琉球王朝時代の空気を今に残す「宮良殿内(みやらどぅんち)」。
石垣市公設市場やお土産店に飲食店でにぎわう観光スポット「ユーグレナモール」の付近を、街並みに誘われて少し散策してみると、立ち並んだ住宅の中に不意に、趣のある石垣と古めかしい門がまえの立派なお屋敷「宮良殿内(みやらどぅんち)」が現れます。
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1. 国の重要文化財にも指定されている、沖縄県内唯一の建物

趣ある石垣と門構え。
観覧料をお支払いして庭園内を歩いて見学する事ができます。
観覧は有料、大人200円子供150円。

木造で昔ながらの赤瓦屋根の沖縄のお屋敷。
間近で観る「宮良殿内(みやらどぅんち)」の建物はとても重厚で、その雰囲気にまるで自分がタイムスリップしたような錯覚を覚えます。
それもそのはず「宮良殿内」は、琉球王国時代の士族の邸宅を模して1819年に建てられた建物で、今では沖縄県内に唯一残されたとても貴重な史跡として、国の重要文化財にも指定されている建築物なのです。
2. 八重山頭職(八重山の行政官)宮良親雲上当演(みやらぺーちんとうえん)の屋敷



建物の縁側には、「茶碗」や「煙草盆」「名刺入れ」などが展示されています。
生活感のある品々から、当時の暮らしぶりに思いをはせます。

こちらの、琉球王国の士族と同等の邸宅「宮良殿内」を建てたのは、当時の八重山頭職(かしらしょく)だった「宮良親雲上当演(みやら・ぺーちん・とうえん)」という人物。
頭職(かしらしょく)とは、地方の行政を行う当時の最高役職でした。
ところが琉球王国時代は身分によって様々な決まりごとがあり、八重山頭職に士族と同等の邸宅は身分が不相応だと、5回もの取り壊し命令が王府から届くも、それを断固として拒否したそうです。

その後、検使の派遣により一旦瓦葺きに改修されたのちに、再び現在の赤瓦の瓦葺に戻されました。
3.石垣市街地にあり、散策がてらの見学にオススメです♪

宮良殿内(みやらどぅんち)は、石垣港離島ターミナルから徒歩で約10分。
お土産スポットとして有名な石垣市公設市場界隈からも、約5分と市街の中心付近にあり、観光やお食事を兼ねた散策での立ち寄りにも利便性の高い立地にあります。
観光最終日のお土産ショッピングの際などに足を延ばして、石垣島に残る琉球王国の面影に触れてみてはいかがでしょうか。
【行き方】
石垣市街地の中心地にある「石垣港離島ターミナル」や「730記念碑」から歩いて、およそ5~6分。
人気のアーケード街「ユーグレナモール」やランチスポットの散策を兼ねて立ち寄ることが出来ますよ。
Photo&text:緑川 徹也
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住所: 沖縄県石垣市大川178
電話番号: 0980-83-5498
料金目安: 大人200円/生徒(小・中・高)150円
営業時間: 9:00~17:00
定休日: 毎週火曜日/年末年始
駐車場: なし