50年近い歴史と新しい魅力!「ナゴパイナップルパーク」で五感を使って沖縄の自然とパイナップルを満喫!
沖縄本島北部、名護市に位置する「ナゴパイナップルパーク」は、創業46年(2025年時点)の歴史を誇るパイナップル専門のテーマパークです。ただの観光地ではない、パイナップルの魅力と沖縄の自然、そして地球に優しい取り組みが詰まった、五感で楽しめる特別な場所。沖縄の豊かな自然の中で、甘くて美味しいパイナップルと、心ときめく体験があなたを待っています。

那覇空港から沖縄自動車道を経由して車で約1時間25分。名護市の為又(びまた)1195番地に位置するこのパークは、一歩足を踏み入れた瞬間から亜熱帯のジャングルへと誘われます。

新旧が織りなす魅力的なパーク体験!

パーク内は、パイナップルの形をした可愛らしい自動運転カート「パイナップル号」で巡ることができます。1978年の創業以来、長年愛されてきたこの「パイナップル号」に乗れば、広大なパイナップル畑や色鮮やかな植物園をゆっくりと鑑賞でき、まるで別世界に迷い込んだかのような気分に浸れます。

駐車場から店舗まではこちらのパイナップルトレインで楽しく移動できます。
実は、このパイナップルパークは、コロナ禍の期間を利用して大規模なリニューアルを行いました。パークの入り口から内部の施設、そしてアトラクションに至るまで、お客様がより楽しく戻ってこられるよう、隅々まで改修が施されています。長年愛されてきた「パッパパイナップル!」のCMソングを耳にしながら、新しく生まれ変わったパークの魅力をぜひ体験してください。
沖縄唯一!パイナップルブランデー蒸留所「ラ・ピーニャディスティラリー」


ナゴパイナップルパークの新たな魅力として、2022年にオープンした「ラ・ピーニャディスティラリー」は、世界でも珍しいパイナップルブランデーの蒸留所です。元々、生パイナップルを3個1,000円で叩き売りする会社として創業したナゴパイナップルパーク。傷みやすいパイナップルを余すことなく活用しようと考えた創業者の知恵から、パイナップルカステラやパイナップルワインが誕生しました。そして、更なる高みを目指して生まれたのが、このパイナップルブランデーです。

ブランデーは、ワインなどを発酵させたアルコールを蒸留し、樽で熟成させることで生まれるお酒。ナゴパイナップルパークでは、自社で製造したパイナップルワインを蒸留し、ブランデーを製造しています。ブランデーは樽で3年以上寝かせないと「ブランデー」として表記できないため、2025年現在、熟成の時を待っています。早ければ来年には待望のパイナップルブランデーが販売される予定ですので、ぜひご期待ください。

ワイン館の入り口はまさに「映え」スポット!天井に広がるパイナップルをモチーフにした木工細工は圧巻で、足を踏み入れた瞬間に異国情緒あふれる空間に引き込まれます。バーカウンターでは、3種類のパイナップルワイン飲み比べや、生絞りパイナップルジュース、パインソフトなど、オリジナルのパイナップルメニューが楽しめます。運転手の方も安心して楽しめるノンアルコールドリンクも充実しています。


多様性あふれるパイナップルの世界「アナナスガーデン」

パーク内を巡る「アナナスガーデン」では、約120種類のパイナップルが展示されています。一口にパイナップルと言っても、世界には約2,000種類もの品種が存在し、その中で食用となるのは約190種類。ナゴパイナップルパークでは、鑑賞用と食用を合わせた多様なパイナップルが栽培されており、普段目にすることのない珍しい品種に出会うことができます。パイナップルは、酸性土壌の赤土でしか育たない果物であり、沖縄の自然が育む貴重な農産物であることが分かります。

アナナスガーデンの空中遊歩道からは、カートで巡ったパイナップル畑や、可愛らしいパイナップルのキャラクター、そして恐竜たちが棲む「ピナソー」エリアを一望できます。まるでジャングルを探検しているかのような気分で、上から見下ろす景色はまた格別です。

