地域ならではのグルメ、ご当地名産物、雑貨などに出会える道の駅。
令和2年3月13日時点で「道の駅」として登録されているのは、全国で1,173箇所だそうです。
地元の食材や旬の野菜・果物を求めて地元の人だけでなく観光客も利用する道の駅は、その場所でしか手に入らないものも多く「旅の途中に立ち寄りたいスポット」としても人気です。
\ おすすめプラン紹介 /
1.空港から近いので、旅行初日にも最終日にも寄りやすい
今回ご紹介する「道の駅 豊崎(とよさき)」は、沖縄で6番目の道の駅として平成20年12月20日にオープンしました。実はこちら、日本最西端の道の駅としても知られています。
近隣には人気観光スポットの「豊崎美らSUN(ちゅらさん)ビーチ」や「アウトレットモールあしびなー」、令和2年5月にオープンした「DMMかりゆし水族館」、6月に開業した大型複合商業施設「イーアス沖縄豊崎」もあり、観光やお買い物に抜群のロケーション。
那覇空港から車で約13分とアクセスが良く、県内最大のレンタカーステーションが隣接しているので、沖縄旅行の初日や、最終日、レンタカー返却時に寄るのもいいかもしれません。
15,700平米の敷地内には、ファーマーズマーケット「JAおきなわ食菜館とよさき菜々色畑」と、沖縄の様々な手仕事を発信する施設「てぃぐま館」、沖縄の観光情報を提供する「情報ステーション」があり、地元客から観光客まで足を運ぶ人気スポットとなっています。
2.沖縄名物の宝庫、ファーマーズマーケット「JAおきなわ食菜館 菜々色畑」
「JAおきなわ食菜館とよさき菜々色畑」には数多くの沖縄名物が揃っていますが、中でもおすすめしたいのは、道の駅 豊崎がある豊見城(とみぐすく)市の特産品である「マンゴー」と「ちゅらとまと」。
マンゴーの出荷時期は6〜8月頃。
6月中旬〜8月初旬に出荷されるのは、糖度が高くてジューシー、とろ〜り濃厚なアップルマンゴー(アーウィン種)です。
このマンゴー目当てに毎年県外から訪れるファンもいるそうで、自宅用はもちろん、贈り物としても大人気。
スーパーマーケットに比べると価格も安いのも魅力です。
強い甘みの中に適度な酸味を備えたバランスの良い「ちゅらとまと」は、実は県内のモスバーガーでも使われています。もちろん県外への宅配も可能。
沖縄以外では手に入らない特産品や、持ち歩くのが心配な生鮮食品は、送ってしまうのが良さそうです。
スタッフおすすめの商品はまだまだあります。例えば亀浜(かめはま)製麺所で作られたこちらの麺。
地元では知らない人はいないほどの人気沖縄そば屋さん「玉家(たまや)」で使用する麺です。
食感、喉越しの良い細めの麺はコシもあり、すっきりとしたスープと相性ぴったり。
旅から帰って沖縄の味を自宅で楽しみたい方はぜひ。
福岡で有名な明太子生産大手「やまやコミュニケーションズ」の元専務が沖縄で設立した「沖縄やまや」の「辛子めんたいこ」もじわじわと人気が出てきている商品です。
清酒の代わりに忠孝(ちゅうこう)酒造の泡盛、夢航海(ゆめこうかい)を、柚の代わりにシークヮサーを使っためんたいこは、程よくピリ辛。
ご飯やお酒のお供にいかがでしょうか?
