国際通りから少し離れた路地裏に、ひっそり佇む古民家が「あめいろ食堂」。
決して交通の便がいい場所ではないにもかかわらず、ランチタイムともなると多くの人が訪れる人気店です。
その人気の理由は、ていねいに作られた料理とコーヒー、そしてなぜか懐かしさを感じる店構えにあるようです。
1.沖縄県産の食材を中心に使用した品数豊富でヘルシーな定食

?昼時に「あめいろ食堂」を訪れる多くの人のお目当ては、日替わりの定食。
4種類前後の定食メニューは日によって変わりますが、どの料理にも沖縄の食材がたっぷり使われています。
メインのおかず、小鉢、土鍋で炊かれ五分づきのご飯まで、全てがていねいに作られていて、心がほっと和む優しさに満ちています。

?お店を切り盛りしているのは宇浦さんご夫妻。お二人が分担して一から手作りした料理は、お弁当にして持ち帰りもOK。
帰りの飛行機に持ち込んで、「空弁」として楽しむ旅行者も多いとか。
事前に予約して、機内で美味しいお弁当を味わってみてはいかがでしょう?
2.オーガニックコーヒー豆を自家焙煎

?食後にぜひ飲んでいただきたいのが、自家焙煎のコーヒーです。
オーガニックのコーヒー豆を焙煎し、注文が入る度にハンドドリップ。
店主がていねいに焙煎して淹れてくれた一杯は、後味がすっきりとして飲みやすく、こよなく優しい味わいです。

?デザートには週替わりのスイーツを。旬の素材を使った焼き菓子は、コーヒーと合わないわけがありません。
店先で販売もしているので、おやつ用に買って帰るのもおすすめです。

3.アンティークのインテリアが彩る懐かしくもおしゃれな店内

?築50年以上の古民家を改装した店内を、骨董好きである宇浦さん夫妻が集めた古道具が彩ります。
どこを切り取っても絵になる、おしゃれでありながらもどこか懐かしい空間が広がります。

ゆったりしたい人、お子様連れには2階がおすすめ。
畳敷きと板の間からなる10畳ほどの座敷席があり、足を伸ばしてくつろげます。
大きな窓から差し込む日差しも心地よく、ついうとうとしてしまいそうですね。


こったデザインが施された、アンティークのランプシェード。
さりげなく置かれた調度品にさえ店主のセンスが光ります。おしゃれでありながらも適度に肩の力が抜けていて、お料理も大げさではないけどおいしい。
近所にあったら通いたくなる、ちょうどいいお店です。
text:仲濱 淳
Photo:白木 裕紀子
(取材:2020年2月)
住所: 那覇市樋川1-3-7
電話番号: 098-911-4953
営業時間: 12:00~15:00、18:00~20:00(金土日は21:00)
定休日: 月曜・火曜
その他: 持ち帰り可能