ウォーターサーバーを利用したいと考えているかたの中には、水に賞味期限があるのか、購入した水はどのくらい持つのか気になっているかたも多いでしょう。
そこで、水の種類ごとの賞味期限の目安や、綺麗な水を使い続ける方法について紹介していきます。
ウォーターサーバーを導入予定の沖縄のかたは、美味しい水をより賢く利用していくために参考にしてみてください。

ウォーターサーバーの水の賞味期限の目安

ウォーターサーバーには、水の種類やボトルのタイプなどにいくつか種類があります。
それぞれで賞味期限も異なってきますので、目安について説明していきましょう。
水の種類
ウォーターサーバーに多く利用されているのは、主に天然水とRO水の2種類です。
この2種類の水の賞味期限の目安について解説していきます。
天然水の場合
天然水は、特定の水源から採取した原水をろ過し、加熱処理を加えた水のことです。
ミネラル成分が豊富に含まれていて、採水地によって異なる味を楽しめるのが魅力。
ペットボトルを購入するよりもコスパがいいという理由で、ウォーターサーバーを設置するかたも少なくありません。
賞味期限は3か月から、長くても6か月ほどです。
RO水の場合
耳馴染みのないRO水ですが、簡単に言えば水をRO膜と呼ばれるものでろ過し、水分子以外の余計な不純物を排除した水です。
純粋、またはピュアウォーターともいわれています。
まろやかで癖のない味で、一般的に天然水より安価です。
さらに天然水よりも長持ちで、賞味期限には1年程度の猶予があります。
開封の有無
賞味期限というのは、未開封で保存状態のいいものを指します。

一度開封してしまうと空気にさらされて品質が劣化していきますので、くれぐれも注意しなければなりません。
未開封の場合
水ボトルを開封する前であれば、パッケージに記載されている期限まで美味しく飲むことが可能です。
ただし、保存状態にも左右されますので、日当たりを避け、湿度も快適に保たれているところに置いておくようにしましょう。
天然水なら3か月から6か月程度、RO水なら6か月から1年程度が、未開封時の賞味期限の目安です。
ただ、ミネラル分が添加されているRO水は、3か月から6か月程度なので気をつけましょう。
開封済みの場合
開封すると、空気中に含まれている雑菌が水に混入することから、どんどん状態が悪くなっていきます。
天然水、RO水といった水の種類に限らず開封後は2週間から3週間程度で飲み切るようにしてください。
3週間は持つからと残しておくのではなく、トラブルを起こさないためにも、なるべく早めに消費するように心掛けなければなりません。
ボトルタイプ
ウォーターサーバーに設置する水ボトルにも違いがあります。



主に使用されているのは、ワンウェイボトルとリターナブルボトルです。
それぞれの異なる点と、賞味期限を説明していきましょう。
ワンウェイ方式の場合
ワンウェイ方式で用いられているボトルは、文字通りに使い切りです。
中の水を使い切ったら、業者にボトルを返却するのではなく、各家庭で処理して問題ありません。
ペットボトルなどに使われている素材でできているので、水が減ると圧縮され、空になったものはつぶれてコンパクトになります。
中は真空状態を保っていることから雑菌混入のリスクが少なく衛生的ですし、賞味期限も長めです。
リターナブル方式の場合
リターナル方式の場合、空ボトルは使用後に業者が回収して再利用されます。
無駄なゴミを出さずに環境にも配慮されており、余計なコストを抑えられるのが魅力です。
しかし、回収まで空ボトルを保管する場所を確保しなければなりません。
ボトルも硬質素材で柔軟性はなく、水が減ると空気に触れてしまいます。
開封後は水質が劣化していくことからあまり長持ちしないので、早めに使い切らなければなりません。
開封後の水を長持ちさせる方法


水は空気にさらされると雑菌が入り込み、水質低下します。
開封後は意識して消費を早めていかなければなりません。
しかし、1日に使い切れる量は限られていますので、少しでも長く持たせる方法も覚えておくといいでしょう。
直射日光を避けて設置する
水は水温が上昇すると、混入した雑菌もどんどん繁殖していきます。
ウォーターサーバーを設置する際には、直射日光が当たるところは避けるようにしてください。
また、エアコンやストーブの近くや、キッチンに置く場合はコンロの傍に置かないようにしましょう。
ウォーターサーバー本体や水ボトルの温度が上がらないように、日陰の涼しいところがベストです。
サーバーの電源をOFFにしない
ウォーターサーバーの内部には、水質をキープするための自動洗浄機能が備わっています。
定期的にタンク内の水を加熱したり、循環させることでカビや雑菌を処理し、繁殖を防いでいるのです。
しかし、ウォーターサーバーを使用しないからといって電源を切ってしまうと、その機能が働くなくなります。
どうしても電源を切る必要がある場合は、水抜き後にしておいてください。


