ウォーターサーバーというのは、基本的に常に電源に入れてつけっぱなしの製品であり、24時間通電しているのが基本です。

となると、その分電気代がかかってしまうのでは?という風に気になる方もいるでしょう。
実際、ウォーターサーバーはどれくらいの電気を消費するものなのでしょうか。
ウォーターサーバーの電気代は平均どれくらい?


ウォーターサーバーの電気代というのは、メーカーが出しているウォーターサーバーの性能や大きさによってかなり異なってきますが、平均的な値段を換算すると月平均で1000円くらいの値段がかかります。
消費電力が比較的少ないウォーターサーバーですと平均の半分くらいが目安になっているのではありますが、普通に使う分にはこれくらいの値段がすると思ったほうがいいでしょう。
似たような家電製品ですと、冷蔵庫で一か月800円程度、電気ケトルだと月平均の電気代は200~300円と、他の電気代がかかる製品と比べても結構割高な感じがする製品でもあります。
基本的に継続的に電源を入れていないといけないのがウォーターサーバーです。
導入の際には比較的多くの電気代を消費する製品だという点を、まずは頭に入れておくといいでしょう。


ウォーターサーバーの電気代を計算する方法


電気代の計算方法としては、メーカー側からしっかりとした計測を基に、数値を算出していることもありますが、家でもしっかりと電気代を計算することができます。
それが、ワットチェッカーという機器であり、これを使うことによって家でも簡単におおよその電気代を計測できるようになります。
パソコンや家電製品などの消費電力を調べる計測器です。
出典:ワットチェッカー【サンワダイレクト】
コンセントにワットチェッカーを装着し、電力を測定したい機器をワットチェッカーにつなぐだけで簡単に測定できます。
使い方は、電気代を知りたい家電のコンセントの部分にワットチェッカーに挿すだけで終わり、あとは自動で動いてくれるようになります。
ウォーターサーバーの場合には24時間ずっと計測している状態ですので、1日たったらあとは日数を掛け算して算出できます。
ウォーターサーバーの電気代を節約する方法


基本的にずっとつけているものですので、電気代が固定的であるウォーターサーバーの電気代ですが、どうにかして節約する方法はないのでしょうか?
省エネタイプやエコモード付きの製品を選ぶ
ウォーターサーバーを選択する際に、最初から電気代を節約できるエコタイプのものを選択するといいでしょう。
製品にもよりますが平均的な物よりも2割~3割程度は電気代を抑えてくれるものが多いです。
固定的で節約しにくいものですから、最初から電気を消費しにくいものを選ぶのは理にかなっています。
日当たりのいい場所を避ける
日当たりがいいところにおいておくと、より多くの電気を消費する可能性があります。
ウォーターサーバーの水を温かい状態にしてしまいますので、お水を冷やす際に電力を消費してしまいますので、その分電気代がかさんでしまう原因を作っています。



少しでも涼しいとことで使えば、消費電力は減ります。
床暖房の上を避ける
日当たりがいいところで前述したことと同様に、床暖房がある部屋についても避けたほうがいいでしょう。
暖房使用で部屋の温度が上がりやすいですし、本体も温められてしまって、水温が上がっていくということに繋がります。
床暖房を使う部屋は避けて、冷たい水を維持しましょう。
風通しが良すぎる場所に置かない
一見すると風通しがいいところというのは、なんだか電気代を節約するのにはいいのではないだろうかと考えてしまいます。
実際に空気の動きがないところよりも、風通しがいいほうがいいのですが、通り過ぎるとなると風の影響で周囲の温度変化が激しくなります。
そのせいでかえって電気代がかかってしまうケースがあるのです。


壁や家具から15cm以上離して設置する
ウォーターサーバーについては設置場所でも節電できる可能性があり、少なくとも他の家具から15㎝は離して使用することをお勧めします。
ウォーターサーバー自体にも熱が出てくるのですが、使用中にでた熱が周囲に放出されないで、サーバー付近に残っていると、水の温度が上がりやすくなってしまうからです。
本体をこまめに掃除する
本体をこまめに掃除しておくことも、節電に繋がっていきます。



単に掃除をするのはきれいにするためだけではなく、ゴミやほこりが熱を逃すための機能を阻害することがあるからです。
熱がたまってきてしまうと電気代がかさんでいきますので、たかが掃除と思わずに手入れをこまめにやっていくことが重要になります。
コンセントを差したままにしておく
意外に思われるかもしれませんが、電気代節約のために電源を抜くのはNGです。
温かいお湯が出るタイプには特に言えるのですが、一度電源を切ってお湯がさめると、一から沸かす電気代が寄りかかってしまうからです。
衛生面でも雑菌繁殖の引き金になるので、絶対に電源は抜かないでください。


電気代以外でウォーターサーバーにかかるコスト


電気代以外でかかるコストについては、サーバーにつける水のボトル代金はもちろんかかりますし、業者によってはサーバーのレンタル料金やメンテナンス代金といった部分も発生します。
その他にも、途中で解約した際にはペナルティーとして違約金を支払ってもらうようなこともあれば、ボトルのノルマが達成できないためのペナルティーもあります。
また、特別なプランを設定することによって、使いサービスを受けられる代わりの代金が発生することもあるでしょう。
そういったコストを考えていくと、電気代を除いても月に3000円から5000円といった値段がほぼ固定的にかかってくるものであり、その他にも余分な費用を請求されるような面もあります。
ですので、ウォーターサーバーを利用する際に、できる限り節約がしたいと思ったときには、どんなプランを利用するのか、ちゃんと消費しきれる量を注文できているかなど。
いろいろな面を見ながら選択しましょう。
ウォーターサーバーの電気代についてQ&A
- ウォーターサーバーは停電時は使えますか?
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コック式やレバー式のものであれば、停電時でも使用可能です。
ウォーターサーバーの仕組みによって変わりますので下記もご参考ください。あわせて読みたいウォーターサーバーは停電時にも使える?台風が多い沖縄でもおすすめ 台風の多い沖縄地方でウォーターサーバーの利用を検討している方の中には、停電時にウォーターサーバーを利用することが可能なのか、気になっている方もいらっしゃるで… - ウォーターサーバーよりも電気ケトルの方が電気代はかからない?
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お湯を使用するだけという方は、電気ケトルを使用したほうが断然節約になります。
ただ、他に使用用途がある方はウォーターサーバーの利用を考えてもいいかと思います。あわせて読みたいウォーターサーバーとケトルではどっちがオススメ?それぞれの費用や電気代を比較 ウォーターサーバーの利用を検討している方で、電気ケトルと比較してどちらがお得か気になっている方もいらっしゃるでしょう。 この記事でわかること ウォーターサーバ…
ウォーターサーバーの電気代を節約するのは割と簡単
近年では、エコ機能がついているサーバーが増えてきていますので、いくらか前に比べると電気代は節約しやすくなっています。
そのうえで、この記事で紹介した複数の電気代がかかりにくいような方法を利用することで、少しでも節電できるようにして家計を守っていきましょう。
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