脱毛サロンやクリニックに関する情報を集めていると、実際に施術を受けたかたからは、痛みや刺激を感じたという口コミがよく聞かれます。
人気が高い脱毛ですが、綺麗な肌を手に入れるためとはいえ、我慢を強いられるのはなかなか大変です。
しかし、そもそもなぜ脱毛は痛いのか、原因を知れば対処法もわかります。

これから脱毛を検討している方へ、痛みを感じる理由や注意したい部位、脱毛方法による違いについてご紹介していきましょう。
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脱毛が痛い理由や痛みを感じやすい人の特徴


照射の際の痛みの感じかたは個人差が大きく、同じ出力でも人によって強い刺激を受ける場合もあれば、全く平気なこともあります。
では、痛いと感じやすいのはどういったタイプなのか、具体的に特徴を確認していきましょう。
レーザー照射による熱
脱毛の方法にはいくつか種類がありますが、一般的なのが、黒色にのみ反応して高熱を発する特殊な光線を照射して、毛根にダメージを与えて発毛の働きを鈍らせる熱破壊式です。
照射された際、その範囲に生えているムダ毛が瞬間的に熱を持つため、ムダ毛に接している肌がその刺激を感じます。


初めての脱毛
初めて脱毛を受ける方は、特に痛みを強く感じる傾向です。
これまでカミソリで剃ったり毛抜きで抜くといった自己処理を行ってきた場合、肌や毛穴が傷ついていたり、色素新着を起こしていることが少なくなく、光線が黒い色素に反応してしまいます。
また、照射範囲に生えているムダ毛の量も多く、一度に強い刺激を受けやすい状態です。
敏感肌
肌のコンディションが崩れやすい敏感肌の方は、通常よりも角質層が薄く、バリア機能も弱まっています。
そのため外部からの刺激にも弱く、照射の際に人一倍敏感に痛みを感じがちです。
普段から肌トラブルを起こしやすかったり、ちょっとしたことで荒れやすいかたは注意が必要になります。
肌の色が黒い
元々の肌色が黒いかたは、光線がムダ毛だけではなく、肌表面のメラニン色素にも反応してしまうことから、強い痛みを感じます。
火傷するリスクも高まるため、安全のために出力を抑えなければなりません。



当然、肌とムダ毛の色の違いを識別しやすい色白の方と比較して、脱毛効果が弱まってしまいます。
毛が濃い
毛深いかたはムダ毛が密集している分、照射された瞬間に肌が感じる刺激も強いものになります。
施術を継続していけば徐々に毛量も減っていき、照射の際の痛みも感じにくくなってきますが、痛みに耐えられない場合は照射出力を抑える必要がありますし、処理しなければならないムダ毛が多い分、脱毛完了までに長期間かかる傾向です。
肌が乾燥している
男性と比較して皮脂の分泌量が少ない女性に多い乾燥肌ですが、油分と水分のバランスが崩れるとバリア機能も低下してしまい、照射の熱刺激から肌を十分に守れなくなります。
脱毛の際に高熱に晒された肌はより乾燥しやすくなるため、照射のたびにさらに強い刺激を受けるという悪循環です。
肌が日焼けしている
肌を露出する機会が増える夏場に脱毛を検討し始めるかたも多いでしょうが、この時に気をつけておきたいのが日焼けです。
ムダ毛のメラニン色素だけではなく、海やプールでこんがり焼かれた黒い肌にも光線が反応することで、皮膚表面にダメージを受けてしまいます。



