石垣島から船に乗って渡る西表島。
白浜という、海と山に囲まれたとてものどかな集落にあるのがナナシカフェです。
1.ベトナムごはんと、島のフルーツをつかったスイーツ

扉を開けると、ビビッドな空間が広がり、どこか突然別の場所にきてしまったかのよう。
心地いい音楽が流れるナナシカフェは、ベトナム料理と島のフルーツをつかったスイーツがいただけるお店です。

平たい米粉麺の汁物の「フォー」は、鶏肉ベースのスープ。
優しい味わいながら、しっかりとオリエンタルな香りがする一品です。
出汁がしっかりと効いておいしく、スープまで飲み干してしまいました。
他にも、ベトナム版のお好み焼きのようなバインセオやベトナム風サンドイッチのバインミー、細麺のピリ辛トマトブンなどがあり、日替わりのおすすめごはんと、日替わりスイーツもあります。

こちらは「マンゴーのチェー」。
マンゴーとココナッツミルクとクラッシュアイスの冷たいデザートで、目の覚めるようなフレッシュなおいしさです。
店主の旦那さんがマンゴーとパイナップルの農園を営んでいて、新鮮なフルーツをつかっています。
スイーツは他にも、緑豆と白玉のチェー、台湾のデザートの豆花など、ドリンクはベトナムコーヒーやハーブティー、ベトナムスタイルのスムージーなど豊富なメニューがそろいます。

農園のマンゴーとパインでジャムも作り、お店で販売しています。

店主の江袋 由賀さんは北海道出身で、札幌のベトナム料理店で働いていて、ベトナム料理が好きになったのだそう。
その後、旅行できたまま住み着いてしまった西表島で、ここでベトナム料理を食べたらおいしいだろうなと、お店を開いたのだといいます。
2.店主が気ままに営業するカフェ
本棚にはたくさんの本が並び、気になるものを読みながらのんびりと過ごしたいカフェです。

島の作家さんたちのウッドクラフトややきもの、Tシャツ、絵本などたくさんの島のいいものも販売しています。

江袋さんは、自分の好きなものだけをメニューにしているといいます。
マイペースにお店を営む江袋さんの雰囲気が好きで、たくさんの人が集まってくるのが伝わってきます。
西表島の気候にも合う絶品のベトナムごはんを、ナナシカフェでぜひ味わってみてください。
外席もあり、目の前の海や山を眺めながらのんびりするのもおすすめです。
Photo & Text:笹本 真純
(取材:2024年3月)
住所: 沖縄県八重山郡竹富町西表1499-54
電話番号: 090-6898-0352
営業時間: 13:00頃~16:30(L.O.16:00)
定休日: 日曜、月曜
駐車場: あり
店舗詳細URL: https://www.instagram.com/nanasicaphe/?hl=ja
