脱毛の種類は主に「光脱毛」「医療レーザー脱毛」「ニードル脱毛」の3つ！それぞれの仕組みと効果とは

脱毛を検討する際、どの方法が自分に適しているのか分からず、不安に感じる方も多いでしょう。

そこで、主な脱毛方法の特徴や違い、注意点を比較し、施術を受ける際の参考にできるよう解説していきます。

沖縄で医療脱毛を検討中の方も、 複数のクリニックを比較して、ご自身に合ったクリニックを見つけてください。

脱毛の種類は主に3つ

現在、主に実施されている脱毛方法は以下の3種類です。

• 光脱毛
• 医療レーザー脱毛
• ニードル脱毛

どの方法も、ムダ毛の成長を抑制し、生えてくる毛の量を減らすことを目的としていますが、施術を受けられる場所や痛みの程度、効果が出るまでの期間には違いがあります。

また、ブラジリアンワックスを使った脱毛方法もありますが、これは表面の毛を抜くだけの処理であり、抑毛効果はありません。

ムダ毛の自己処理を日常的に行っている方も多いですが、剃ったり毛抜きを使うだけでは一時的な効果しかなく、続けるほど肌へのダメージが蓄積されてしまいます。

光脱毛

光脱毛は、主にサロンや家庭用脱毛器で採用されている脱毛方法です。

光を照射するため「フラッシュ脱毛」とも呼ばれ、脱毛初心者でも挑戦しやすいのが魅力です。

光脱毛とは

メラニン色素に反応する特殊な光線を肌に照射し、毛乳頭に熱ダメージを与えることで抑毛を促す施術です。

回数を重ねるごとにダメージが蓄積され、徐々にムダ毛が減っていきます。

全国展開している大手サロンも多く、通いやすい点も特徴です。

光脱毛のメリット

• 脱毛費用が比較的安価
  脱毛を検討する際、やはり気になるのが完了までにかかる費用です。　
  光脱毛を提供しているサロンは価格が比較的安価で、さらに定期的にキャンペーンが実施されているため、半額以下の料金で施術を受けられることも珍しくありません。　
  特に、照射範囲が狭いワキ脱毛や指の脱毛などは、ワンコインで施術可能なケースもあり、脱毛初心者でも気軽に挑戦しやすいのが魅力です。　
• 照射の際の刺激が少ない
  医療レーザー脱毛やニードル脱毛と比較すると、光脱毛は照射時の痛みが少ないのが大きなメリットです。　
  これは、専門資格がなくても扱えるように機械の出力が抑えられているためで、肌への負担も軽減されています。　
  ムダ毛が太く、濃く生えている部位では多少刺激を感じることがありますが、適切に冷却しながら照射すれば、耐えられないほどの痛みを感じることはほとんどありません。痛みに敏感な方でも、比較的安心して受けられる施術方法といえるでしょう。　
• 脱毛と同時に美肌作用も得られる
  光脱毛の中で最も広く普及しているIPL（インテンス・パルス・ライト）は、もともとフォトフェイシャルという美肌治療に使用されていた技術を応用したものです。　
  そのため、照射によって毛の成長を抑えるだけでなく、肌のターンオーバーを促進する働きも期待できます。継続して施術を受けることで、毛穴の引き締めや肌のくすみ改善、ハリ感の向上といった副次的な美肌効果も得られるため、ムダ毛の処理だけでなく、肌の調子を整えたい方にもおすすめです。

