いつでも美味しく安全な水を飲むことができるウォーターサーバーは、家に一台あるととても便利ですよね。
でも水が必要と言えば、人間だけでなくペットでも同じです。

ではウォーターサーバーの水をペットにも使うことはできるのでしょうか?
この記事ではそんな、ペットとウォーターサーバーに関する疑問について解説していきます。
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ウォーターサーバーの水はペットにあげても大丈夫?


結論から言うと、ウォーターサーバーの水をペットにそのまま使っても基本的には問題ありません。
むしろ水道水の場合はカルキ臭などの問題もあってペットが好まないこともあり、ウォーターサーバーの水のほうがよりペットには向いているとも言えます。
ただし、ペットが病気を患っていて薬を服用している場合などには絶対に安全とも言い切れない部分もあるので、そうした場合には念のため医師に相談してみてください。
ペットの水についての知識


次に、ペットに与える水について知っておくべきことを紹介していきましょう。
ペットに向いている水の種類や、一日に必要な量などについて詳しく解説していきます。
ペットに適した水の種類
一般にペットに適している水は「軟水」だと言われています。
水には大きく「軟水」と「硬水」に分けることができますが、これはミネラルの含有量によって決められます。
WHO(世界保健機関)の基準では、硬度が0~60mg/l 未満を「軟水」、60~120mg/l 未満を「中程度の軟水」、120~180mg/l 未満を「硬水」、180mg/l以上を「非常な硬水」といいます。
出典:ミネラル量と水の硬度、硬水と軟水の違い | evian – Evian
ミネラルの含有量の少ないほうが軟水で、口当たりが良く飲みやすいのが特徴です。
日本の自然の水はほとんどが軟水ですが、販売されているミネラルウォーターなどには硬水も多いので注意が必要です。
ペットが1日に必要とする水の量
ペットも人間と同様に体重の半分以上が水分とされており、基本的には体重によって一日に必要な量も変わってきます。
大体の数値としては体重1kgあたりに50ml 程度と覚えておくと一つの目安になるでしょう。
ペットのお世話にウォーターサーバーを活用するメリット


それではここからは、ペット用の水にウォーターサーバーを使うメリットについて紹介していきます。
人間にも便利なウォーターサーバーは、ペットにとっても多くのメリットがあります。
カルキ抜きの必要がない
水道水には、雑菌が繁殖するのを抑制するために塩素が一定の量含まれています。
もちろん健康に害があるほどの量は含まれておらず、基本的に気にする必要はありません。
ですがこれがいわゆるカルキ臭と呼ばれる独特の匂いとなり、嗅覚の鋭い犬などは嫌がることもあります。
しかしウォーターサーバーならば元から塩素が含まれていないので、ペットでも美味しく飲むことができます。
水の温度調節が簡単にできる
ウォーターサーバーは人間にとって冷水が飲めることもメリットですが、冷やされた水はペットには向いていないことも多くあります。
動物は急に冷水をたくさん飲むと、体を壊してしまうこともあるのです。
ですがウォーターサーバーは温度調節ができるので、すぐにちょうどいい温度の水を与えることができます。


ペット飲料を購入するお金や手間が省ける
ペットショップなどでは、ペット専用の飲料水を販売していることもあります。
ですがこうした飲料水は高額で、常に買い続けていると経済的にもかなりの負担となってしまいます。
しかしウォーターサーバーならばそうしたものに頼らずとも美味しく安全な水をペットに与えることができるので、経済的な負担も少なくて済みます。
ドライフードが作りやすくなる
ペットにドライフードなどを与える時、なかなか思うように食べてくれない場合には、水でふやけさせて食べやすくしてみることもあります。
その場合、ふやかすためには水を一度沸騰させてお湯を作る必要がありますが、ウォーターサーバーでは温水もすぐに給水できるので、わざわざお湯を沸かすこともなくすぐに使うことができます。
停電時の備えになる
災害などがあった時にお水の備蓄は不可欠ですよね。
ウォーターサーバーはもちろんお水が十分にあるので備蓄の代わりにもなります。



ただ心配なのが災害時に停電までしてしまった時。
ウォーターサーバーは電気器具なので、停電時には困ってしまうとお思いではないでしょうか。
ですが実は電気が止まっても水が取り出せるタイプもあるので、停電時でも十分に使うことができます。
ペットのお世話にウォーターサーバーを活用する際の注意点


最後に、ペット用にウォーターサーバーを使う際の注意点や活用ポイントなどについてまとめておきましょう。
ペットならではの注意点もあるので、気をつけてくださいね。
水選びに気をつける
上でも少し触れましたが、水には大きくわけて軟水と硬水があり、ミネラルを多く含んだ硬水はペット用の水としては向いていません。
他の成分が多く入った硬水は、デリケートなペットの体には負担になることもあるので、軟水を使うことが基本です。
ウォーターサーバーの中には硬水を選択できるものもあるので、間違えてしまわないように気をつけましょう。


ペットがサーバーにいたずらしないよう注意する
ペットに水を与えるということで、ペットにとってもウォーターサーバーは身近なものとなるかもしれませんが、距離的にはあまり近づけないようにしておいたほうが無難でしょう。
ペットは自分が気になるものには、いたずらしてしまう習性があります。
ですがもしもウォーターサーバーを壊してしまった場合には、修理費も自己負担になってしまいます。
サーバーから出した水を長時間放置しない
ウォーターサーバーの水には、水道水のような殺菌のための塩素などが含まれていません。
それだけに美味しさもあるわけですが、その代わり長時間持たせることができないというデメリットもあります。
給水された時点ではもちろん綺麗な水ですが、長時間放置していると次第に雑菌が繁殖し、体を壊してしまいます。


定期的にサーバーの掃除をする
ペットの健康を害さないためには定期的なメンテナンスも大切です。
ウォーターサーバーの周囲の清掃や水回りを清潔に保つことはもちろん、フィルターの掃除や交換などもマニュアルで許されている範囲内でまめにやるようにしましょう。



常に清潔にしておくことで水の安全も保たれ、大切なペットの病気を防ぐことにもつながるはずです。
ウォーターサーバーとペットについてまとめ
このようにウォーターサーバーは人間だけでなく、ペットにとっても安全で美味しいお水を提供してくれるものとなっています。
とはいえ人間とペットの生物的な違いもあるので、人間と同じならば良いだろうと過信はせず、説明書をしっかりと読んだり医師と相談するなど、十分に注意しながらペットと共に楽しく利用するようにしてください。
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