【沖縄・名護】まるでテーマパーク!?滝が流れる築100年の古民家で絶品あぐー豚そばを食す。「大家(うふやー)」完全ガイド
沖縄本島北部、名護市中山。
山々の緑に抱かれた場所に、ただの「沖縄そば屋」とは呼べない、壮大なスケールのスポットが存在します。その名は、『百年古民家 大家(うふやー)』。

「おきなわちゃんねる」のひーとー&あつきにぃにぃも、到着するなり「こんなにデカかった!?」「とんでもない!」と驚愕したその場所は、もはや飲食店という枠を超えた、沖縄の歴史と自然を感じるエンターテインメント空間でした。今回は、創業者の生家を中心に古民家を移築し、今なお進化を続ける「大家(うふやー)」の魅力を、余すところなくご紹介します。
1. 足を踏み入れた瞬間、タイムスリップ。そこは「大家の郷」
那覇空港から車で約1時間30分。名護の市街地からわずか10分ほどの距離にありながら、そこには別世界が広がっています。

「大家(うふやー)」とは、沖縄の方言で「本家」「みんなが集まる家」という意味。
かつてこの地区の庄屋的な役割を果たしていた安里家の屋号が由来です。

1901年に建てられた安里家を中心に、各地から古民家を譲り受け移築・復元。2001年から修繕を始め、2004年にオープンしました。
現在ではなんと204席もの広さを誇りますが、全ての古民家は中廊下で繋がっており、雨の日でも濡れずに移動できるという配慮も。敷地面積は驚異の約2万8000平方メートル。
松本支配人曰く、「沖縄そばの器で言うと50万個分」というユニークかつ壮大な広さです。

駐車場から一歩足を踏み入れると、そこには昔ながらの沖縄の風景が。
赤瓦の屋根、石垣、そして個性豊かなシーサーたちがお出迎えしてくれます。
入場や駐車場の利用はなんと無料。お食事だけでなく、庭園散策だけでも気軽に立ち寄れるのが嬉しいポイントです。
2. 五感で味わう!絶品「あぐー豚」と自家製麺

「大家」の真髄は、やはりそのロケーションでいただくお食事にあります。
滝の流れる音、鳥のさえずり、そして目の前に広がる亜熱帯の森を眺めながらいただく沖縄そばは格別です。
今回、おきなわちゃんねるメンバーが頂いたメニューはこちら!
■ 人気No.1の輝き!『あぐーの贅沢御膳』(2,680円)

蓋を開けた瞬間、「黄金だ!」「輝いてる!」と歓声が上がった逸品。
特製ダレが絡んだあぐー豚の生姜焼きは、一口食べれば脂の甘みが口いっぱいに広がります。
キャベツと一緒にご飯をかけこめば、箸が止まらない美味しさ。
セットの沖縄そばも付いて、ボリューム満点です。
■ 肉の壁!『あぐー豚の厚切りチャーシューそば』(1,950円)

器からはみ出しそうなほど大きなチャーシューが鎮座。
とろとろではなく、「グーヤー(腕肉)」を使用しているため、しっかりとした肉の旨みと食感が楽しめます。
スープに溶け出す上質な脂が、自家製生麺に絡みつき、至福の一杯へ。
あつきにぃにぃも思わず「美味(おい)にいにい♪」ポーズが飛び出すほど!
■ 優しさ染み渡る『あぐー肉とゆし豆腐そば』(1,450円)

女性に大人気のこちらは、ふわふわのゆし豆腐とあぐー肉のコラボレーション。
北海道産の日高昆布とカツオをベースにした、豚や鶏を使わない上品な出汁が、身体の芯まで染み渡ります。
大きな椎茸やアーサも入っており、素材の味が際立つ一杯です。


そして、全てのそばに使われているのが、こだわりの「自家製生麺」。
毎朝店舗で作られる麺は、ツルツルもちもちの食感。一度食べれば、その違いに驚くはずです。
3. 終わらないサグラダ・ファミリア?進化する庭園と施設

食事を終えたら、広大な敷地を散策しましょう。
「大家」は、「沖縄のサグラダ・ファミリア」と例えられるほど、常に増築・進化を続けています。
■ 2024年オープン!圧巻の「琉球庭園」

元々は駐車場だったスペースを大改装して作られたのが、この琉球庭園。
古宇利オーシャンタワー建設時に出土した琉球石灰岩を配置し、三線の棹の原料となるクロキや琉球松が植えられています。

人工物を極力隠すように設計された庭園には滝が流れ、まさに別天地。
夜にはライトアップされ、幻想的な雰囲気に包まれます。

■ ユニークな手作りシーサーと赤鳥居

敷地内の至る所で見かける、ちょっと愛嬌のあるカラフルなシーサーたち。
実はこれ、スタッフの皆さんの手作りなんです!
一つ一つ表情が違うので、お気に入りの子を探すのも楽しみの一つ。

さらに山の上へと続く赤い鳥居を抜けると、そこには「大家神社」が。
普天間宮の宮司さんを招いてしっかりと祀られた本格的な神社で、旅の安全を祈願しましょう。


■ 待ち時間もエンタメ!「忍者遊び」と「待合所」


人気店ゆえの待ち時間も、「大家」なら退屈しません。
冷房完備の広々とした待合所や、手裏剣を投げて景品を狙う「忍者遊び(1回500円)」コーナーも完備。
大人も子供も夢中になれる仕掛けが満載です。
4. お土産には幸せの四角いバウムクーヘン「福バーム」

帰り際に漂ってくる甘~い香り。その正体は、敷地内の工房で焼き上げられる「福バーム」です。
沖縄県産の黒糖や和三盆糖、宮古島の塩など、厳選素材を使用したバウムクーヘンは、珍しい四角い形が特徴。


- 福ブラウン(黒糖):コクのある甘みが特徴。
- 福ホワイト(和三盆):上品で優しい甘さ。表面の伊江島産ラム酒の香りがアクセント。

試食をしたひーとーも「口の中でふわぁ~って香りが広がる!」「後味が一番おいしい!」と大絶賛。
お食事なしで、このバウムクーヘンだけを買いに来る地元の方も多いという、隠れた名品です。

5. 次の沖縄旅行は「大家」へ帰ろう
「お客様に、自分の家に帰ってきたようにくつろいで欲しい」
そんな創業者の想いが詰まった「大家(うふやー)」。

歴史ある古民家で沖縄そばをすすり、滝の音に癒やされ、庭園を散策する。
それは単なる食事ではなく、沖縄の文化と自然を全身で感じる「体験」です。

昼の爽やかな景色も最高ですが、ディナータイムのライトアップされた幽玄な雰囲気もまた格別。
結婚式や企業のパーティー、アーティストのライブなど、様々な「集まり」の場としても愛されています。

名護へお越しの際は、ぜひこの壮大な「大家の郷」へ足を運んでみてください。
進化し続けるこの場所は、訪れるたびに新しい発見と感動をあなたに与えてくれるはずです。
【店舗情報】
- 店名: 百年古家 大家(うふやー)
- 住所: 沖縄県名護市中山90
- アクセス: 那覇空港より沖縄自動車道経由で約1時間30分(許田IC下車)
- 駐車場: あり(無料)
- 営業時間:
- 昼の部 11:00〜16:00 (L.O.15:30)
- 夜の部 18:00〜22:00 (L.O.21:00)
- 定休日: 年中無休
- 公式サイト: https://ufuya.com/
※メニューや価格は2025年10月時点の情報です。最新情報は公式サイトをご確認ください。
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