家庭でいつでも安全で美味しい水が飲めるのが魅力のウォーターサーバーですが、実はそこで使われている水の種類は一つではありません。
水の種類によって味や性質の違いがあり、目的や好みに合わせて選ぶことでより便利な生活を送ることができます。
この記事では、そんなウォーターサーバーの水の違いについて解説します。
水の違いが分かったら目的別ウォーターサーバーおすすめ人気ランキングもご覧になってみてください。
ウォーターサーバーの水の種類は3種類

現在ウォーターサーバーで使われている水は主に「水道水」「RO水」「天然水」の三種類です。
水道水は家庭で日常的に使われているお水をそのまま使うというもので、RO水は特殊な加工によって普通の水から不純物を取り除いたものです。
そして天然水は自然の川や湧水から汲まれてきたものを、熱処理などの安全加工をして封入しています。
どれが良いということではなく、それぞれに一長一短があり、用途によって使い分けるのが良いでしょう。
ウォーターサーバーの水の種類・RO水とは

まずはRO水の特徴から見ていきましょう。
RO水は水道水の経済的に優れている面と、天然水の品質に優れている両方のバランスを取ったタイプの水と言うことができます。
RO水の特徴
RO水は水道水や地下水、天然水など原料は様々ですが、それらを「RO膜(逆浸透膜)」と言われる特殊な膜を使ってろ過をしたものです。
水に含まれた不純物などをほとんど取り除くことができるため、安全性がかなり高いものとなります。
原料となる水の品質に関わらず、一定以上の品質に揃えることができる点が特徴です。
RO水のメリットとデメリット
RO水は原材料を安い水道水などとしているため、安価で利用できるのがメリットです。
またほとんどの不純物が取り除かれるので癖がなく、飲み物の風味を損なわないといった利点もあります。
一方でミネラルも取り除いてしまうので風味は弱く、ミネラルが後から添加されているものもありますが、天然水には劣ります。
RO水はどんな人におすすめ?
できるだけ安くウォーターサーバーを利用したいけれど、水道水では物足りないという人におすすめです。
またRO水はミネラルを取り除いた超軟水となるため、硬水の口当たりが苦手だったり、癖のない水がいいという人にも向いているでしょう。
ミネラルが添加されていないタイプは、ミネラルが苦手な赤ちゃんのミルク用にもおすすめです。
ウォーターサーバーの水の種類・天然水とは

天然水は自然の川や地下水、湧水などから採水して、熱処理など殺菌のための加工を施したものです。
他の水に比べても風味がよく、ミネラルを手軽に補給できるのが特徴です。
天然水の特徴
天然水はコンビニやスーパーなどで売られているミネラルウォーターと同じく、自然本来のお水を味わうことができます。
また地域によっても風味が異なっているので、それぞれの地域の味を知ることができるのも醍醐味と言えるでしょう。
自然のミネラルをそのまま取り込めるということでも人気の高い種類となっています。
天然水のメリットとデメリット
一番のメリットは、自然本来の美味しい水を毎日飲むことができるという点です。
また天然由来のミネラルが豊富に含まれているので、気軽に必要なミネラルを取り込むことができます。
しかし硬度が高いため人によっては苦手なこともあり、赤ちゃんにも向いていません。
そして価格も他のものに比べると高めになっています。
天然水はどんな人におすすめ?
経済的に余裕があり、ウォーターサーバーにある程度お金をかけられる家庭で、自然本来の水の風味を毎日楽しみたいという人に向いています。
また健康を意識してミネラルを自然に取り込む習慣をつけたいという人にとっても良いでしょう。
そして家庭に小さい赤ちゃんがいないならば、硬度を心配する必要もありません。
ウォーターサーバーの水の種類・浄水(水道水)とは