あまりにも黒く日焼けしていれば、場合によっては脱毛自体受けられません。
肌の調子が良くない(ニキビ・吹き出物などがある)
ニキビや湿疹などで肌が炎症を起こしていると、照射が刺激となって痛みを伴うことがあります。
周囲よりも肌が赤くなっていることも多いため、色が濃い分、光線も反応してしまって肌トラブルを悪化させる可能性があり危険です。
その部位を避けて照射することがほとんどですが、トラブルが広範囲に及ぶ場合には脱毛を避けるのが賢明でしょう。
体調が悪い
風邪をひいていたりメンタルが落ちている時など、体調が優れない時には通常よりも体がデリケートになっています。
せっかく予約したし、寝込むほどではないから平気だろうと脱毛を受けるのは避けましょう。
空腹だったり、寝不足くらいの不調でも、普段は感じない痛みに辛い思いをする可能性があります。
生理前後
女性の体は生理前後にホルモンバランスが乱れ、安定している時よりも肌が敏感になります。
メンタル面でもちょっとした変化に過敏になってしまい、普段は気にしない痛みも強く感じやすいことから注意が必要です。



肌の調子が悪くなったり、頭痛や腹痛といった体調面での変化も出やすい時期ですので、脱毛もストレスになります。
痛みを感じやすい部位とは?


脱毛は施術を受ける部位によっても、刺激の感じやすさに違いがあります。
どの部位が特に痛いのか、気をつけておきたところを見ていきましょう。
顔の産毛
生えているのは産毛ですから、メラニン色素も薄く、脱毛の際にも痛みを感じにくいと考える方が多いでしょう。
ですが、顔は皮膚が薄いことから熱が伝わりやすく、粘膜や骨にも近いため強い刺激を感じ取ります。
顔は全身の中でも乾燥しやすく、ニキビや湿疹といったトラブルを起こしやすいことから、痛みを感じやすい悪条件も揃いやすいのです。
ワキ
初めて脱毛で人気の高い部位ですが、濃く太い毛が密集している上に皮膚も薄いため、照射時の痛みも強くなります。
衣服が擦れやすいため摩擦の影響があったり、長年自己処理を続けてきたことで肌荒れを起こし、色素沈着していることが多い部位です。
照射範囲が狭いため、施術時間自体は短くて済みますが、痛みに驚くというかたは少なくありません。
VIO
あまりにも痛すぎて、途中で断念するほどもいるといわれているのが、ワキ同様に太い毛に覆われているVIO脱毛です。
特にIOラインは皮膚が薄く、色素が濃いだけではなく血管や神経が集中しています。
粘膜も近く、痛みをダイレクトに感じてしまうことから、人によっては涙が出るほどの刺激です。



下着の摩擦で黒ずんでしまっている場合、より痛みも強くなります。
脱毛の痛みは施術方法で違ってくる?


一口に脱毛といっても、エステとクリニックなどによって受けられる施術や、使われているマシンが異なります。
アプローチの方法によって、痛みにはどんな違いあるのでしょう。
レーザー脱毛
一般的に医療脱毛と呼ばれているもので、毛根にレーザーを照射して組織を破壊する医療行為が可能です。
医療レーザーはメラニン色素に対して250度を超える熱を加えられることから、その分、ムダ毛に接する肌に伝わる、バチンと弾かれるような痛みを強く感じます。
しかし、永久脱毛になるため、光脱毛と比較してムダ毛の再生率が低いのは大きなメリットです。
ニードル脱毛
毛穴に細い針を刺し、電流を流すことでムダ毛の毛根を1本ずつ焼き切る脱毛方法です。
一度の施術で発毛を止められる、脱毛方法の中でも最も効果の高い施術方法になります。
ライト脱毛が普及する前からある歴史が古い施術ですが、痛みはかなり強く、針の刺さった毛穴の中がヒリヒリする刺激を伴うのが特徴です。
光脱毛
毛根に熱ダメージを与え、ムダ毛の成長を鈍らせる脱毛方法です。
出力が低い分、レーザー照射のように高い効果は期待できません。
しかし、照射の際に発する温度は70度前後のため、感じる痛みも弱くなります。
ゴムで弾かれたような、熱いマグカップに一瞬手を触れたようだと表現される刺激です。


効果があるのは痛い方って本当!?


