沖縄自動車道の最北端・許田(きょだ)ICを降りて車で約10分。
名護市大東(なごし・おおひがし)の小道を進むとたどり着く、名店「ひがし食堂」。
創業50周年を迎えた老舗の食堂は、看板メニューのミルクぜんざいをはじめ、食べごたえ抜群の定食メニューが充実。
店主の愛情がたっぷり込められた一品をいただきます。
1.創業50年!地元で愛され続ける名護の名物食堂

店主・儀部(ぎぶ)さんのお母さんが1973年に創業し、2023年7月にめでたく50周年を迎えたひがし食堂。
11時にオープンしてから18時の閉店まで、地元の常連さんや観光客がひっきりなしに訪れる超人気店です。
店名の由来は地名の大東(おおひがし)からきていて、「昔から通ってくれるお客さんを大切に」という想いから、創業当時の味とリーズナブルな価格設定は極力変えずに代々守り継いでいる点も人気の秘訣です。
温かみがありつつ清潔感ある店内はテーブル席とお座敷席が4つずつあり、小さなお子さん連れのファミリーも快適に過ごせます。

壁にズラリと並んだメニューは、定番の沖縄そばに食欲をそそる定食のラインナップ、ぜんざいやかき氷といった冷やしものまで全45種。
どれにしようか迷ってしまいます。
各テーブルに置かれたメニュー表には人気メニューBEST5も記載されているので、ぜひご参考に。

店主の儀部さんが熟練の手さばきでおいしい料理を次々につくり上げます。
お客様を何よりも大切にされていて、提供する食事一つ一つに愛情が込められています。
2.人気No.1のトーフちゃんぷるー&沖縄風ちゃんぽん

豆腐にポーク、レタスや小松菜など具だくさんのトーフちゃんぷるー。
味が染みた豆腐にシャキシャキ野菜は、ほんのりお味噌が効いたやさしい味わいでご飯が進みます。
旨味があるお豆腐は、名護の「棚原豆腐店」の島豆腐を使用しています。
創業から変わらず、お味噌汁の具はアサリ!
お客様に喜んでほしいという儀部さん親子の想いが受け継がれています。

こちらは沖縄風のちゃんぽん。
汁ものの長崎ちゃんぽんと違って、 ご飯の上に卵でとじた野菜炒めがのっている、沖縄風のどんぶりです。

食べやすく1cm角に切られたポークに、しいたけや小松菜など具だくさんで、見ての通りボリュームたっぷり!
しょうゆベースのお出汁がご飯に染みていて、がっつり食べたい派も大満足の一品です。
3.冷やしものが充実!商品化もされた有名なミルクぜんざい&イチゴミルク

ランチで満たされた後は、お楽しみの冷やしものも外せません。
ひがし食堂の看板メニュー「ミルクぜんざい」と、子ども達から不動の人気の「イチゴミルク」をいただきます。

ひがし食堂の冷やしものは、一度食べたら忘れられない氷のサラサラ感が特徴です。
週に1~2回は必ず削り器の刃を研ぐというこだわりの氷はここでしか味わえません。

ミルクがじんわり染み込んだ氷の下には、大粒の金時豆がたっぷり。
豆本来の風味を生かすべく、黒糖は使わずグラニュー糖を使用し約5時間かけてじっくり丁寧に炊いています。
コクがありやさしい甘さのお豆に、甘さ控えめな練乳ミルクがベストマッチ!
手づくりの白玉だんごはモッチモチです。
くちどけのよいふわふわ氷なので、がっつり定食を食べた後でも意外とペロリといけちゃいます。

定番のイチゴミルクは、氷の白い部分が見えなくなるようにと氷を積み上げる際に何度もシロップをスプレーで吹きかけているので、どこを食べてもおいしいんです。
冷やしものメニューはテイクアウトもOK。
持ち帰りは10個以上の注文で一個につき50円引きになるという隠れたお得サービスも。
名護が誇る名店・ひがし食堂。
リピーターの方はもちろん、まだ行ったことがないという方も、北部ドライブの際は足を運ぶ価値大ですよ。
Text:花城 綾子
Photo:松本 佳恵
(取材:2023年7月)
住所: 沖縄県名護市大東2丁目7-1
電話番号: 0980-53-4084
営業時間: 11:00~18:00
定休日: 無休(お正月1/1~1/3はお休み)
駐車場: あり(3台(建物となり)、6台(道沿いに縦列で))
座席: 約34席
喫煙: 禁煙