恐竜たちが棲む新エリア「パイなそー」

2024年5月にオープンしたばかりの「パイなそー」エリアは、パイナップルの魔法にかかった恐竜たちが棲む、子ども達に大人気のアトラクションです。


森の奥深くには、パイナップルの帽子をかぶった可愛い恐竜たちが、それぞれに「頭脳」「スピード」「力」などの役割と必殺技を持っています。


写真撮影スポットも充実しており、特に人気なのは、本物のような大迫力の恐竜たちと一緒に記念写真を撮れる場所。お子様はもちろん、大人も童心に帰って楽しめること間違いなしです。
充実のショップ&カフェでパイナップル尽くし!
パーク内には、パイナップルの魅力を存分に味わえるショップとカフェも充実しています。
「パイナップルカフェ」では、パイナップルを丸ごと1個使ったインパクト大の「パイナップルかき氷」が大人気!削りたての氷にパイナップル果汁のシロップと練乳をかけ、さらにパイナップルの果肉をたっぷり乗せた贅沢な逸品です。上と下で味が異なり、2段階で楽しめる飽きのこない美味しさです。

店舗で作られているパイン&マンゴーの「アイスキャンディー」や一番人気生のパインを丸かじりできる「スティックパイン」が絶品です!


レストランでは、食事を楽しむことはもちろん。パイナップルの食べ放題もできます!
美味しいご飯を食べて、パイナップルも食べて大満足間違いなし!


「スウィーツ・デ・パイナップル」は、お菓子やドリンクだけでなく、雑貨もパイナップル尽くしのおしゃれなショップです。

創業当時から愛される「元祖パイン果肉入りカステラ」は、モンドセレクションで8年連続金賞を受賞した看板商品。レトロ感と現代的なおしゃれさを兼ね備えたパッケージは、お土産にも最適です。このカステラには、パイナップルの果汁と果肉がたっぷり入っており、那覇空港でも購入できます。

その他にも、パイナップルをモチーフにしたアクセサリーや、沖縄の海を表現したグラス、可愛らしいパイナップルのぬいぐるみなど、沖縄土産にぴったりな商品が盛りだくさん。パイナップルを炭にして作られた「パインの炭せっけん」は、毛穴の汚れやニオイを吸着して落とす効果があり、赤ちゃんにも使えるほど肌に優しいと評判です。

地球にも優しい「ゼロ・エミッション活動」
ナゴパイナップルパークは、ただ楽しいだけのテーマパークではありません。廃棄物ゼロを目指す「ゼロ・エミッション活動」を通じて、地球に優しい取り組みも行っています。パイナップルの果肉はカステラやジャムに、皮は飼料や消臭剤に、芯はジュースやワインに、葉は衣類に加工するなど、パイナップルのあらゆる部分を余すことなく活用しています。

さらに、サマーワインの売上の一部は、恩納村のサンゴの保全活動に充てられています。パイナップル栽培に不可欠な赤土が台風などで流出し、サンゴに悪影響を及ぼすことから、ナゴパイナップルパークはサンゴの植え付けプログラムなどの啓発イベントを通じて、地域のサンゴ保護活動を支援しています。

沖縄在住者には「県民割」も!
沖縄県在住の方には、入園料が半額になる「県民割」を実施しています(2025年5月1日~2026年3月31日)。運転免許証や学生証など、県内居住が分かる証明書を受付窓口で提示すれば、お得にパークを楽しめます。適用除外日もありますので、必ず公式HPなどでご確認ください。

50年近い歴史の中で、常に進化し続ける「ナゴパイナップルパーク」
パイナップルへの情熱と沖縄の自然への敬意が詰まったこの場所で、あなただけの特別な思い出を作ってみませんか?

取材協力
名称:ナゴパイナップルパーク
住所:沖縄県名護市為又1195
電話:0980-53-3659
HP:https://www.nagopine.com/
