伊良部島(いらぶじま)に隣り合う下地島(しもじじま)には、佐和田の浜や通り池、17END(ワンセブンエンド)など、宮古島からレンタカーで手軽に巡ることが出来る範囲に、数々の絶景スポットが点在します。
そんなスポットの1つ、「中の島ビーチ」の前を通り過ぎたところに、「帯岩」と書かれた看板を発見!
横道に進んでみると…鳥居の先に巨大な岩「帯岩(おびいわ)」がありました。
実はこの帯岩は、300年ほど前の“明和の大津波”で打ち上げられた巨石なんです。
圧倒的な存在感でたたずむ帯岩は、伊良部島の隠れた名所となっています。
\ おすすめプラン紹介 /




_bcacvtkhpugktyk.webp)

_fmhfxpgmkhrsfjo.webp)

_fbzaizkztztloah.webp)

_ibcmxxmamxcagwa.webp)

1.明和の大津波で打ち上げられた巨石

1771年(明和8年)に八重山諸島を中心におそった“明和の大津波”。
宮古島をはじめ、伊良部島にも大きな被害をもたらしたといいます。
帯岩は、その大津波で打ち上げられた巨石。
帯岩がたたずむ背景には10m以上もある崖になっています。
この崖を越えてここまで運ばれたというのですから驚きです。
岩の高さは12.5m、周りが59.9m、重さは2万トンもあるといわれています。
実際に目の前に立つと、その存在感は圧倒的。なんだか、神聖な岩のようにも感じられます。
2.現在は信仰の対象にもなっている

帯岩は、沖縄で御嶽(うたき)と呼ばれる聖地でも神社でもありませんが、鳥居がたっています。
伊良部島の佐良浜地区は、過去に南方漁に行くなど島内で最も漁が盛んでした。
そんな時代背景もあり、帯岩は大漁祈願、航海安全、家内安全などの信仰の対象になったそうです。
3.過去の津波の脅威を知ることができる

何があっても動きそうもない巨大な岩。
その岩が崖を越えて打ち上げられるなんて、津波の脅威を実感します。
次いつ起こるかわからない津波の存在を市民に忘れさせないよう、帯岩は静かにたたずんでいます。
伊良部島のビーチ「佐和田の浜」にも、数々の巨石が点在する不思議な光景が見られます。
帯岩の帰りにぜひ寄ってみてください。
明和の大津波で打ち上げられた巨石「帯岩」は、信仰の対象になっていることもありどこか不思議なパワーを感じさせてくれます。
津波の脅威を知るためにも、伊良部島に行ったらぜひ訪れて欲しいスポットです。
text:瀬戸 友貴
Photo:大島 康生
(取材:2021年2月)
\ おすすめプラン紹介 /




_bcacvtkhpugktyk.webp)

_fmhfxpgmkhrsfjo.webp)

_fbzaizkztztloah.webp)

_ibcmxxmamxcagwa.webp)

住所: 沖縄県宮古島市伊良部佐和田
駐車場: あり