ウォーターサーバーを利用している際に、サーバー内や周辺に虫が発生してしまい、困っているという方もいらっしゃるでしょう。
この記事では、なぜウォーターサーバーに虫が発生してしまうのかという点について、その対策や予防法も含めて詳しく解説します。
ウォーターサーバーに虫が発生する原因とは
どのようなことがきっかけで、ウォーターサーバーに虫が発生してしまうのでしょうか。
まずは、サーバーに虫が発生する原因から、詳しくみていきましょう。
水による湿気
一つ目の要因として、ウォーターサーバーは水を使用するため、本体周辺が湿気を持ってしまっていることが理由として挙げられます。
濡れてジメジメとしている湿気が多い環境は、虫が好む環境になりますので、その結果ウォーターサーバーに虫が発生してしまうことになるのです。
電気を使用するため暖かい
虫は、基本的に暖かい環境を好む習性があります。
そのため、電気を使用しており、動作中は熱を持っているウォーターサーバーの周辺は、虫が集まりやすい特徴があるのです。
また、それに加えてウォーターサーバー周辺は湿気の多い環境ですので、この二つの要因が相まって、虫が集まりやすい環境になっています。
髪の毛・埃がたまっている
髪の毛や埃がたまっているのも、虫が集まりやすい要因です。
髪の毛や埃などのゴミがたまっていると、その周辺は不衛生になりやすく、虫が発生しやすい環境になってしまいます。
また、これらのゴミには小さな虫の死骸が大量に含まれていることもあり、それをエサとする虫も寄ってくるので、より虫が集まりやすくなるのです。
交換するボトルに虫がついている場合も
ウォーターサーバーは、基本的にボトル交換をする必要がある機種が多いです。
そのため、ボトルの保管場所が虫の発生しやすいところであると、ボトル交換の際に虫がサーバー内に入ってしまうというケースもあるので注意が必要です。
ウォーターサーバーに虫が発生するのを防ぐ方法
ウォーターサーバーに虫が発生するのを未然に防ぐためには、どのような方法があるのでしょうか。
こちらでは、有効な虫の対策として、5つの方法を紹介します。
ウォーターサーバーに虫が発生しないように、これらのポイントに気をつけましょう。
風通しの良い場所に置く
まずは、基本的な対策として、ウォーターサーバー本体を風通しの良い場所に置くよう心がけましょう。
上の項目でも述べた通り、虫はジメジメとした湿気の多い環境を好む特徴があります。
そのため、サーバー本体を風通しの良い場所に設置し、湿気が高くなりにくい環境に置くことで、グンと虫の発生率を下げることが可能です。
キッチンではなくリビングに置く
湿気対策という意味では、ウォーターサーバーはキッチンではなく、リビングに置くことをおすすめします。
キッチンは水回りの場所ですので、環境的に水に濡れやすくなっているのが特徴です。
また、料理や食品のカスなどの汚れも付着しやすく、湿気を持ちやすい環境となっています。
そのため、キッチンより湿気を持つ可能性の低い、リビングに置くのが有効です。
きれいな状態を保つ
こちらも基本的な対策にはなりますが、定期的にサーバー内をセルフメンテナンスしておくことも、虫対策として有効です。
自動クリーン機能が搭載されている機種もありますが、それのみで完全な衛生状態を保つのは難しいと言えるでしょう。
そのため、定期的に自分でサーバー内を掃除し、清潔に保つことも虫対策としておすすめです。
ボトルの交換時も注意する
上の項目でも述べた通り、ボトルを置いている場所の環境によっては、ボトルに虫が付着しているケースもあります。
そのため、ボトルの交換時に虫が付着していないかどうかを、しっかり確認しておきましょう。
また、虫の発生頻度によっては、ボトルの保管場所を変更するのも対策として有効です。
レンタル式のウォーターサーバーを選ぶ
レンタル式のウォーターサーバーを選ぶのも、虫対策として有効です。
サーバー本体がレンタル式の契約の場合は、メーカーによるセルフメンテナンスサービスを受けられますので、衛生的な環境を保ちやすくなります。
また、サーバー自体を新しいものに交換できるケースもありますので、レンタル式の利用もおすすめです。
ウォーターサーバーに虫が発生した場合の対処法
実際に、ウォーターサーバーに虫が発生してしまった場合、どのように対処すればよいのでしょうか。
虫が出てしまったときの、おすすめの対処法は3つあります。
消毒用アルコールをかける
まずは、消毒用のアルコールをかけるのが、対処法として非常に有効です。
消毒用のアルコールは、虫にとって非常に強い刺激物であり猛毒となるものですので、ただ虫にかけるだけでも効果はてきめんに現れます。
殺虫剤をかける
当然のことながら、殺虫剤を使用するのも非常に有効です。
ただし、注意点として、殺虫剤の成分は人間にも有害となるものがありますので、その吹きかけ方には注意が必要になります。
そのため、蛇口などの部分には殺虫剤が吹きかからないよう、気を付けて使用するようにしましょう。
サーバーから出るお湯をかける
室内で発生する大抵の虫は、熱湯に非常に弱いという特性を持っています。
そのため、サーバーのお湯を利用して、熱湯をかけるだけでも虫対策には有効です。
ただし、あまりサーバー周辺が水浸しにはならないよう注意しましょう。
ウォーターサーバーに発生する虫についてまとめ
以上のように、ウォーターサーバーに虫が発生要因には、設置場所や衛生環境が原因となっていることが多いです。
そのため、できるだけ風通しが良い場所に設置することと、サーバー内部や周辺を清潔に保つことを心がけるようにしましょう。