“幸せは朝で決まる”そうです。
例えば嫌な夢を見て目覚めると、その後も何となく嫌な気持ちを引きずってしまうことってありますよね?その日がどんな1日になるかは、朝“ポジティブになる時間”を作ることがキーポイント。
早起きしてヨガをしたり、読書をしたり、植物に水をあげたり、丁寧にコーヒーを淹れたり…。
今回は、起きるのが楽しみになる美味しいパンをご紹介します。
1. 70種類のパンが充実!客足の途絶えない人気店

2000年に世界遺産登録をされた識名園(しきなえん)の近くにお店を構える「いまいパン」は、開店から閉店まで客足が途絶えない人気のパン屋さん。

2012年のオープン以来、地元の人たちから愛され続けている一軒です。
店内には食パンやバゲット、カレーパン、フレンチトーストなどの定番からアイデアパンまで、70種類ほどのパンがずらり。
2.沖縄素材を使用したこだわりのパン

人気No.1はフランス産ゲランドの塩をのせた「塩パン」。
表面はカリッ、サクッ。そして中はふんわり。
芳醇で香ばしいバターの香りが豊かに広がります。

常連さん人気No.2は、デニッシュ生地のパンに季節の県産野菜を挟んだ「B.L.Tサクサクデニッシュサンド」。
“地域に根差したパン屋さん”を目指している「いまいパン」では、「玉城牧場」のEM牛乳や繁多川にある「長堂豆腐店」の豆乳・豆腐、糸満で平飼い養鶏を営む「園芸ファームなかむら」の卵、沖縄県産小麦「島麦かなさん」、国頭村で栽培されているカラキ(沖縄ニッケイ)など、県産食材を積極的に活用しています。


例えば、伊江島産のラム酒を使った「カヌレ・ド・ボルドー」や、1978年創業の和菓子店「春風堂」の大福を丸ごと包んだ「春風堂大福パン」。

「いまいパン」では、イタリア・シチリアの伝統菓子「カンノーリ」にも一工夫。
揚げた筒状の生地の中に、沖縄でチーズ作りに励むジョン・デイビスさんのリコッタチーズとクリームをたっぷりと詰め込みました。
店内には、その他にも目移り必須のパンやスイーツが所狭しと並んでいます。
3.ひたむきにパンと向き合うパン好き店主

達人・超人たちが、チャンピオンの座を懸けて戦いを繰り広げる競技型バラエティ番組「TVチャンピオン」を見たことがきっかけで、パン職人の道に進んだ店主の今井陽介さんは、今後パン教室の開催や新店舗“パンとコーヒーのお店”や、全国の小麦粉を使ったこだわりのパン屋さんの立ち上げを計画中。

ワクワクを届けてくれる「いまいパン」、そして勢いが止まらないアイデアマン今井さんの活躍に注目です。
沖縄旅行中の朝ごはん、ドライブのお供、ランチ、間食に、ぜひ「いまいパン」のパンを味わってみてください。
Photo&text:舘幸子
(取材:2022年4月)