亜熱帯ならではの自然を観察できる「名蔵アンパル(なぐらあんぱる)」。
ホテルが立ち並ぶ、グルメやお買い物に便利な石垣市街地から観光スタート♪
周囲をぐるりと青い海に囲まれた石垣島では、潮風をあびて景色をのんびりと楽しむドライブがオススメです。
島を時計回りに走っていくと、およそ20分ほどで到着するのが、石垣島最大のマングローブスポット「名蔵アンパル」です。
名蔵アンパルは、名蔵川の河口に広がる広大な湿地帯です。
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1.名蔵大橋から一望できる石垣島最大のマングローブスポット
県道79号に沿って、市街地から石垣島を海沿い・時計回りに車を走らせていくと、やがて標識が現れ「名蔵川」が視界に広がります。
道路に沿って川に渡された橋の向こうに駐車場があります。
河口から見渡す事のできるその景色は、特に観光で石垣島に訪れた方々には非日常そのもの。
背景にそびえる、沖縄県最大の山「於茂登岳(おもとだけ)」から山を流れ下った肥沃な水が、豊かな生き物をはぐくむ環境を作り出しています♪
潮が引くタイミングに合わせて訪れた河口域では、川を挟むように群生するマングローブと広大な干潟を観察する事ができます。
2.ラムサール条約にも登録されている国際的にも貴重な湿地帯
「名蔵アンパル」はその豊かで肥沃な環境から「ラムサール条約」にも登録されています。
「ラムサール条約」とは、1971年2月にイランのラムサールで開かれた国際的な会議で採択された、「水鳥の生息に重要な湿地を保護する」ための世界的な条約で、名蔵アンパルはその条約に登録された、日本最南端の貴重な湿地帯です。
また2007年には「西表石垣国立公園」にも参入された、石垣島が世界に誇る亜熱帯のマングローブ林なのです。
3.亜熱帯の干潟に生きる、様々な生き物を観察することが出来ます
名蔵アンパルでは、様々な水鳥を観察する事が出来ます。
こちらは冬鳥として飛来する渡り鳥「ダイサギ」。
干潟を歩きながら水中の生き物を捕食します。
こちらは留鳥として、通年で観察することが出来る「クロサギ」。
なんだか悪い魔法使いみたいです(笑)。
また干潮時は干潟で多様な亜熱帯独特の生き物を観察する事もできます♪
干潟は足場が悪いですので、その際は長靴や軍手などしっかり準備していきましょう。
また貴重な自然を大切にする意識を持って、観察してくださいね。
【名蔵アンパルへの行き方】
石垣市街地から県道79号を、「川平」方面に進むと、10分ほどで防風林に囲まれた海沿いの道に出ますので、そのまま海を左手におよそ7分ほどで、名蔵大橋先の駐車場に到着します。
Photo&text:緑川 徹也
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