こちらは沖縄そばのお店ですが、他とちょっと違うのは少し茶色がかった麺を使っていること。
お店で作る麺で、麦の香りや手打ち麺特有の歯応えが堪能できるため、多くのファンを虜にしています。
1.全粒粉を使った自家製手打ち生麺が風味豊かで美味

麺のかすかな茶色の正体は全粒粉。
全粒粉とは、皮や胚芽がついたままの小麦を挽いて作った小麦粉のこと。
風味が豊かな上、食物繊維や鉄分、ビタミンB1も多く含みます。
つまりおいしくて健康にもよい素材です。
「ゆうなみ坂下店」では、全粒粉を使用して沖縄そばの麺を店で作っています。
ダシはカツオと豚がベース。バランスが絶妙で、奥深い味わいが自家製麺とよく合います。
写真は三枚肉とソーキ、軟骨ソーキの3種のお肉とかまぼこが載ったミックスそば。

こちらのお店では麺を生で提供します。油をまぶしたり、揚げたりもしません。
生麺をほんの1分くらい茹でて出すので、麺の味、香り、歯応えが存分に楽しめます。
写真は夏限定のとろろ冷やしそばで、麺のおいしさがダイレクトに味わえ、クセになりそうです。

フーチバー(よもぎ)を無料で提供しています。
温かい沖縄そばに入れると独特のよい香りが立ち上り、食欲中枢をさらに刺激します。
2.沖縄そばの全国発送が好評
地元客・観光客問わず「おいしい」という声が寄せられますが、観光のお客さんの中には「地元でも食べたい」と希望する方も多いとか。
そこで全国発送を行っています。
麺にダシ汁はもちろん、トッピングのお肉、ネギ・紅ショウガといった薬味もセットにして送ってくれます。
「贈った相手がとても喜んでくれました」という反響もあるそうです。
3.ほてった体をぜんざいでおいしくクールダウン

特に夏場、沖縄そばを食べてほてった体にぜんざいは最高のデザート。
写真は「黒蜜きなこぜんざい」で、他に抹茶やミルク、プレーンもあります。
いずれもかき氷の下には、甘く軟らかく煮られた金時豆と白玉3個が潜んでいます。

2020年8月でオープンから8年を迎えます。
そばを作っているのは2年目から勤める店長の崎山喜龍さん。

店内は広く、座敷もあるので家族連れにもピッタリ。

text: 吉田 直人
Photo:根原 奉也
(取材:2020年4月)
住所: 沖縄県那覇市松川301-15
電話番号: 098-887-5080
営業時間: 11:00~21:00
定休日: なし
駐車場: あり
座席: 60席
喫煙: 全席禁煙