沖縄にある伝統工芸のなかでも、唯一の染物である紅型(びんがた)。
琉球王朝時代に中国や東南アジアとの交易をしながら、各地の文化がミックスされて独自に発展したものです。
かつては王族の衣装として作られていたもので、庶民には手の届かないものでした。
そんな紅型を日常生活にも取り入れられるよう、様々なアイテムを提案する「城紅型染工房(ぐすくびんがたそめこうぼう)」をご紹介します。
\ おすすめプラン紹介 /
1.沖縄の伝統工芸「紅型」の魅力を伝える
紅型は「紅(びん)」が色彩を、「型(かた)」が模様を意味すると言われており、約500年の歴史があります。
沖縄の強い日差しに負けない鮮やかな色使いと、華やかな模様が特徴。
特に黄色は、琉球王朝時代には位の高い女性しか着ることのできない、特別な色だったそうです。
紅型染めはすべて手作業。
もち米とぬかを合わせた糊で絵柄を写した布に、12色の顔料を用いて染めていきます。
顔料を溶かす際には泡盛が使われ、これが天然の防腐剤になるのだそう。
何度かに分けて色を入れてぼかしていくことで、立体感と躍動感を出していきます。
複数の方で同時に作業され、約1週間ほどかけて1枚を仕上げていきます。
2.日常生活にそっと華を添える紅型アイテム
紅型はもともと衣装として作られていた染物で、用途として着物がよく作られますが、1着作るのに4〜5ヶ月かかるとても高価なもの。
沖縄の方でもきっかけが無いと紅型に触れる機会は少ないのが現状です。
城紅型染工房では、伝統工芸である紅型をもっと身近に感じてもらいたいとの想いで、日常に取り入れやすいアイテムを取り揃えています。
アクセサリーなどの小物は華やかで沖縄っぽさもあり、日常使いだけでなくお土産にもおすすめです。
紅型がプリントされたスマホケースはとても色鮮やか。
古典的な柄だけでなく、集めたくなるほど可愛らしいデザインがたくさんあります。
出産や節句といった節目には名前入りで注文できる商品もあり、贈り物にも最適です!
3.気軽にチャレンジできる紅型染め体験
紅型染めは、塗り絵ができる年齢であれば小さなお子様でも体験可能。
旅行の思い出だけでなく、夏休みの宿題として体験するのもおすすめです。
コースターやトートバッグ、タペストリーに紅型染めをすることが可能で、お値段は1,700円からととてもリーズナブル。
事前予約が必要ですが、小さいものであれば所要時間は約40分なので忙しい旅行中でも気軽に体験できます。
日常に戻っても楽しい思い出を感じることができますよ。
Photo&Text:上田佳恵
(取材:2022年5月)
\ おすすめプラン紹介 /
住所: 沖縄県浦添市前田4-9-1
電話番号: 098-887-3414
営業時間: 10:00〜18:00
定休日: 日曜日
駐車場: あり
店舗詳細URL: https://www.gusukubingata.com/