大切な家族と未来を守るために、いますぐできる防災対策
近年、日本各地で地震や津波などの自然災害が多発しており、沖縄も例外ではありません。
特に沖縄は、過去にも大きな地震や津波の被害を受けており、いつどこで大規模な災害が発生してもおかしくない状況です。
この動画では、おきなわちゃんねるのメンバーが、那覇市防災危機管理課の源河さんと共に、私たちが今すぐできる防災対策について学びます。
あなたは津波警報が出たらどうしますか?

動画の冒頭で、源河さんはメンバーに「最近の津波警報で避難しましたか?」と質問。
メンバー全員が適切に避難行動を取っていたことがわかり、「合格」と評価されました。
津波警報が出た際、自宅近くの大きな建物への移動や、ビルの上階への垂直避難が重要です。
あなたは、津波警報が出たらどこに避難しますか?家族と避難場所や連絡方法を話し合っておきましょう。
災害は他人事じゃない!備蓄の重要性を再確認?


「備蓄」とは、災害時に必要な食料や飲料を家に蓄えておくことです。
台風6号の例を挙げ、災害時には物資が手に入りにくくなることを源河さんは説明しました。
「自助」「共助」「公助」という言葉があるように、まずは自分自身で自分の身を守ることが大切です。

那覇市では、新都心公園が防災倉庫の拠点となっており、地下には那覇市最大の防災備蓄倉庫があります。
地下にある理由は、沖縄の暑さから備蓄品を保護し、温度変化を少なくするため。
そして、地震などの災害時に建物が崩れるリスクを避けるためです。
倉庫には、5年や10年保存可能な水が備蓄されており、1人あたり1日3リットル、3日分で9リットルの水が必要とされています。
那覇市全体では、市民の約5%分の備蓄が行われています(巨大地震想定で10%に引き上げ中)。
備蓄は我慢じゃない!普段の生活を維持するためのもの


備蓄品は、保存期間が長いカレーや、水だけで食べられるアルファ米、調理不要の食品などが一般的です。
賞味期限が切れても美味しく食べられる期間であり、実際には食べても問題ありません。
期限が近づいた備蓄品は、生活困窮者支援や防災教育、給食などで活用されています。
備蓄の考え方として、我慢ではなく普段と同じように生活するためのものという点が重要です。
【食事以外の備蓄】


メガネ、薬、おもちゃ、化粧品、生理用品、おむつ、マスクなど、自分にとって必要なものも備蓄の対象となります。
簡易トイレや体拭きシート、トイレットペーパーといった日常品も忘れずに。
スーパーで手に入る水や缶詰なども、ローリングストック法(消費期限が近いものから消費し、買い足していく方法)で備蓄できます。
沖縄の乾燥食品(昆布、フー、鰹節など)も備蓄に適しています。
沖縄の未来を守るために、いますぐできること

沖縄では大規模な地震や津波が未経験であるものの、今後30年以内にM8以上の地震が70%から80%の確率で発生すると予測されています。
個々人が自分の避難計画(マイタイムライン)を作成し、家族間で共有することが重要です。
災害時に携帯電話が使えなくなる可能性も考慮し、家族の電話番号などをメモしておくアナログな備えも推奨されています。
九州の市町村との連携訓練や、沖縄県内の企業との災害時応援協定により、物資支援体制は整いつつあります。
しかし、まずは自分自身でできることを行うことが大切です。
この動画を参考に、今すぐできる防災対策を始めましょう。
取材協力
名称:那覇市防災危機管理課
住所:沖縄県那覇市泉崎1丁目2−2 5階
電話:098-861-1102
名称:新都心公園
住所:沖縄県那覇市おもろまち3丁目2
