【沖縄の定番】シママース塩工場に潜入!塩の歴史と美味しい秘密を徹底解剖!【沖縄ちゃんねる】
沖縄の豊かな自然が育んだ、県民に愛される「沖縄の塩 シママース」。
今回は、「おきなわちゃんねる」のまいこ&じゅん選手が、シママースの製造元である 「シママース本舗(株式会社青い海)」 の工場に特別潜入!塩づくりの奥深さと、私たちが普段口にするシママースに込められた情熱を探ります。

この動画を見れば、あなたの料理がもっと美味しくなること間違いなし!
【工場見学スタート!】シママース本舗ってどんな会社?
沖縄の海に面した糸満市西崎町に位置する「シママース本舗」。那覇空港から車で約20分とアクセスも抜群です。エントランスに掲げられた「人類の健康を創ろう」という力強い文字には、創業以来変わらない企業理念が込められています。

株式会社青い海は、1974年に設立された歴史ある会社。「シママース」はその屋号であり、ブランド名として広く親しまれています。今回は普段見ることができない特別な場所まで、製造の裏側に潜入しました。

【シママース本舗(株式会社青い海)基本情報】
- 社名: 株式会社青い海
- 設立: 昭和49年(1974年)2月2日
- 事業内容: 食塩・混合香辛料・砂糖の製造、販売
- 観光施設: Gala青い海(沖縄中部・読谷村にあり、青い空と海が一望できる複合施設)
【衛生管理を徹底!】いざ、工場内部へ!

工場に入る前には、徹底した衛生管理が必須です。手洗い・消毒はもちろん、全身をエアシャワーで清浄し、髪の毛一本落ちないようキャップを装着。これら厳しいルールをクリアして、いよいよ塩づくりの現場へ!
【職人技が光る!】伝統的な釜炊き製法

工場内部には、薪で火を起こし、塩を炊き上げている巨大な釜がいくつも並んでいます。シママースの塩づくりは、この伝統的な釜炊き製法が特徴です。

1つの釜には約400リットルの海水を入れ、約6時間かけてじっくりと塩を炊き上げていきます。途中で焦げ付かないよう、熟練の職人さんが火加減を調整し、塩が結晶化するタイミングを見計らって火力をコントロール。15年以上の経験を持つベテラン職人テルオさんをはじめ、40年の大ベテランの職人さんもいると聞き、その技と情熱に感動します。

1つの釜から、約100kgものシママースが生まれます。1日あたり約20トン~30トン、年間では約6000トンもの塩が製造されているというから驚きです!

まだ水分を多く含んだウェットな状態の塩は、最終的に木箱に入れられて脱水され、さらに水分を飛ばしてから製品となります。

実は、シママース本舗で製造されるお塩の95%は県外へ出荷されています。大手食品メーカーや飲料メーカー、お菓子、漬物、味噌、梅干し、スポーツドリンクなど、幅広い商品の原料として、日本全国で多くの人々に愛用されているのです。知らず知らずのうちに、あなたもシママースのお塩を口にしているかもしれませんね!
【シママースの秘密】塩の山と新工場!

工場に隣接する敷地には、まるで雪山のような白い山が!これは、メキシコやオーストラリアから輸入される、太陽と風の力だけで自然に作られた「天日塩(てんぴえん)」です。シママースは、この輸入天日塩を沖縄の海水で溶解し、釜炊き製法で炊き上げて作る「ブレンド塩」なのです。
【なぜブレンド塩なの?】

沖縄は1972年の本土復帰後、日本の「塩専売法」が適用されました。この法律は1997年まで続き、国民に安定した塩を供給するため、塩の製造は国の許可が必要で、製造された塩は日本専売公社に売り渡す義務がありました。

沖縄ではそれまで、各家庭や地域で自由に塩が作られてきましたが、塩専売法の適用により、伝統的な塩づくりが困難に。そこで、創業者は「海外から輸入した天日塩を沖縄の海水で加工する形であれば、沖縄でも塩が作れるのではないか」と考え、国と交渉を重ねました。

そして1974年、加工塩としての製造・販売が許可され、シママースが誕生したのです。この歴史的背景から、シママースは伝統の製法と新しい技術を融合させた、沖縄独自の塩として今日まで受け継がれています。
【未来へ繋ぐ塩づくり】

2026年4月からは、現在試運転中の新しい工場設備が本格稼働します。真空蒸発技術を導入することで、低い温度で塩が作れるようになり、エネルギー消費の削減や作業環境の改善が期待されています。しかし、シママースの味や成分、原料はこれまでと変わらず、伝統的な美味しさを未来へ繋いでいきます。
【奥深い塩の世界】味比べ&推し塩を決めよう!

工場見学の後は、いよいよシママース本舗の代表的な3種類の塩 「シママース」「青い海」「美ら海育ち」 の味比べ!さらに、一般的な食塩、粗びき塩胡椒、シマうまスパイス、沖縄きび粗糖などもご紹介いただきました。
実際に試食してみると、見た目も食感も風味も全く異なります。


- 一般的な塩: 細かく、ストレートな塩味。
- シママース: 少し粒感があり、後から旨みがじんわり広がる。
- 青い海: シャリっとした食感で、まろやかな口当たり。
- 美ら海育ち: 粗い粒感としっかりとした噛み応え、ほのかな甘み。

じゅん選手は 「シママース」 、まいこは 「青い海」 を推し塩に決定!おにぎりと一緒に食べると、塩の個性がさらに引き立ちます。
塩専売法廃止後、青い海と美ら海育ちは沖縄の海水100%で作られるようになりましたが、シママースは創業者の思いを継ぎ、愛用者が多いことから、輸入天日塩と沖縄の海水を使った製法を変えずに販売され続けています。

また、シママース本舗は、沖縄きび粗糖の製造も行っています。きび糖はクセがなくマイルドな甘みが特徴で、様々なお料理に使いやすいお砂糖です。
【シママース本舗のおすすめ商品】

- 沖縄の塩 シママース
- 沖縄の塩 青い海
- 沖縄の塩 美ら海育ち
- シママースの粗びき塩胡椒: お肉料理にぴったり!
- シマうまスパイス: バーベキューに最適!
- 沖縄きび粗糖 シマサーター: お料理にもお菓子にも使える万能砂糖。
この動画をきっかけに、シママースのお塩をもっと深く知り、毎日の食卓でその魅力を体験してくださいね!
【最後に】

沖縄本島北部、読谷村には、シママース本舗が運営する複合施設「Gala青い海」があります。美しい海を見渡せるロケーションで、ショップやレストラン、塩作り体験などが楽しめます。ぜひ沖縄旅行の際には訪れてみてくださいね!
取材協力
名称:シママース本舗(株式会社青い海)
住所:沖縄県糸満市西崎4丁目5-4
電話:098-992-1140
HP:https://www.aoiumi.co.jp/

 
			 
			 
			 
			 
			 
			 
			