浄水型ウォーターサーバーとは、家庭の水道水を利用するタイプのウォーターサーバーを言います。
日常的に使っているお水なので、安価で気楽に使えるといったメリットがあります。
浄水の特徴
浄水とは、一般の家庭に引かれている水道水をサーバー内のフィルターでろ過して使用するタイプのウォーターサーバーです。
お水を配送などで受け取る手間がなく、安価でいつでも自由に水を補給できる点が大きな特徴と言えるでしょう。
また各地の水道水の状況によって、水質が左右されるといった側面もあります。
浄水のメリットとデメリット
家庭の水道水を使うので、ランニングコストがあまりかからないという点が第一のメリットとして挙げられます。
補給も好きな時にできるので、配送を受ける手間や、消費量を考えて注文に悩む必要もありません。
ですが一方で、風味は天然水などに比べて劣る点や、フィルターをマメに交換する必要があるなどのデメリットがあります。
浄水はどんな人におすすめ?
できるだけ安くウォーターサーバーを導入したいという家庭におすすめです。
浄水型には手動で補給するタイプと水道に直結するタイプがありますが、水道に直結するタイプならば他のウォーターサーバーにはある補給の手間も必要ありません。
また量が増えてもかかるのは水道代だけなので、コストを気にせずに使うことができます。
水の硬度について

ここまででも何度か触れましたが、水には「硬度」という基準が存在しています。
水の硬さとは一体どういうもののことを指しているのか、以下から詳しく解説していきましょう。
軟水とは
水の硬度は、基本的に水の中に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラルの量によって決まります。
軟水とはミネラルがあまり含まれていない水のことで、水1Lあたりに含まれるミネラルが120mg未満のものが軟水と呼ばれます。
癖がなく口当たりが良い反面、風味が弱く、ミネラルもあまり摂取できないというデメリットがあります。
硬水とは
1Lの水に含まれるミネラルが120mg以上のものが硬水と呼ばれます。
自然由来の風味がよく、身体に必要なミネラル分が補給できる点がメリットです。
一方で、ものによっては癖が強く、飲みにくいという人もいます。
またミネラルを摂取しすぎると腸などに負担がかかり、お腹が緩くなってしまう可能性もあります。
水の種類別おすすめウォーターサーバーを紹介

水の種類の特徴がわかったところで、ここからはそれぞれの水を使ったウォーターサーバーでおすすめのものを紹介します。
自分に合ったお水でちょうどいいものがあれば、チェックしてみてください。
RO水が使用できるおすすめウォーターサーバー
スタイリッシュで使いやすいデザインの「クリクラ クリクラFit」がおすすめです。
ミネラルを添加したタイプのRO水なので風味も良く、それでいて毎月の支払いは平均して4000円以下とお得になっています。
再加熱機能や抗菌加工など、便利さや安全性への配慮もしっかりとしており、コストパフォーマンスに優れています。
天然水が使用できるおすすめウォーターサーバー
「アクアセレクトサーバー」は伊勢神宮を流れ、禊にも利用されている宮川からの湧水を利用しているのが特徴のウォーターサーバーです。
モンドセレクション優秀品質最高金賞なども受賞しているので品質は保証付き。
料金は毎月の水代のみなのでランニングコストも抑えることができます。
ボトルは使い切りなので処分も簡単です。
浄水が使用できるおすすめウォーターサーバー
コンパクトなサイズで場所を取らず、キッチンなどに置いておける便利さが魅力なのが「エブリィフレシャス・ミニ」です。
UV-LEDによる殺菌と構成のフィルターによる組み合わせで安全性は間違いなし。
エコモードは最大60%消費電力を抑えることができます。
容量が物足りないという方には大型の「トール」タイプもあります。
ウォーターサーバーの水の種類についてまとめ
ウォーターサーバーで使われる水には水道水・RO水・天然水があり、それぞれに特徴が異なります。
またその中でもミネラルの量によって硬水と軟水に分けられ、風味や口当たりなどに違いがあります。
価格面や水質など、どれにも一長一短があるので、実際に利用する状況に合わせて自分に合ったものを選ぶのが良いでしょう。
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