光脱毛のデメリット

• 永久脱毛にはならない
  光脱毛で得られるのは、あくまで「抑毛」「減毛」効果であり、永久脱毛の効果は期待できません。　
  そもそも、永久脱毛は医療行為に分類されるため、医療従事者のいないエステサロンでは施術ができません。　
  光脱毛では毛根にダメージを与えるものの、細胞の働きを完全に停止させるわけではないため、時間が経つと再び毛が生えてくる可能性があります。　
• 効果が表れるまで何度も照射が必要
  光脱毛は照射出力が抑えられているため、痛みが少ない反面、毛根に与えるダメージも小さくなります。　
  そのため、ムダ毛の成長を弱らせるには回数を重ねる必要があり、効果を実感できるまでに18回程度の施術が必要とされています。　また、途中で施術をやめてしまうと、毛の再生力が戻り、せっかく減ったムダ毛が再び生えてくることもあります。長期的に継続しなければ十分な効果を得られないため、根気強く続けられるかどうかも検討が必要です。
• 完了まで長期間かかる
  光脱毛は、毛周期に合わせて施術を行う必要があるため、1〜2ヶ月に1回のペースでしか照射できません。　
  このスケジュールで通い続けた場合、脱毛完了までに最低でも1年半、部位によっては3年以上かかることもあります。　
  すぐにムダ毛がなくなるわけではないため、施術の合間も自己処理が必要となり、日焼け対策やスキンケアも欠かせません。

医療レーザー脱毛

医療レーザー脱毛は、よりムダ毛を綺麗に処理したい方に適している脱毛方法です。

医療レーザー脱毛とは

医療レーザー脱毛は、メラニン色素に反応するレーザーを照射し、毛根内部の毛乳頭の組織を破壊することで、毛の再生能力を失わせる施術です。

光脱毛と同じく、熱エネルギーを利用して毛を減らしていきますが、医療レーザー脱毛はより高出力のレーザーを使用できるため、細胞そのものを破壊する「永久脱毛」に該当します。

医療レーザーには2種類ある

• ショット式脱毛（熱破壊式脱毛）
  ショット式は、高出力のレーザーを一瞬で照射し、毛母細胞や毛乳頭などの発毛組織を破壊する方法です。　
  光脱毛と同じく、メラニン色素に反応して高熱を発し、その熱ダメージで組織を破壊するため「熱破壊式」とも呼ばれています。　
  1回の照射で毛根に与えるダメージが大きいため、少ない回数で高い脱毛効果を得られるのが特徴です。　
• 蓄熱式脱毛
  蓄熱式脱毛は、熱破壊式とは異なり、毛根ではなく「バルジ領域」と呼ばれる発毛の指令を出す部分にアプローチする方法です。　
  バルジ領域は毛根よりも浅い位置にあるため、低出力のレーザーを繰り返し照射し、組織に熱を蓄積させて発毛機能を鈍らせます。　
  低温でじっくりと熱を加えるため、痛みが少なく、敏感肌の方や産毛の多い部位にも適しています。　

医療レーザー脱毛のメリット

• 施術は永久脱毛に該当する
  医療レーザー脱毛は、毛根組織を破壊することができるため、脱毛完了後はほとんど毛が再生しません。　
  体毛が濃く、光脱毛では満足できなかった方でも、高出力のレーザーを照射することで、しっかりと毛量を減らせるのが魅力です。　
  　
• 効果が出てくるのが早い
  医療レーザー脱毛は、1回の施術で毛根に与えられるダメージが大きいため、光脱毛と比べて少ない回数で効果を実感できます。　
  通常、光脱毛では完了までに18回以上かかるのに対し、医療レーザー脱毛は5～8回程度でムダ毛が目立たなくなります。　
  施術間隔も1.5～2ヶ月ごとと短いため、最短1年で脱毛を完了させることも可能です。　
• トラブルにはその場で対処できる
  医療レーザー脱毛は、医療機関でのみ施術が可能なため、施術前のカウンセリングや肌トラブル時の対応が充実しています。　
  肌が弱い方でも、医師の診断を受けた上で施術を進められるため、より安全に脱毛を受けることができます。

