沖縄の魂、エイサーを全身で感じる!コザの聖地『エイサー会館』で感動体験

沖縄が誇る伝統芸能『エイサー』。その熱気と奥深い文化を余すことなく体験できる聖地が、沖縄市に存在します。今回は、沖縄愛が止まらない「おきなわちゃんねる」のじゅん選手が『エイサー会館』を徹底レポート!エイサーの歴史から、普段見ることのできない舞台裏、そして衝撃のVR体験まで、熱気あふれるエイサーの世界へあなたをご案内します。
エイサー会館とは?沖縄市の「エイサーのまち」で文化を体感


沖縄市は、古くからエイサーが盛んな「エイサーのまち」として知られています。その中心地にあるコザ・ミュージックタウン内1階に位置する『エイサー会館』は、まさにエイサーの魅力を凝縮した場所。那覇空港からは沖縄自動車道を経由して車で約40分というアクセスしやすい立地で、沖縄文化に触れたい観光客にとって必訪のスポットです。


入口では、エイサーのまち沖縄市をPRする公式キャラクター「エイ坊」と「サーちゃん」がお出迎え。彼らの愛らしい姿に思わず顔がほころびます。

入場料は大人300円、小・中・高校生は100円(2025年7月以降)と手頃ながら、期待をはるかに上回る充実した展示と体験が待っています。
エイサーの奥深さに触れる:歴史から役割、そして「チョンダラー」の真実

館内に入ると、まず目を引くのがエイサーの歴史を紐解く壮大なタイムライン。琉球王国時代から現代まで、エイサーがどのように変化し、地域の人々に根付いてきたかを視覚的に学ぶことができます。じゅん選手も歴史の壁の前で、その成り立ちを熱く語るほど、エイサーへの情熱が伝わってきます。
そして、エイサーの踊り手の「役割」について詳しく解説されたエリアは必見です。

地方・地謡(じかた・じゅーてー)

三線を弾き、民謡やエイサー節を歌い上げ、踊り手のテンポをリードする重要な役割を担います。
旗頭(はたがしら)

各団体を先導する象徴的な存在。高さ3〜4mの大きな旗を力強く振る舞います。その重さは想像以上!
大太鼓(おおだいこ)

三線の音をしっかり捉え、エイサーの音頭を取る役割。重さ3〜4kgの太鼓を道ジュネーで打ち鳴らす体力と技術が求められます。
締太鼓(しめだいこ)

大太鼓より小ぶりで、片手で持って打ち鳴らします。軽快な音色がエイサーの躍動感を盛り上げます。
イキガモーイ(男手踊り)

エイサーの踊りの基本。空手の型を取り入れている地域もあります。
イナグモーイ(女手踊り)

女性によるパートで、しなやかで優雅な踊りを披露します。
サナジャー

特にじゅん選手が熱弁をふるうのが、エイサーの中でもひときわ異彩を放つ「チョンダラー」(沖縄市では「サナジャー」と呼びます)の役割。そのコミカルなメイクと動きから、観客を盛り上げる道化役と思われがちですが、実際には隊列を整えたり、踊りの最中に折れたバチを交換したりと、エイサー全体を陰で支える重要なサポート役を担っているのです。昔は地域の子どもたちの度胸試しのため、泣きながらチョンダラーのもとへ連れて行かれたという逸話もあるほど、単なるお笑い役ではない、奥深い存在であることが紹介されています。沖縄の歴史ある伝統芸能を支える、ベテランの役割に、きっとあなたも感動するでしょう。
施設紹介
エイサーナイトの上映


沖縄アリーナで開催されたエイサーナイトを大画面で鑑賞するスペースもありました。
衣装の紹介

各青年会の衣装を展示しており、各地域の違いや特徴を目で感じることができます。

じゅん選手からは「中の町(青年会)でしょ?」「平敷屋(青年会)」など衣装を見るだけで地域がわかりエイサーへの愛情が感じられました。
臨場感あふれる体験コーナー:VRでエイサーの世界へ!
『エイサー会館』の大きな魅力の一つが、様々な体験コーナーです。
VR体験

エイサーの演舞を間近で体感できるVRコンテンツは、まるで自分がエイサーの隊列の中にいるかのような没入感を味わえます。じゅん選手とカメラマンのマイコさんも大興奮!VRを通して見るエイサーの熱気と迫力は、言葉では言い表せないほどです。
エイサー太鼓体験


実際にエイサーで使用されている太鼓を叩くことができるコーナー。子供用の太鼓も用意されており、老若男女問わず、エイサーのリズムを肌で感じることができます。あなたもエイサーの音を奏でてみませんか?
沖縄全島エイサーまつり映像集

1964年の第9回大会から始まる、歴代の沖縄全島エイサーまつりの貴重な映像をタッチパネルで自由に視聴できます。昔のエイサーの踊り方や衣装の変化、沖縄の風景の移り変わりなど、歴史の息吹を感じられるでしょう。
オリジナルマンホール展示

沖縄市内に設置されている、エイサーキャラクターがデザインされたマンホール蓋のレプリカも展示。細部まで凝ったデザインは必見です。
エイサー体験フォトブース

エイサー会館オリジナルの衣装を身につけて、記念撮影ができるフォトブースも。家族や友人と一緒に、思い出に残る一枚をどうぞ。
エイサー会館訪問のすすめ

『エイサー会館』は、単なる展示施設ではなく、エイサーという伝統芸能が持つ歴史、精神、そして地域との繋がりを深く理解できる場所です。特に旧盆や沖縄全島エイサーまつりなど、イベント時期には道ジュネーなどの生演舞が間近で見られる機会もありますが、会館では時期を問わずエイサーの魅力を存分に味わうことができます。


エイサーグッズが充実したショップもあり、お土産にも最適。沖縄の風を肌で感じ、太鼓の響きを心で受け止める。そんな感動体験を『エイサー会館』でぜひお楽しみください。
取材協力
名称:エイサー会館
住所:沖縄県沖縄市上地1丁目1−1 コザ・ミュージックタウン内1F
時間:10:00~18:00 (変動の可能性あり、要事前確認)
休館:水曜日 (変動の可能性あり、要事前確認)
駐車:コザ・ミュージックタウン駐車場あり。2階有料ゾーン利用者は3時間無料、1階無料ゾーン利用者は1時間無料
電話:098-989-5066
HP:https://eisa-museum.jp/
