沖縄の自然を感じることができる観光スポット「ビオスの丘」がある、沖縄本島中部エリアうるま市。
「山城紅茶(やましろこうちゃ)」は、沖縄自動車道「沖縄北インターチェンジ」から県道329号線を北上した高台にあります。
無農薬と有機栽培にこだわり、渋みのないすっきりとした味わいの「山城紅茶」をご紹介します。
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1.沖縄は紅茶をつくるのに適している地域

もともと「山城紅茶」は、祖父の代から80年続く緑茶農家でした。
3代目である山城直人さんは、子どものころに父から言われた「沖縄は紅茶を作るのに適している地域だ」という言葉で紅茶の道へ進むことを決意しました。
静岡の国立試験研究所で2年間学び、紅茶の商品開発をおこない、2009年に紅茶農家へ転向しました。
「茶葉に紫外線を当てるとカテキンが増えます。カテキンにはタンニンという渋み成分が含まれており、紅茶はそのカテキンを発酵させてつくるため、紫外線の強い沖縄では紅茶をつくるのに適した地域なんですよ。」と、緑茶から紅茶へ転向するきっかけを話してくれた直人さん。
2.ストレートなのに甘い!?渋みの少ないすっきりした味わいの「山城紅茶」

3代目の直人さんに実演してもらい紅茶をいれてもらいました。

ポットに茶葉を入れたら高い位置からお湯をそそぎ、紅茶の抽出を待ちます。

ティーカップに注がれたこはく色の紅茶を、口元によせると紅茶の香りが鼻のおくへ通り抜けます。
おどろくことに「山城紅茶」はストレートなのに甘いんです!
すっきりとした味わいで、紅茶の渋みはほとんどありません!
3.無農薬・有機栽培による地球に優しい紅茶づくり!しかもオール電化

「山城紅茶」は、お茶の世界では難しいといわれている、無農薬栽培にこだわって紅茶作りをしている紅茶農家です。
茶園の近くでは牛を飼っており、エサには茶園からでる葉や茎を配合し食べさせます。その牛のフンは茶園の肥料に使います。
いわゆる有機栽培による循環農業!地球に優しい紅茶づくりです。

茶葉加工機械はすべてオール電化!
「茶葉を加工する機械にはガスなど火を使ったものしかなく、電気で加工させる機械はどこにも売られていなかったんです。機械がないから自分で作っちゃったんですよ」と笑いながら話す直人さん。
「今後は、茶園から5分ほどの場所にあるお茶工場への配送も車ではなく、馬に馬車をひかせることや太陽光発電も考えているんです」。
直人さんの環境への関心の高さがうかがえます。
4.「山城紅茶」で紅茶づくりを体験しよう

「山城紅茶」では、紅茶づくりを体験することができます。
茶園から茶葉を摘むところから始まり、手でもんで、レンジで乾燥させ仕上げていきます。
できあがった茶葉は、もちろん持ち帰りもOKです!(体験時季/4月~10月末。所要時間/約2時間半。料金/大人3,800円、子ども1,900円)
日常では、なかなか触れることのない「紅茶づくり」を「山城紅茶」で体験してはいかがでしょう。
きっと沖縄旅行のみやげ話としても、話に花がさくのでは?!

Photo&text:原田 信之
(取材:2020年9月)
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住所: 〒904-1113 沖縄県うるま市石川山城1560-8
電話番号: 098-965-3728
営業時間: 11:30~18:00
定休日: 水曜日
駐車場: あり