医療レーザー脱毛のデメリット

• 強い痛みが出やすい
  医療レーザー脱毛は、光脱毛よりも強い熱エネルギーを使用するため、照射時に痛みを感じやすい傾向があります。　
  特に、VIOやワキ、ヒゲなどの毛が濃い部位は、強い刺激を感じることが多く「ゴムで弾かれるような痛み」と表現されることが一般的です。　
  ただし、最近では冷却装置付きの機器や、痛みの少ない蓄熱式レーザーが登場しており、以前と比べて負担が軽減されています。また、痛みに弱い方は、麻酔クリームや笑気麻酔を使用することで、痛みを和らげることも可能です。　
• 費用設定が高め
  医療レーザー脱毛は、医師や看護師が施術を行うため、光脱毛よりも費用が高くなる傾向があります。　
  全身脱毛の場合、1回あたりの施術費用は数万円かかることが一般的で、総額で30万～50万円程度の費用が必要になります。　
  しかし、クリニックによっては医療ローンや分割払いを利用できるため、一括で支払うのが難しい場合でも無理なく通うことが可能です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
• 住んでいるところによっては通いにくい
  医療レーザー脱毛は、医療機関でしか施術を受けられないため、光脱毛を提供するサロンと比べて通えるクリニックの選択肢が少なくなります。
  特に地方に住んでいる方は、通院に時間や交通費がかかる場合もあるため、近くに通いやすいクリニックがあるかどうかを事前に確認することが重要です。　
  

ニードル脱毛

光脱毛や医療レーザー脱毛が普及するまで、脱毛といえばニードル脱毛が主流でした。

130年以上も前から実施されてきた古い施術で、現在では医療機関と一部の大手サロンで受けられます。

ニードル脱毛とは

ニードル脱毛は、細い針を毛穴に挿入し、電流を流して毛乳頭の組織を直接破壊する施術です。

光脱毛や医療レーザー脱毛のように広範囲に照射するのではなく、1本ずつ確実に処理していくため、非常に高い脱毛効果が期待できます。

ニードル脱毛のメリット

• 最も効果の高い永久脱毛
  ニードル脱毛は、医療レーザー脱毛と同様に永久脱毛に分類されますが、再生率がさらに低く、最も確実な脱毛方法とされています。　　
  一度処理した毛穴からは、ほぼムダ毛が生えてこなくなるため、徹底的に脱毛したい方に向いています。　
  　
• 日焼けした肌でも脱毛できる
  光脱毛や医療レーザー脱毛は、メラニン色素に反応するため、日焼けした肌や色素沈着のある部分には照射できません。　
  しかし、ニードル脱毛は毛穴に直接針を刺すため、肌の色に関係なく脱毛が可能です。　
  　
• 白髪や産毛も脱毛可能
  光脱毛や医療レーザー脱毛は、メラニン色素に反応する仕組みのため、白髪や細い産毛には効果が出にくいというデメリットがあります。　
  

ニードル脱毛のデメリット

• 非常に激しい痛みが伴う
  ニードル脱毛は、針を毛穴に刺し、電流を流すというプロセスを繰り返すため、非常に強い痛みを伴います。　
  医療レーザー脱毛以上の刺激があるため、事前にテスト脱毛を受けて痛みに耐えられるか確認するのがおすすめです。　
  医療機関であれば麻酔を使用できる場合もあるため、痛みが不安な方は相談するとよいでしょう。　
• 広範囲の施術には適さない
  1本ずつ処理していくため、広範囲の脱毛には向いていません。1本あたりの処理時間は3秒～10秒ほどで、1時間で施術できるのは約400～600本程度。
  全身脱毛をニードル脱毛で行うと、膨大な時間がかかるため、部分的な脱毛に利用するのが現実的です。　　　　　　　　　　　　　　　　
• 1本単位で料金がかかる
  ニードル脱毛は、脱毛する本数や施術時間によって料金が決まるため、広範囲の施術には高額な費用がかかります。　

脱毛の種類は主に「光脱毛」「医療レーザー脱毛」「ニードル脱毛」の3つ！のまとめ

脱毛にはさまざまな方法があり、それぞれに特徴があります。

施術を受ける場所や使用するマシンによって、効果の現れ方、完了までに必要な回数、痛みの強さなどが異なります。

光脱毛は、痛みが少なくコストも抑えられるため、初めて脱毛を試す方におすすめです。

医療レーザー脱毛は、専門のクリニックで受けられ、効果が高く、永久脱毛を目指せる安心感があります。

ニードル脱毛は、1本ずつ確実に処理できるため、細かいデザイン調整や仕上げに最適です。

自分の希望や肌の状態に合わせて、最適な脱毛方法を選びましょう。