まんぷく食堂

南城市大里の仲間交差点斜め向かいの「まんぷく食堂」は、メインの汁物をはじめとする50種以上のメニューがそろう大衆食堂です。

どのメニューもお手頃価格でボリューム満点。

お客さんは圧倒的に地元客で、店内と駐車場は広々！

レンタカーの人も、駐車場はあるのか、お店に入れるのか心配しなくても大丈夫。

南城市大里で地元客に人気な食堂を探している人にイチオシな食堂です。

1.駐車場も店内も広々。レンタカーの人も子供連れもOK！

まんぷく食堂があるのは、南城市大里の仲間交差点の斜め向かい。

スーパーやコンビニなどが並ぶ旧大里村の繁華街の通りです。

お店に来るときは、茶色の建物が目印。

駐車場は店舗の横と後ろに2ヶ所。

約30台停められる大きめな駐車場となっているので、レンタカーの人も安心。

お店の入り口にはスロープもあります。

店内はテーブル席とカウンター席、座敷の3ヶ所。

食堂でカウンター席があるのはなかなかレア！

座敷には子供用の椅子も。

スタッフによると、3世代で来るお客様も多いそうで、多様なお客様をお迎えできるよう配慮がされています。

2.お手頃価格で豊富なメニュー！人気なヘルシーメニューと沖縄ぜんざい

では、さっそく注文してまいりましょう。

メニューはどれもお手頃価格で、およそ50種以上のメニューが揃います。

店主の玉城 安子（たましろ やすこ）さんにオススメしてもらった「あひる汁」と「ゴーヤーチャンプルー」をオーダーしてみました。

毎日のように食べにくる人がいるという「あひる汁（1,100円）」。

一口頂きましたが、あっさり味でヘルシー。

全く臭みがなく、ブツ切りの大きな人参と大根ホクホク甘くてたまりません。

子供から年配客まで人気なメニューだそうです。

沖縄の暑さを乗り切るにはコレ！

「ゴーヤーチャンプルー600円(単品)」。

「チャンプルー」とは沖縄の方言で「ごちゃまぜ」という意味で、豆腐といろんな食材を炒めた料理。

ゴーヤーとポークや豆腐、もやし、卵がチャンプルーで炒められており、ボリューム満点。

卵が入っているので、ゴーヤーの苦味は少なくマイルドな味。

初めてゴーヤーチャンプルーを食べる人も大丈夫。

〆はやっぱりコレですよね～。

沖縄ぜんざいの「黒蜜黒糖ぜんざい(450)円」。

たっぷりのかき氷の下には柔らかく煮た大豆のぜんざいと白玉。

かき氷の上には粒黒糖。

大豆が柔らかいのは、前日から15時間ほど水につけ、圧力鍋で2～3時間じっくり炊いているから。

暑い時期が長い沖縄では、ぜひ沖縄ぜんざいで涼んで沖縄観光を楽しみましょう♪

3.汁物をメインにした理由。素早い提供のワケとは

来年創業40年という「まんぷく食堂」。

店主の玉城さんは3代目です。

初代が命名した店名は、文字通り「お客様がお腹いっぱいになるように」との思いが込められています。

店内のメニューを汁物をメインにした理由は、祖父が畜産業で牛を飼っていたとき、肉が余っているのを見て「汁物ならどの部位も美味しく料理に使えるから」と、主力商品にしたそうです。

「牛肉は安くていっぱいある。創業当時から牛汁と山羊汁はずっと人気。他のメニューはあとからどんどん追加されたもの（笑）。メニューはたくさんあるけど、（年中通して）やっぱり汁物は人気。量が多いし、腹持ちがいいからね」。

今回の取材でびっくりしたのは、オーダーから5分ほどで食事が提供されたこと。

「ランチタイムは特に、お客さんをできるだけ待たせないように早く出しているんです」。

11：30～13：00の間は店内はとても混むとの情報。

沖縄の地元客に混じりながら食べてみたい人はあえて狙ってみてもOK。

ゆったり食べたい人は、オープン時間か上記時間を狙ってと玉城さん。

昔懐かしの70～80年代邦楽BGMや民謡が流れるなか、沖縄の地元客を中心に50代以上の方が多く来店する「まんぷく食堂」。

「ウチは特別なことは何もやっていない。普通です。忙しすぎてパニくって、お客様に笑顔になれない時もありますが（笑）、美味しく提供できるよう頑張っています。女性1人でも食べに来ますから、ぜひ観光客の皆さんいらしてね」と〆てくれました。

沖縄の南城市ドライブの合間にまんぷく食堂に寄ってみてはいかがでしょうか。

ボリューミーな食堂メニューを食べて、心も体もまんぷく！

おすすめ

カウンター席の上には約20年前に沖縄NO.1の闘牛になった牛の写真があります。

実は、こちらまんぷく食堂から出た闘牛。

横綱になるのはよほどの快挙。

現在は闘牛4頭を飼っているそうです。

玄関にも闘牛大会の写真が飾られていますので、お店にきたときには、写真をみたり、闘牛の話を聞いても楽しいですよ♪

Photo&Text：小鍋 悠

（取材：2023年7月）