料理好きの方におすすめしたいのは、県産素材を漬け込んだオリーブオイル。
島とうがらし、シークヮーサー、島にんにくの3種類あり、パスタや肉・魚料理、カルパッチョ、サラダなどにひと回しすることで美味しさがグッとアップします。
店内では、沖縄ならではのお弁当も販売しています。
ずらりと並んだお弁当はどれもリーズナブル。
購入して近くのビーチで味わえば、美味しさもひとしお。
ドライブのお供には、やっぱりサーターアンダギー。
道の駅 豊崎のオリジナルサーターアンダギーは根強いファンも多く、リピーターも増えているそうです。
これらのお弁当やサーターアンダギーを作っているのは、菜々色畑内にある食堂「笑輪咲(わらわさ)」のお母さんたち。
JAの女性部員4人が出資者となって自主運営を開始したという笑輪咲は、道の駅 豊崎のオープン当初から地元民の胃袋を満たしてきました。
「道の駅 豊崎ができたばかりの頃は、このまわりには何もなかったんです。今は観光スポットがたくさんあって豊見城市が全体的に賑わっていますね。週末や観光シーズンになると、菜々色畑にも県外からのお客さんが来てくれて、嬉しいです。食の安心・安全を第一に考えて、地元の人も観光客も喜んでくれるような沖縄の家庭料理を提供しています。」
「6月ぐらいからはマンゴージュースが出るんですけど、絶対に飲んでいってほしいです。季節限定なので、夏の間限定です。豊見城市の名物のマンゴーを贅沢に使ってるからね、甘くて濃厚でおいしいですよ」と代表の瀬長さんは話します。
◆JAおきなわ食菜館 菜々色畑
電話番号:098-850-8760
営業時間:9:00〜18:00(7・8月は19:00まで)
定休日:正月三が日、毎月第三水曜日(7・8月は定休日なし)
3.沖縄の手仕事を発信する「てぃぐま館」内の「SLOW SLOW」
てぃぐま館の中には、豊見城市観光協会が運営する体験&委託販売スペース「SLOW SLOW」と豊見城ウージ染め協同組合の「ウージ染め売店」「ウージ染め工房」があります。
SLOW SLOWは沖縄方言でゆっくりを表す「よんな~よんな~」から取り、ゆっくりと落ち着いた空間で手作り体験(不定期開催)したり、手作り作品を見て購入するスペースとなっています。
工芸品や雑貨を探している方は「てぃぐま館」ものぞいてみてください。
こちらには、県内を中心とした約80名の作家さんたちによる個性あふれる手仕事品が並んでいます。
何とも愛らしい表情の「糸満ハリコ」。
独学で張り子を学んだハリコ職人が手がけるヒージャー(やぎ)、獅子乗り猿、干支のかぶりものシーサーはユーモアいっぱいで、見る人の心を明るく元気にしてくれます。
その他にもシーサーや紅型(沖縄を代表する伝統的な染色技法のひとつ)、ガラス、アクセサリー、木工、やちむん(沖縄の焼き物)、革製品…などが並び、お土産探しにもぴったりのスポットとなっています。
地元の人が県外へ行く際に立ち寄ることも多いそうです。
◆てぃぐま館SLOW SLOW(豊見城市観光協会)
電話番号:098-856-8766
営業時間:9:00〜18:00
4.やさしい色合いが人気。サトウキビで染める豊見城市の特産品ウージ染め
(画像提供:豊見城市観光協会)
てぃぐま館「SLOW SLOW」の隣「ウージ染め売店」では、黒糖の原料として知られているサトウキビを利用したウージ染めのかりゆしウェアやストール、小物などが販売されており、しおりやコースターの織り体験や、ハンカチやショールなどの染め体験も出来ます(事前に電話予約)。
◆てぃぐま館 豊見城市ウージ染め協同組合
電話番号:098-850-8454
営業時間:9 :00~18 :00
5.沖縄旅行の情報収集をするなら「情報ステーション」がおすすめ
旅行中に必要な飲食店や観光、体験情報を仕入れたい方は「情報ステーション」へ。
(※全施設のパンフレットや情報があるわけではありません)
館内には沖縄県全域の観光案内マップやパンフレットが揃っており、道路交通や気象情報、飛行機のフライト状況などをリアルタイムで更新しています。
道の駅 豊崎のある豊見城市の詳しい情報は、4月に導入したばかりのタッチモニターでチェックすることがで きるので、豊見城市内の情報収集にお役立てください。
道の駅 豊崎から高速の入り口までは車で約5分。
沖縄旅行をスタートするには最高の場所ではないでしょうか。
そして、沖縄土産を買いに旅行の最後に立ち寄るのも忘れずに。
Photo &text:舘幸子
(取材:2020年6月)
\ おすすめプラン紹介 /
住所: 沖縄県豊見城市字豊崎3-39(道の駅 豊崎情報ステーション)
電話番号: 098-850-8280
営業時間: 9:00〜18:00
定休日: 無休
駐車場: あり
店舗詳細URL: https://www.city.tomigusuku.lg.jp/tourism_culture/140/548