那覇空港から国道58号(または沖縄自動車道)を50kmほど北上し、やってきたのは沖縄本島屈指のリゾート地・恩納村(おんなそん)にある「おんなの駅 なかゆくい市場」。
特産品や野菜・果物などを扱う直売所のほか、フードコートも備える産直市場です。
こちらはドライブ途中のランチやブレイクスポットとしても人気で、多くの観光客や地元客で賑わっています。
今回は注目ショップのひとつ、かき氷専門店の「琉冰(りゅうぴん)」をご案内しましょう!
1.マンゴー、パイナップルetc.沖縄育ちの季節の食材をぜいたくにON!
「おんなの駅 なかゆくい市場」の屋外フードコートにある、トロピカルムードいっぱいの「琉冰(りゅうぴん)」。
カウンターで好きなメニューをオーダーして支払いをすませ、できあがったら受け取りに行くセルフサービススタイルの冷やしもの専門店です。
琉冰の魅力はなんといっても、恩納村産や沖縄県産の食材をふんだんに使った冷たいスイーツが楽しめること。
マンゴーやパイナップル、パッションフルーツといったポピュラーな沖縄フルーツはもちろん、イチゴ(4〜5月ごろ)やドラゴンフルーツ(8〜9月ごろ)など、スタッフが直接仕入れてくる季節ごとの島の味覚がさまざまに登場します。
2.“みんなで食べる”ボリュームかき氷。メニューは豊富に15種類ほど
メニューには約15種類の「アイスマウンテン(かき氷)」のほか、スムージーやトロピカルジュース、ゼリードリンクなどもラインナップ。
アイスマウンテンのNo.1人気「トロピカルフルーツ」は、その時々のイチオシフルーツ3種類をトッピングした贅沢な一品です。
ふわふわ氷の中には隠し味のソース入り。アイスや煉乳との甘〜いコラボも楽しめて、もうホント幸せです♪
こちらはピーナツや里芋の仲間「ターンム(田芋)」をトッピングした食べ応えある定番メニュー。
アイスマウンテンはどれも2〜3人でシェアしても十分満足できるボリュームで、価格も800円〜1200円ほどと良心的なんです。
ショップ前の広場にはフードコート共用の屋根付きテーブル席があり、他のショップのメニューと合わせてかき氷を楽しんでいる人の姿も多くみられます。
ちなみにランチタイムや週末は混み合うことが多いので、時間に余裕を持って訪れるのがおすすめだそうですよ。
3.地元の農家さんと手を取り合って沖縄のかき氷ブームをけん引
琉冰がおんなの駅 なかゆくい市場にショップを立ち上げたのは、施設がオープンした2006年のこと。
「当時、恩納村で生産されていたマンゴーやパッションフルーツは知名度が低く、売れ行きが今ひとつだったそうです。そこでオーナーが売れ残りや規格外の商品を買い取って、ボリュームたっぷりのかき氷を始めたら人気を集めたそうですよ」と、テキパキと注文をさばきながら教えてくれたのは、笑顔がキュートなスタッフの大城さん。
これには農家さんももちろん大喜び! 次第に沖縄本島北部の宜野座村や東村、伊江島や宮古島などの農家さんとの繋がりもでき、イチゴやピーナツ、抹茶などの希少な県産食材も手に入るようになったといいます。
農家さんとのつながりを大切に考えるオーナーのもと、大城さんたちスタッフも機会あるごとに農家さんを訪ねて交流を深めているそう。
その思いをしっかりと受け止めて考案されるメニューには、たくさん作り手の愛情が詰まっています。
県産食材を使った冷たいスイーツは、現在、沖縄県内のさまざまなショップで人気を博していますが、琉冰はその火付け役ともいえるショップ。
青の洞窟や真栄田岬(まえだみさき)、万座毛(まんざもう)や琉球村といった観光スポットを訪れる際や、北部観光の道すがら、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
Photo&text:藤井 千加
(取材:2020年5月)
住所: 沖縄県恩納村仲泊1656-9 おんなの駅内
電話番号: 090-5932-4166
料金目安: 380円〜1900円
営業時間: 10:00~19:00(11月〜2月は ~18:00まで)
定休日: 年始1・2日休 ※年末年始は時短営業
駐車場: 共用 133台(無料)
座席: 屋外に共用テーブル席
喫煙: 喫煙所あり
その他: 12:00〜15:00ごろのランチタイム、週末は特に混み合うので時間に余裕を持って訪問ください。
店舗詳細URL: http://onnanoeki.com/