宮古島にはたくさんの御嶽(うたき)があります。
御嶽とは、沖縄本島をはじめ、沖縄の周辺の島々にある聖域の総称です。
とても神聖な場所のため、一般的には立ち入れない御嶽がほとんどなのですが、ここ漲水御嶽(はりみずうたき)は宮古島で唯一、足を踏み入れることができる貴重な御嶽です。
大きなガジュマルに囲まれ、異空間のような空気感が漂っている漲水御嶽。
ぜひ宮古島の神話に触れながら、この神聖な空間を感じてみてはいかがでしょうか。
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1.昔も今も厚い信仰を集めている、宮古島でもっとも格式の高い御嶽

宮古島の創世神話や人蛇婚伝説などの舞台とされている聖地である「漲水御嶽」。
宮古島を作ったという神様が祀られているそうです。
いつもたくさんのお線香やお供え物がされています。
この御嶽が地域の人々にとって、どれだけ大切な場所なのかよく分かります。
2.重要文化財であり、史跡としても大切にされている

1500年に当時の豪族、仲宗根豊見親(なかそね とぅゆみゃ)が築いたものとされている、漲水御嶽の南側にある石垣。
これは仲宗根豊見親が、八重山の豪族「オヤケアカハチ」との戦いで戦勝を祈願した際、「もし神の加護を受けて勝利することが出来たならば、神域を整備・奉納する」とし、見事に勝利した記念として造られたとされています。
また、この石垣は当時の石造技術を知る上で、とても貴重な文化財で、宮古島市指定史跡にもなっています。
3.旅の最初と最後にご挨拶に伺うと良いらしい!

観光客でも気軽に入ることができる御嶽。
ぜひ旅の最初と最後に漲水御嶽の神様にご挨拶に訪れてみてはいかがでしょうか?
ご挨拶に行くと、その滞在がより充実したいいものとなると言われています。
拝む際に住所と名前を心の中で唱え、宮古島での目的を伝えるとよいそうです。
宮古島に来られたことに感謝の気持ちを込めてながら、旅の安全と素敵な出会いをお願いしてみは?
旅の終わりには、お礼のをお参りをしてみましょう。
宮古島といえば「きれいな海」ですが、たまには島の聖地で日々の感謝を伝えながら、島の文化や暮らしを身近に感じる体験をしてみてはいかがでしょうか。
text: Nozomi Shimoji
Photo:大島康生
(取材:2021年10月)
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住所: 沖縄県宮古島市平良西里8
料金目安: 無料
駐車場: なし

