いつでも気軽に美味しい水を飲むことのできるウォーターサーバーは、その多くが使い切ったボトルを新しいものに交換することで新しい水が補給される方式を採用しています。
ボトルの交換は基本的に利用者がしなければなりませんが、そうした際の一般的な方法や、その時に気をつけるべき注意点などについて紹介します。

ウォーターサーバーの一般的なボトル交換手順

ボトルの交換の仕方は、どのメーカーでも概ね同じ方法になっています。
細かな形状や位置などによって違いはありますが、まずは基本的な交換の流れを見ていきましょう。
1.使い終わったボトルを外す
まずは使い終わったボトルを外します。
空になったボトルは軽いので外すこと自体にはそれほど苦労しないでしょう。

ただし、水が少し残っていると周りに飛び散ってしまうので注意が必要です。
外した後の部分は不衛生になりがちなので、水気を拭き取り、アルコールなどで消毒すると良いでしょう。
掃除が終わったら、ホコリなどが付いてしまう前に素早く交換します。
2.新しいボトルのふた(シール)を外す
新しいボトルには、蓋にあたるところにシールやラベルなどが貼ってあります。
これは水をボトルに封じた際に他の雑菌などが入り込まないように密封したもので、これを剥がさないままセットしてしまうと水が出ないどころか、シールなどがサーバーの内部に入り込んでしまう可能性もあります。
剥がし残しがないようにしっかりと説明に従って剥がしましょう。
3.サーバーの差込口に差し込む
シールを剥がしたボトルの口には、逆止弁と呼ばれるものが付いています。
これは水の逆流を防ぐもので、外からボトルに余計なものが入らず、一方通行になるようにしてあるものです。
サーバー側の差込口には突起のようなものがあり、これがちょうど逆止弁を押し込むことで水が流れるようになるので、きちんとセットしましょう。
ウォーターサーバーのボトル交換をする際のポイント


ボトル交換の大まかな流れは以上のようになりますが、その中で注意を払うべき箇所にも触れておきましょう。
以下のことに注意しながら、ていねいに作業を進めてください。
水を使い切ってから交換する
交換をする前に、それまでセットしてあったボトルの水をちゃんと使い切っているか確認しましょう。
もしも水が残っていると外した時に中の水が飛び出してしまい、サーバー内部に侵入したり、電源コードを漏電させてしまう可能性もありうるので注意が必要です。
多少の水であれば大丈夫ですが、心配であれば近くにふきんなどを用意しておくと良いです。
電源をONにしたまま交換する
ボトルを交換する時などサーバーに手を入れる作業の場合、一度電源を切ってからのほうが良いのではないかと思われるかもしれませんが、基本的には電源を入れたままの作業で問題ありません。
またメーカーによっては交換時に操作が必要なので電源をつけておかなければならないということもあるので、説明書で確認しておきましょう。
新しいボトルを取り付ける前に差込口を掃除する
ボトルの口が接触する差込口は、ウォーターサーバーの中でも特に衛生面において注意を払う必要のある部分です。
水気があるので雑菌が繁殖しやすいことに加えて、外からのホコリなどもあるので、水の内部に汚れが侵入しやすい場所です。
まず水気を拭き取ってからアルコールなどで消毒し、乾いた布やキッチンペーパーできれいにしてあげましょう。
正しい角度でゆっくりと差し込む
水の入ったボトルは重いので作業は大変に感じるかもしれませんが、ズレがないようにきちっとボトルをセットすることは、ウォーターサーバーの故障を減らす上でも大切なことです。
差込口は丈夫に作られてはいますが、微妙にずれた角度で重いボトルを差し込んでしまうと、少しずつダメージを与えることにもなりかねません。
ボトルの交換が楽なウォーターサーバーの選び方


このように慎重に作業するべきボトルの交換ですが、ちょっと大変にも見えてしまいますよね。
そんな時には、できるだけ負担にならない形式のものを選択するのも一つの方法です。
軽量ボトルorパック式を選ぶ
軽量ボトルやパック方式は、こうしたボトル交換の負担をできるだけ減らしたいという人に向けたものです。
通常のボトルに比べて小さく軽量のボトルやパックを使うことで、女性や子どもでも簡単に水の交換ができる仕組みになっています。
ただしそのぶん水の量は少なくなってしまうので、交換のペースは早くなるでしょう。
ボトル下置きタイプを選ぶ
ウォーターサーバーはサーバーの上部にボトルをセットして、重さを利用して給水するという形式が一般的ですが、重いボトルを持ち上げる負担を軽減するために、サーバー下部でセットできるつくりにされているものもあります。
この形式であればボトルを持ち上げる必要がないので、比較的簡単にボトル交換ができます。
水道水浄水型を選ぶ
配送されてくるボトルを利用するのではなく、家庭の水道水をそのまま利用するタイプのウォーターサーバーもあります。
こちらは水道水をサーバーで浄化して美味しい水を提供する形になっており、水を購入する代金もかからないのが魅力です。



この形式であれば手作業でボトルを交換する必要もなく、負担がかかりません。
ウォーターサーバーのボトル交換についてまとめ
ボトル形式のウォーターサーバーは、利用者自身の手でボトルの交換を定期的に行わなければなりません。
その際には掃除もしつつ、故障の原因などにもならないよう注意しましょう。
またボトル交換の負担を避けたいという場合には、水道水を使うタイプや、下置きタイプ、軽量ボトルを導入しているウォーターサーバーの利用も考えてみましょう。
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