宮古島市街地の近くで、ご夫婦で営まれるパン屋さん。
白の建物に黄色の扉が目印のお店はレトロな雰囲気で、とってもオシャレな外観です。
オープン前から並ぶと有名なお店ですが、取材日もやはりモジャのパン屋さん恒例の行列!
パンは全て手作りで、数には限りがあるためご注意を!
1.地元で愛されるほっこりパン屋さん

お店を始めてから10年。
観光客だけでなく、地元の方からも愛されているモジャのパン屋。
やさしくて、どこか懐かしい味わいがするパンが評判のパン屋さんとして有名ですが、切り盛りされているご夫婦のおもてなしから、その優しさが伝わってきます。
ご主人いわく、食べた人の記憶に残り続けるような、何年経っても変わらないお店作りを心がけているそうです。
2.愛情たっぷり手ごねパン

パンの種類は、シンプルなまるぱん、ごまぱん、ぶどうぱん、くるみぱん、ちょこぱん、あんぱん、の全部で6種類。
美味しさの秘訣は、良質で体に良い素材だけを使ったパン作り!
ここからもやさしさが伝わってきます。
ずっしりとまん丸なフォルムが特徴のパンは、重量感がすごい!
外はカリカリ、中はもちふわなパンはどこか懐かしく、何度も食べたくなるような飽きのこない味。
生地づくりから焼き上がりまでに2時間かかり、毎日朝早くから準備が始まるそうです。
皆さんに提供するために奥さまが接客、ご主人がパン作りと、ご夫婦の愛情がたっぷり詰まった手ごねパンなのです。

ご主人が作るパンは、な、なんと!すべて独学で学んだものだそうです。
そのため決まったレシピはなく、美味しさを求めて完成したのがまん丸パンでした。
3.こだわりの自家焙煎で贅沢なひと時

モジャのパン屋さんでは、コーヒーにもこだわりを持っていて、自家焙煎で作られています。
苦味は控えめで飲みやすく、優しい味が特徴です。
パンと一緒に飲むコーヒーとして、美味しいこと間違いなし!
ご主人いわくコーヒーづくりは、日々研究して美味しさを求めているそうです。
「現状に満足して美味しいと思っていると、いいものはつくれない」ご主人の口からこぼれた言葉はモジャのパンさんの人気の秘訣を物語っていると感じました。
これからも、変わらず美味しいパンを作り続けたいと語るご主人。
ずっと前に来たお客様がいつ来てもがっかりされないよう、日々美味しさを求めて研鑽する毎日です。

Photo&Text:丹羽 達海
(取材:2023年8月)
住所: 沖縄県宮古島市平良東仲宗根20
営業時間: 火~金10:00~14:00頃/土曜、祝日10:00~12時頃
定休日: 日曜・月曜
駐車場: なし

