ペットボトル式ウォーターサーバーの利用を検討している方で、衛生面が気になっている方もいらっしゃるでしょう。
通常のウォーターサーバーとは少し勝手が違いますのでぜひ参考にしていってください。
ペットボトル式ウォーターサーバーは衛生面で注意が必要
ペットボトル式ウォーターサーバーは、一般的なウォーターサーバーと比較して内部を清潔に保つのが難しく、衛生面で注意が必要です。
ここでは、ペットボトル式ウォーターサーバーが衛生面で注意が必要な理由を5つに分けて解説します。
内部洗浄機能が搭載されていない
ペットボトル式ウォーターサーバーには、内部洗浄機能が搭載されていません。
一般的なウォーターサーバーには本体に自動洗浄機能が付いていますが、ペットボトル式ウォーターサーバーにはそのような機能が無いので、セルフメンテナンスが必須です。
この点が、衛生面での注意点になります。
塩素が含まれていない
ペットボトル式ウォーターサーバーでは、市販のペットボトル水を使用するので、お水に塩素が含まれていません。
そのため、お水自体に殺菌処理はされているものの、サーバー内での雑菌の繁殖を防ぐことはできない可能性があります。
水道水に塩素が含まれているのは、消毒のためです。
出典：株式会社日本トリム
水道水の原水となる河川や湖の水には、さまざまな病気の原因となる微生物などが含まれている恐れがあります。
塩素には強い殺菌力があり、このような病原微生物の細胞膜を破壊して死滅させるのです。
SHIROMAこの点も、衛生面で注意が必要なポイントです。
給水口に汚れが溜まりやすい
ペットボトル式ウォーターサーバーは、その構造上給水口がサーバー内のタンクに直結しており、そのため給水口で発生した雑菌が内部に入りやすくなっています。
また、給水口は残った水滴が放置されることにより雑菌が発生してしまうので、使用した時はこまめに拭き取ることが衛生面で重要です。
ボトル内に空気が入って雑菌が発生する
ペットボトル式ウォーターサーバーでは、使用するたびにボトル内部に空気が入り込みます。
そのため、その空気中にある雑菌がボトル内に入り込み、繁殖を起こしてしまう可能性もあるので注意が必要です。
ペットボトル式ウォーターサーバーを清潔に使う方法
それでは、ペットボトル式ウォーターサーバーを可能な限り清潔な状態で保つには、どのようにすれば良いのでしょうか。
そのためには、月に一度程度の定期的なセルフメンテナンスが最も重要です。
具体的な方法としては、サーバー内部に重曹を入れた重曹水を貯めて24時間放置し、内部が洗浄出来たら重曹水を出し切ります。
その後、今度は水道水を貯めて内部に残った重曹水を洗い出しましょう。
これを繰り返すことで内部の洗浄をすることが可能です。
サーバー内部以外にも、ボトルの差し込み口は空気が入ることにより雑菌が入り込みやすいので、定期的に消毒しておくことが重要になります。
また、給水口は残った水滴によって雑菌が発生しやすいので、使用するたびにこまめに拭き取るようにしましょう。
このように、日常的な心掛けや、定期的なセルフメンテナンスを継続することによって、ペットボトル式ウォーターサーバーを衛生的に使用することが可能です。
ペットボトル式ウォーターサーバーの利点
衛生面のデメリットがあるペットボトル式ウォーターサーバーですが、一方でメリットも数多くあります。
ここでは、ペットボトル式ウォーターサーバーのメリットを3つ解説します。
サイズがコンパクト
ペットボトル式ウォーターサーバーは、サイズが非常にコンパクトです。
使用するのが市販されているペットボトル水なので、ウォーターサーバー自体のサイズも高さ40cm程度になります。
このコンパクトさが、ペットボトル式ウォーターサーバーの大きなメリットです。
ボトル交換が簡単
ペットボトル式ウォーターサーバーの最大のメリットとして、ボトル交換が非常に簡単であるという点があります。
ペットボトル式ウォーターサーバーであれば、使用するボトルは最大サイズでも市販の2Lペットボトルです。
そのため、毎月20L程のボトルを交換する一般的なウォーターサーバーと比較して、ボトル交換の労力が圧倒的に楽であるというメリットがあります。
好きな水を自分で選べる
ペットボトル式ウォーターサーバーには、購入ノルマがありません。
自分の飲みたい水を自分の飲みたいタイミングで購入すれば良いので、契約に縛られることなくいつでも好きな水を飲むことができます。
SHIROMA選べるお水の自由度の高さも、ペットボトル式ウォーターサーバーのメリットです。
ペットボトル式ウォーターサーバーの衛生面まとめ
このように、ペットボトル式ウォーターサーバーを衛生的に使用するためには、定期的なセルフメンテナンスが必要になります。
一方で、コンパクトな上に利用が手軽であるというメリットがあるのも特徴です。
そのため、雑菌が繁殖する前に内部の水を早めに飲み切るという方には、それほど気にならないかもしれません。
いずれにせよ、清潔さを保つために定期的なお手入れをは心がけるようにしましょう。