ぎらぎら暑い日差しが降り注ぐ沖縄。
「すっきり甘くて、しっかりおいしいものを、おしゃれな空間で…」という方におすすめなのが、読谷村(よみたんそん)にある「島ジェラート&カフェISOLA(イゾラ)」。
旬の食材をたっぷり使った魅惑のジェラートが味わえます。
1.外国人住宅をリノベーションしたおしゃれ空間
那覇空港から北上して車で約40分。
ゆったりとした時間が流れ、のどかな自然に囲まれた読谷村。
絶景スポットの残波(ざんぱ)岬や、沖縄の伝統的な焼き物の聖地「やちむんの里」があることでも知られています。
そんな読谷村の大通りから一本道を入ったところにある「島ジェラート&カフェISOLA」。
アメリカ統治時代に、米軍人たちが暮らしていた住宅を改装した隠れ家的なカフェです。
平屋の建物に、白を基調とした洗練された店内。
あえて古さを残した、ノスタルジックな雰囲気。
それと絶妙にマッチした、レトロな風合いの家具にオーナーの上地さんのセンスが光ります。
小さな子ども連れのファミリーにおすすめの座敷。
まるで絵本に出てきそうな小窓から覗く、裏庭の緑にも癒されます。
ほかにも、女子会に人気の広々としたテーブル席があり、ゆっくりランチを楽しむこともできます。
2.食材の持つおいしさをそのまま引き出すジェラート
ビタミンカラーが目を引くジェラートは、地元の農家さんが大切に育てた果物や野菜を使っています。
鮮やかな色は素材が持つ色をそのまま生かしたもの。
香りや味も素材そのものを食べているかのようなおいしさです。
夏は東村産のパイナップルや今帰仁村産のマンゴーなど、旬の素材を扱うのでラインナップは時期によって変わります。
島バナナは原種のみにこだわり、台風のため収穫できないときは作れないこともあるのだそうです。
フレッシュさの中に、シルクのような滑らかさと濃厚な味わいが感じられるジェラート。
シングル・ダブル・トリプルの最大3種類まで1つのカップに入れることができます。
写真は左から、「ドラゴンフルーツ」と「たんかんソルベ」のダブル、「ココナッツブルー」と「いちごミルク」のダブル。
ドラゴンフルーツはヨーグルトと合わせたさっぱり味。
たんかんソルベは、たんかんをそのまま食べているかのよう、素材以上のおいしさです。
ココナッツブルーは、青い花のハーブを生かした色で、想像よりもココナッツがくどくなくて爽やかな味わい。
読谷産のいちごの果肉がたっぷり入ったいちごミルクも絶品です。
周りの丸いお菓子は、あられのようにサクッとして、口の中でふわっと溶けます。
県内の有名なリゾートホテルで腕を磨いたオーナーの上地さん。特にデザート作りに夢中だったそうです。
さまざまな試行錯誤を経て、独自のジェラートレシピを完成させ、念願の店をオープンさせました。
生まれも育ちも沖縄の上地さんは「沖縄のいいもの、いい食材をもっと多くの方に知ってほしい。
地元のものを使って、地元からおいしいジェラートを発信していきたい」といいます。
地元愛にあふれた地産地消ジェラートを頬張るとみんな自然と笑顔に。
長距離ドライブや旅の疲れもきっと癒してくれます。
Photo&text:金城 絵里子
(取材:2020年3月)
住所: 沖縄県中頭郡読谷村楚辺1133
電話番号: 098-957-0770
営業時間: 11時~18時(ランチのラストオーダーは15時まで)
定休日: 日曜
駐車場: あり
座席: 23席
喫煙: 完全禁煙
店舗詳細URL: http://shima-gelato.okinawa