沖縄本島中部の北谷町(ちゃたんちょう)。
県内屈指のビーチリゾートタウンであり、米軍基地が近い土地がら外国人も多く住む異国情緒溢れるエリアでもあります。
そんな町の一角に佇むのが、アメリカのB級グルメの代表ともいえるブリトーの専門店「Rollup Burrito」。
お店の雰囲気も料理も、完全にアメリカ仕様。
沖縄にいながらアメリカ旅行気分に浸れるという、ある意味沖縄らしさ満点のお店をご紹介します。
1.まるでアメリカのダイナー!異国情緒たっぷりの店構え

お店の場所は、北谷町の宮城海岸沿い。
高い防波堤があるためお店から直接海は見られないものの、ダイビングやサーフィンの名所でもあるここはダイバーやサーファーが常に行き交い、また繁華街から少し離れているため、ビーチタウンらしいのんびりとした空気に満ちています。
そんなゆったりとした町のはずれにぽつんと佇むこのお店。
強い日差しに負けないぐらい鮮やかなオレンジ色の外観が目印です。
アメリカの古き良きダイナーのような姿もフォトジェニック。

店内も、期待を裏切らずアメリカンな雰囲気たっぷり。
シンプルなカウンターの上に掲げられたメニューは、すべて英語表記。

日本語表記がないので、注文するのに少しひるみそうになりますが、ご心配なく。
もちろん日本語メニューも用意されています。
とはいえ英語表記のメニューが目立つことからも、いかに多くの外国人がこちらを訪れているるかが伺えます。
2.自分好みにカスタマイズできるブリトー

ブリトーとは、トルティーヤで肉や野菜、ライスを包んだメキシコ料理で、アメリカではハンバーガーのように手軽に食べられる定番のファストフード。
具材は決まったものがなく、自由自在にカスタマイズOK。
リピーターの多くは、自分好みの具材を包んだ「マイブリトー」を持っているとのことですが、初めての場合、どんなものを頼めばいいかわかりませんよね?
そんなときは「レギュラーメニュー」もあるので、そこから試してみてくださいね。

レギュラーメニューのなかでも人気の一品をご紹介。
こちらは「オキナワン」といって、スパムとエッグがメインの具材です。
注文を受けてから一つずつ手作りするので、出来立てを食べられるのがうれしいですね。

さっと具材を乗せ、自家製ソースをかけ、あっという間に完成!
さすがアメリカンファストフード、スピードも大事です。

ブリトーと一緒にオリジナルドリンクはいかがでしょう?
おすすめは、フレーバーレモネード。
手作りレモネードにハイビスカスのフレーバーを入れて、沖縄らしさと爽やかさをプラス。
夏は冷たさが保たれるように氷を多めに入れ、冬は少なくするなど、細やかな気遣いも。

サイドメニューも充実しています。
こちらは「ケサディア」という、やはりトルティーヤを使った軽食。
チキンとチーズが挟まれたスナックで、お好みでソースをつけて召し上がれ。

野菜と肉にご飯と、大事な栄養素のほとんどが詰まった完全食ともいうべきブリトー。
トルティーヤのサイズは9インチと12インチから選べ、よりたっぷり食べたいなら「ボウル」というサイズにもできます。
テイクアウトして、すぐそばのビーチで海を見ながら食べるもよし、旅行中のドライブのお供にするもよし。
アメリカ文化が色濃く反映されている沖縄ならではのファストフードです。
text:仲濱 淳
Photo:白木 裕紀子
(取材:2020年10月)
住所: 沖縄県中頭郡北谷町宮城2-198
電話番号: 098-926-5068
営業時間: 9:00~21:00
定休日: なし
その他: 持ち帰り可能
店舗詳細URL: https://www.facebook.com/Rollup-Burrito-%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%97-%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%88%E3%83%BC-1550846081803320/