしょう。

洗練された店内には、カカオグラノーラやスプリンクル(カカオのふりかけ)をはじめ、生黒糖ボンボンやテリーヌといった洋菓子まで、カカオと黒糖から生まれたオリジナル商品が豊富に揃います。

[カカオニブ/ガーナ ¥770、インドネシア ¥850(共に税込)]

自家焙煎したカカオニブはそのままポリポリといただいても良し、ヨーグルトなどのトッピングにしても良しの万能選手。

サラダやチーズ、お肉料理との相性も◎です。

店内ではチョコレートの試食が可能。

原料は同じでも、産地と配合のバランスによって驚くほど味わいが異なります。

テイスティングして、あなたのお気に入りを見つけてみてください。

ラテアートのチャンピオンに輝いた店長をはじめ、明るく気さくなスタッフさん達が丁寧に説明してくれますよ。

2.世界でも希少なカカオ果肉のショットが味わえるカフェ

[左:チョコレートドリンク(R) ¥650/右:カカオフルーツスムージー ¥850(共に税込)]

チョコ好きにはたまらないチョコレートドリンクは、やさしい甘さの中にカカオの芳香な香りと苦味がほんのり効いていて、ゴクゴクいけちゃう美味しさです。

フレッシュなカカオフルーツのスムージーは、カカオの果肉と甘いココナッツミルクベースにシークワーサーの隠し味でさっぱりと飲みやすく、南国・沖縄にピッタリ!

沖縄産ドラゴンフルーツ(ピタヤ)ソースとのコントラストが美しく、思わず写真に収めたくなるドリンクです。

[カカオ果肉のソルベ&ダブルチョコチップ ¥650(税込)]

TIMELESSでしか味わえない、チョコレートやカカオフルーツを贅沢に使用したアイスクリームは、豊見城エリアで人気のアイスクリーム専門店「UD ICE CREAM」とのコラボ商品。

4種のフレーバーから2種を選べます。

カカオ果肉のソルベ&ダブルチョコチップのW盛りは、さっぱりフレッシュな甘さと濃厚なチョコレート感を両方味わえる、間違いない組み合わせです。

[カカオフルーツショット ¥500(税込)]

こちらはブラジル産の無添加カカオ果肉100%をそのまま楽しめるという、なんともレアな商品。

TIMELESSのカフェでは、この世界でも希少な逸品を味わうことができちゃいます!

ライチやマンゴスチンのような爽やかな甘さとトロっとした食感が特徴で、カカオ本来の旨味を堪能できます。

カカオといったらチョコレートの原料となるカカオ豆のイメージが一般的ですが、元々はフルーツ。

フレッシュな果肉に包まれた種の部分を発酵させることでカカオ豆になります。

発酵させることで旨味が出て、産地によって味わいが違うのが特徴です。

カフェの奥には開放的なイートインスペースも完備。

もちろんテイクアウトもOKです。

3.バリスタならではの着眼点で黒糖の可能性を発信

「沖縄ならではのチョコレートを島から発信していきたい」と語るオーナーの林 正幸さん。

林さんは横浜出身で、海外20ヵ国をバックパッカーで渡り歩き、コーヒーの街・オーストラリアのメルボルンでコーヒーの修行を積み、バリスタの資格を取得。

黒糖の可能性に魅了され、10年前に5万円を握りしめて沖縄にたどり着いたという逸材です。

昔は薬局でしか売られていなかったという、身体にやさしいスーパーフード・カカオ。

沖縄では古くから“ぬちぐすい”と親しまれ、ミネラル豊富なサトウキビ。

その二つが掛け合わさることで生まれるマリアージュ。

カカオ豆を発酵・乾燥させ、焙煎して砕いて、練ってペースト状にしたものに砂糖を加えてできあがる「チョコレート」。

同じく生豆を焙煎して作る「コーヒー」の製造工程に共通点を見出だした、バリスタ・林さんならではの着眼点によって「TIMELESS CHOCOLATE」は生まれました。

「黒糖の素晴らしさを、世界中の人々にもっと知ってほしい」と話す林さん。

沖縄県内でサトウキビの指定農園を立ち上げ、自らカカオ栽培にも挑戦し、瑞穂酒造、宗像堂といった県内企業と独自の商品開発を重ね、黒糖の魅力を精力的に発信しています。

カカオの芳醇な香りに包まれたカフェは、なんとも心地のよい空間。

外国人のお客さんにも大人気で、どことなくアメリカ西海岸を彷彿とさせる店内は、いつも明るい活気で満ちあふれています。

林さんの想いが込められた、ここでしか味わえないオンリーワンのチョコレート。

至福のチョコレートタイムを体感しに訪れてみてください。

Text:花城 綾子

Photo:松本 佳恵

(取材:2023年9月)

住所: 沖縄県中頭郡北谷町宮城3-223

電話番号: 098-923-2880

営業時間: 9:00~18:00(L.O. 17:00)

定休日: 不定休

駐車場: なし

座席: 約30席(店内・テラス席)

喫煙: 全席禁煙

店舗詳細URL: timelesschocolate.com

航空券+チケット+レンタカー付きプランを検索

航空券条件
出発地を選択
到着地を選択
旅行期間
宿泊条件
1宿目の宿泊地キーワード

2宿目以降の宿泊地はカートにて追加可能です。

旅行人数
大人2名 お子様0名 1室
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次