ここ数年でじわじわとかき氷専門店が増えている沖縄県。
一年を通して温暖な気候で、真冬でも、晴れの日はコートが必要ないほど過ごしやすく、オールシーズンかき氷が楽しめます。
1.和食出身の店主が手がけるかき氷

沖縄県中部・北谷町の宮城海岸沿いにあるかき氷専門店「かんなplus」は、県内外から連日たくさんの人が訪れる人気店。

かんなplusをオープンする以前は、東京の寿司店で修業を積み、その後、和食店や和カフェを経営していたというオーナー田中さん。
もともとかき氷が好きだったことと、(移住する前に)観光で訪れた沖縄は“ぜんざい文化”ということもあり、当時かき氷専門店が少なかったことから「沖縄の人たちにかき氷のおいしさを知ってもらいたい!」と専門店をオープンしました。

マンゴーやパッションフルーツ、ドラゴンフルーツ、紅芋、たんかん、シークヮーサー、月桃…。
沖縄の食材を使ったシロップ・ソースは田中さんのお手製で、ふわふわの氷にたっぷりとかけて提供してくださいます。

12種類の定番メニューに加えて、季節のフルーツを使った「気まぐれ」が2~4種類、お試し価格で味わえる小ぶりサイズの「おためし」が2種類あり、どれもおいしそう。
この中からひとつに決めるのはなかなか難しいのですが、気まぐれ以外のかき氷は「小サイズ」に変更することもできるので「選べない!」という時は小サイズを2種類選んでみるのも良いかもしれません。
2.一口目から南国気分「沖縄マンゴー」

観光客から高い支持を得ているのが、八重瀬町のアップルマンゴーを使用した「沖縄マンゴー」。

一口目から南国気分に浸れるかき氷で、とろとろでなめらかなマンゴーソースの上には濃厚なマスカルポーネチーズがトッピングされ、さっぱりとした中にもコクが感じられます。
3.見た目から元気に。「沖縄ドラゴンフルーツ ヨーグルト&たんかん」

ビビットカラーが目を引くのは「沖縄ドラゴンフルーツ ヨーグルト&たんかん」。
ドラゴンフルーツにヨーグルトを合わせたソースがかかり、中には香り豊かなたんかんのソースが隠れています。

「最後のひと口までおいしく味わってほしい」と、各テーブルにはストローが。
素材の風味がしっかりと香る甘さ控えめのかき氷なので、溶けた氷も一滴残さず飲み干してくださいね。

かき氷はテイクアウトも可。
目の前の宮城海岸で、絶景と波音、海風を感じながら味わってみてはいかがでしょうか。
Photo &Text:舘 幸子
(取材:2023年7月)
住所: 沖縄県中頭郡北谷町宮城1-722
電話番号: 098-988-5688
営業時間: 12:00~19:00
定休日: 不定休