結論から言えば、強い痛みが伴う施術方法のほうが、高い脱毛効果を期待できるといえます。
光線を照射して脱毛する方法を比較してみても、エステの光脱毛では除毛、抑毛に留まるのに対し、クリニックのレーザー脱毛では細胞の破壊まで行い、永久脱毛も可能です。
施術の際に発する熱は70度、250度と3倍以上の差があり、接する肌が受ける刺激も大きくなります。
レーザー脱毛よりさらに効果の高いニードル脱毛も、ムダ毛1本1本にアプローチする施術方法はかなりの痛みです。
今現在の脱毛技術で比較すれば、痛みと脱毛効果は無関係ではないでしょう。
ただし、同じ施術でも人によって感じる痛みは異なります。



ムダ毛が濃い方のほうが刺激が強くなりますし、乾燥肌や敏感肌の方は特に注意が必要です。
痛みを軽減する方法が知りたい!


施術を受ける際には、個々でできる範囲で痛みへの対処を行いましょう。
日頃から意識するだけでストレスを軽減できますし、脱毛効果にもいい影響を期待できます。
日焼けをしないようにしよう
施術を受ける前に日焼けすると、黒くなってしまった肌の色に反応して照射のたびに強い痛みを感じるようになります。
刺激を軽減するために出力を下げれば、脱毛効果も弱まってしまいもったいありません。
脱毛することに決めたら、完了するまで日焼けしないように徹底してください。



日焼け止めや日傘、帽子を着用し、なるべく露出を控えるようにしましょう。
脱毛前後にしっかり保湿しよう
肌のバリア機能を高めるために、普段から保湿ケアを習慣づけるのがおすすめです。
肌のコンディションは一朝一夕で整うわけではありませんから、なるべく早い段階から丁寧なスキンケアを心掛けましょう。
バリア機能が弱まったままだと、肌を守るためにムダ毛も濃く生えてこようとします。
脱毛前も脱毛期間中も、潤い肌をキープすることが大切です。
笑気麻酔や麻酔クリームを利用しよう
クリニックであれば、痛みを軽減するために麻酔の利用も可能です。
痛みへの不安を和らげる笑気麻酔や、施術部位に塗布して感覚を鈍らせる麻酔クリームなどいろいろな種類があります。
麻酔の費用が契約プランとは別途必要になる場合、料金は1回1,000円から3,000円程度です。
痛みが少ない脱毛機を選んだり使い分けよう
近年では、従来の毛根に熱ダメージを与える熱破壊式とは異なる、より低い温度の光線を使用した蓄熱式脱毛を採用しているところも増えてきています。
刺激が弱く、敏感肌のかたでも安心して脱毛できる方法です。
施術を希望する部位や痛みへの耐性を鑑みて、自分に合った脱毛方法、脱毛方法で施術を受けることをおすすめします。
脱毛した部位を冷却しよう
通常、施術中は冷やしながら照射していきますが、これは光線から発する熱を感じにくくするための処置です。
痛みが気になる場合には、冷却にかける時間を延ばしてもらったり、冷却温度をより下げてもらうことで刺激の緩和を期待できます。
処理後の肌も熱を持っていますので、アフターケアでしっかり冷やすことが大切です。



疎かにしていると痛みだけではなく、赤みや痒みが生じることがあります。
生理中は避けよう
VIOライン以外であれば、生理中でも脱毛が可能なエステやクリニックはあります。
ですが、普段とは心身のコンディションが異なる状態での施術は、避けたほうが賢明です。
ホルモンバランスの乱れから痛みを強く感じたり、肌トラブルが派生するリスクが高くなることはもちろん、脱毛へのストレスも大きくなって安心して脱毛を受けられません。
脱毛が痛いのはなぜ?のまとめ
年々、脱毛マシンも進化してきており、一昔前と比較してかなり快適に脱毛できるようになりました。
とはいえ、まったく痛みのない脱毛方法は残念ながらなく、高い効果を期待するほど、強い刺激を伴います。
しかし、脱毛の痛みはある程度軽減させることができるものです。
マシンの選びかたや痛みを和らげる方法を確認し、痛みへの対応を万全にして綺麗な肌を手に入れましょう。
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