定期的にサーバーの掃除をする
ウォーターサーバーに限らず、電化製品は定期的にメンテナンスを行わなければなりません。



ボトルの給水口や注水口は汚れやすく、意外に目のいかない背面も放置しておくと埃まみれになります。
専門的なチェックは業者にお願いできますが、常に綺麗な状態を保つために掃除を怠らないようにしましょう。


賞味期限以内に水を使い切るための活用テクニック


ウォーターサーバーの水は賞味期限が来る前に使い切り、新しいボトルに交換して常に新鮮な水を利用できるように意識していかなければなりません。
どうしても水が余りがちな場合に、おすすめの消費方法を紹介しましょう。
お米の炊き水に使う
お米を洗ったり、炊くときにウォーターサーバーの水を使用すると、いつもよりも美味しいご飯に炊きあがります。
ウォーターサーバーの水は軟水で、しかも不純物が入っていません。
水が邪魔をせず、お米本来が持っている風味が活かされるので、味もよくなりふっくら仕上がります。
料理に使う
ウォーターサーバーの品質のいい水を料理にも使うとなると、もったいないように感じますが、消費しきれないようならどんどん活用していきましょう。
特に、茹でたり煮込む料理がおすすめです。
ウォーターサーバーの軟水は味が浸透しやすいので、カレーも味噌汁もスープも、パスタソースも深い味わいになります。
スキップ制度を活用する
消費しきれないようであれば、水ボトルの配送ペースを調整してください。
スキップ制度は、配送を一時的に中断できるシステムです。
今ストックしている水を使い切るまで、ボトル交換を待ってもらえます。
ただ、公式HPや電話から連絡すれば利用できますが、手数料が発生するメーカーもありますので前もって確認しておいてください。
契約を見直す
1回に注文する水ボトルの本数が多かったり、配送ペースが速すぎることで水が余ってしまっている可能性があります。
各家庭で消費ペースが異なりますので、メーカーでおすすめされている量をそのまま契約しているかたは、自分に合った契約内容に見直してみてください。



適切な本数と配送ペースにできれば、コストも削減できます。
賞味期限切れの水を活用する方法


賞味期限が切れてしまった水は、口にすることを控えなければなりません。
しかし、そのまま捨ててしまうのは勿体ありませんので、別の方法で利用していきましょう。
備蓄水
未開封の状態で賞味期限が切れてしまった場合は、万が一の時の備蓄水として保管しておくのがおすすめです。
災害が起きて、ライフラインが途絶えてしまった時にさまざまな場面で活用できます。
緊急時に、使用できる水があると心にもゆとりが生まれますので、いざという時のために備えておきましょう。
生活用水
飲むことはできませんが、生活用水としてなら十分に役立ちます。
食器や汚れものを洗うのに使ったり、洗濯や掃除の際に利用すればかなりの量を消費することが可能です。
生活用水なら未開封に限らず、開封してしまって古くなったものでも問題ありません。
置いておいても場所を取るだけですので、どんどん使いましょう。
アウトドアアイテム
水場が設置されているキャンプ場もありますが、移動には少々不便なケースも少なくありません。



そんな時には水ボトルを重宝します。
水を容器に移さなくてもそのまま持ち込めますし、直接ボトルに取り付けられる蛇口があればより便利です。
飲み水と混同しないように区別しておく必要がありますが、食器を洗ったり手足を洗うのに利用できます。
ウォーターサーバーの水の賞味期限についてまとめ
ウォーターサーバーには風味を損なわず、安心して飲めるように賞味期限が設けられています。
水は腐らないものだと思っているかたは少なくありませんが、密閉された状態でも時間経過とともに状態が劣化していくことは覚えておきましょう。
賞味期限が過ぎてもいろいろな場面で活用できますが、無駄なく使い切れることが何よりです。
沖縄で導入を検討しているかたは、メーカー選びや水の種類はもちろん、注文する量や配送ペースについて考えておきましょう。
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