旅行や出張など、しばらくの間だけ家を空けるといった場合、家に設置してある家電製品については電源を抜いておくなど留守にしておく上での様々な注意点があります。
では家庭用のウォーターサーバーについてはどうでしょうか。
この記事では、長期不在にする際のウォーターサーバーの扱いについて解説します。

長期不在時のウォーターサーバーの取扱い方法

一口に長期と言っても、一か月程度のものから半年を越すことまで様々なケースがあります。
ウォーターサーバーの場合にはその期間によっても扱いが変わるので注意しましょう。
1ヵ月未満の場合
基本的にウォーターサーバーは一週間を超える場合から注意が必要となります。
これは一週間を超えるくらいになると水の品質を保つのに様々な問題が起きてくるからで、ただしこれが一か月以内であれば、自動洗浄などの機能をONにしておくことで水の鮮度を保つことはできるため、電源は入れたままにしておくことが推奨されます。
1ヵ月以上の場合
逆に一か月を超える場合には水の鮮度を保つことが難しいため、現在セットされている水は破棄し、水抜きをして、最後に電源も抜きます。
ただし電源についてはそのままいきなり抜いてしまうと設定が初期化されたりエラーを起こすことがあるので、説明書を見ながら各機種ごとに合った電源の抜き方をするようにしましょう。
長期不在中は水の配送を止めておこう

一か月以上の長期不在になる場合には、水の配送を止めておくことも大切です。
基本的に多くのウォーターサーバーでは一か月に一度の配送があり、そのたびごとに新しい水が届けられることになりますが、その際に不在だと不在票が入れられ、再配送されるといった手間が延々と続くことになってしまいます。
業者側にとっても負担となってしまうので、事前に長期不在になる旨を連絡をして配送を一時止めてもらいましょう。
長期不在による配送の一時停止に関しては各業者でも様々なサービスが提供されており、一定の期間内であるならば無料で停止してもらうことも可能です。

ただし、その場合でも毎月のサーバーのレンタル料自体は発生することがほとんどなので注意しましょう。
また無料期間が過ぎても割引のサービスがあったり、長期不在を延長する場合には月ごとに事務手数料が取られる場合などもあるので、事前に確認しておくと良いでしょう。
長期不在後のウォーターサーバーのお手入れ方法


次に、長期滞在から戻った際にウォーターサーバーにしておくメンテナンスの方法についても説明します。
長期間使用しないことで、ホコリや雑菌などが溜まっていることに注意しましょう。
サーバー本体を拭く
最初にウォーターサーバー本体の表面を掃除します。
長期間放置されたことで本体にはホコリなどがたまっているので、この後のメンテナンスの際にそうしたホコリが内部に入り込んでしまう可能性があります。
まずはモップやワイパーなどで表面のホコリを簡単にとり、そのあと水を絞った付近やタオルなどできれいに拭き上げましょう。
蛇口部分を掃除する
次に給水口を掃除します。
常に水が通っていた給水口は長期不在よりも前から水垢などが溜まっているかもしれません。
こうした部分も雑菌が繁殖する原因となるので、アルコールを使って拭き取りましょう。
その上でまだ汚れが気になる場合には、歯ブラシや綿棒などを使って細かい部分もきれいにします。
ボトル差込口を消毒する
ボトルの差入口も給水口と同様に常に水が通る部分であり、雑菌が繁殖しやすい場所です。
ここも給水口と同じようにアルコールを使用して消毒と掃除を行います。
また上部に設置するタイプはホコリが周囲に溜まっている場合もあるので、そうした時には掃除をする前にまずホコリを取ってから作業をするようにしましょう。
受け皿を洗う
ウォーターサーバーの場合、給水をする際にこぼれた水を受ける受け皿が設置されています。
この受け皿も水とホコリが溜まりやすく、水垢や雑菌の繁殖しやすい場所なので、丁寧に掃除しましょう。
外せるタイプであれば、水道で軽く汚れを流してから食器類と同じように中性洗剤などで洗うのがおすすめです。
捨て水をする
長期間ウォーターサーバーを使用していなかった場合には内部の水は抜くのが基本ですが、それでも中には多少の水や汚れが溜まってしまうことも少なくありません。



なので使用を再開してからコップ2、3杯分は飲まずにそのまま捨てるようにしましょう。
中を通った水が自然と洗浄を行ってくれるので、その後からは衛生的に使用することができます。
新しいボトルに交換する
使用を再開する時には、それまで使っていたボトルをそのまま再利用するのではなく、新しいボトルを改めて下ろすことも大切です。
ボトルの水には賞味期限があり、開封後はその期間はさらに短くなります。
なので不在にする前のボトルをそのまま使い続けるのは衛生面でもよくありません。
賞味期限に余裕のある新しいボトルに交換しましょう。


長期不在のときのウォーターサーバーについてまとめ
家を長期間空ける際には、一か月以内であれば電源はそのまま、一か月以上であれば説明書に従って水抜きをし、正しく電源を落とすようにしましょう。
そして再開時にはお手入れをして、新しいボトルに交換して使うことが大切です。
再び美味しい水が飲めるように、正しい方法をきちんとチェックしておくようにしてください。
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