沖縄の伝統的な焼き物「やちむん」は今、全国的に大人気。
ぽってりとしたフォルムや素朴な色使いは使いやすく、毎日の食卓をさりげなく彩ってくれます。
沖縄本島中部の読谷村にある「やちむんの里」は、やちむん工房が連なる工芸村。
そのやちむんの里の入り口付近に工房とギャラリーを構える「ギャラリーうつわ家 常秀工房」をご案内します。
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1.やちむん作家・島袋常秀(しまぶくろつねひで)さんの代表作が揃う

「ギャラリーうつわ家 常秀工房」は、窯主である島袋常秀さんが1987年に那覇の壺屋から読谷村に移転してオープンさせました。

※通常、工房の見学は行われていません。
敷地の入り口には工房の作品のみを販売するギャラリーがあり、工房はその奥。
工房では常秀さんをはじめ9人ほどの陶工たちが、作品作りに毎日精を出しています。

常秀さんの代表作は、藍色の顔料「呉須(ごす)」を用いた「呉須蝋抜(ごすろうぬき)」と呼ばれる特殊な技法で作られた器や菊の絵柄の器。
特に大型の呉須蝋抜の作品は人気があり、これを買い求めにわざわざ遠方から足を運ぶ人も多いそうです。

水玉にも似た模様は、伝統的な技法でありながらもおしゃれ。
和食だけでなく洋食にも合うので、プレゼントにも自宅用にも重宝しそうです。
2.リーズナブルなかわいい器も豊富

ギャラリーうつわ家には常秀さんの大作も販売されていますが、お弟子さんによる比較的リーズナブルで小さめの器も多いのでご安心を。
豆皿や箸置きなどはかさばらないので、まとめ買いしてお土産にするのもおすすめです。

窯から出したばかり、まだ焼き立てほやほや(?)の器は少し温かく、なぜかつやつやでした。
独特の風合いを持つやちむんは、どれも絵になるものばかり。

かわいらしい柄や鮮やかな色味の器を使えば、いつもの食事でもなぜか美味しそうに感じられるもの。
一点一点手作りなので、微妙に柄が違うのもやちむんの魅力です。
ぜひお気に入りの一品を探しに、足を運んでみてくださいね。

text:仲濱 淳
Photo:白木 裕紀子
(取材:2019年11月)
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住所: 沖縄県中頭郡読谷村座喜味2748
電話番号: 090-1179-8260
営業時間: 9:00~18:00(日曜10:00~18:00)
定休日: 不定休
その他: HPでは通販にも対応しています。
店舗詳細URL: https://shop.tsunehidekobo.com/
