脱毛効果を最大化するには、毛周期に合わせた脱毛を行うことがおすすめです。
成長期の毛に脱毛レーザーを照射することで毛根を破壊でき、脱毛効果を実感しやすくなります。
また、反対にレーザーを照射しても効果を得られにくい期間もあるのです。
毛周期には個人差がありますし、年齢やホルモンバランスによっても異なってきます。

毛周期と脱毛の関係について、この記事を参考にしてみてくださいね。


毛周期とは


毛周期とは、毛が生え変わり、抜けるまでの期間のことを指します。
毛周期は「成長期」「退行期」「休止期」の3つの段階のサイクルを繰り返し、それぞれの期間は部位によって異なります。
成長期の特徴
「成長期」とは、毛根が活発に成長する時期のことを指します。
この時期は毛根に栄養が供給され、毛の成長スピードが最も速く、毛の長さも伸びます。
成長期の期間は部位によっても異なりますが、頭髪では約2~6年、顔やVIOなどの体毛では約2~3ヶ月です。



この期間中の毛がもっとも脱毛効果が高いと言われています。
退行期の特徴
「退行期」とは、毛根が成長を停止し、徐々に萎縮していく時期を指します。
この時期は、毛根の周囲にある毛乳頭が縮小し、毛に栄養が供給されなくなります。
そのため毛の成長スピードは遅くなり、毛の長さも伸びなくなります。
退行期の期間は、約2~3週間続きます。
この期間中は、医療レーザー脱毛が反応できない条件がそろっています。
休止期の特徴
「休止期」とは、毛根が休眠状態になる時期のことを指します。
この時期は毛根が活動を停止し、毛が抜け落ちます。
休止期の期間は、約3~4ヶ月続きます。
退行期と同様に、この期間中も、医療レーザー脱毛が反応できない条件がそろっています。
脱毛を行うのは「成長期」がおすすめ


脱毛は「成長期」を狙うのがおすすめです。
退行期や休止期の毛には脱毛の効果が少なく、レーザーを照射しても毛が再び生えてくることがあります。
そのため、脱毛を行う際は、毛周期を把握し、成長期の毛に脱毛をすることが大切です。
ほかの期間中と比べ、メラニン色素が濃い
医療レーザー脱毛は、ムダ毛に含まれる黒い色素(メラニン)に反応する仕組みとなっており、レーザーを照射することで毛を再生する元になる毛乳頭を破壊します。
メラニン色素は、脱毛機のレーザー光に反応するため、毛根が濃いほど、脱毛効果が高くなるのです。
成長期の毛は他の期間中の毛よりもメラニン色素が濃いため、脱毛効果が得られやすいと言われています。
レーザーを毛根に照射できる
成長期は毛根の周囲にある毛乳頭が活発に活動しているため、レーザーに反応しやすいのが特徴です。
そのため、成長期の毛根にレーザーを照射することで毛根を破壊し、新しい毛を生えさせにくくすることができます。



ただし、毛根すべてが成長期にあたるわけではないため、脱毛には複数回の施術が必要です。
また、毛の太さや色、毛周期によっては、完全に脱毛できない場合もあります。
【部位別】毛周期の目安


1番効率よく脱毛を進めるためには「成長期の毛が生え揃っているイミングを狙う」ことがおすすめです。
毛周期は一般的に、毛が濃く太い部位ほど長く、薄い部位ほど短いといわれています。
それぞれの部位について、毛周期を解説していきます。
腕・足
腕や足の毛の毛周期は、約6~10ヶ月といわれています。
成長期から休止期に入るまでの期間が約3~4ヶ月で、休止期から成長期が始まるまでの期間が約5~6ヶ月です。
全身の中でも比較的ムダ毛が濃く太いため、レーザーが反応しやすい部位でもあります。
しかし、自己処理が不要になるまでは5回程度の施術が必要になるでしょう。




VIO・ワキ
VIOの毛周期は約2~3年、ワキの毛周期は約6~10ヶ月といわれています。
VIOやワキは毛が濃い部位になりますので、脱毛効果を実感しやすい反面、脱毛期間が長くなるケースが多いです。
VIOやワキは生え変わりの周期が長いため、他の脱毛部位がツルツルになる頃に、眠っていた毛が生えてきたりもします。



特にVIOは周期が長いため、何度も生えてきやすいです。
顔
顔の毛周期は、約1~2ヶ月といわれています。
顔のムダ毛は細く薄い産毛が多いためレーザーが反応しにくく、脱毛効果を感じにくい傾向にあります。
ですが、毛周期に合わせてベストなタイミングで照射を行うことで、より脱毛効果を実感することができるでしょう。


毛周期に合わせたベストな脱毛間隔


部位ごとに毛周期のサイクルは異なるため、最適な脱毛間隔も部位によって異なってきます。
部位ごとの毛周期に合わせて脱毛を行うのが本当は一番脱毛効果を感じやすいですが、複数の箇所を並行して施術するとなると、クリニックへ何度も通わなくてはなりません。
それでは時間もお金もかかってしまうため、各部位の平均として1~3ヶ月ごとに脱毛を進めていくのがおすすめです。
施術が1部位のみであれば、各部位の毛周期に合わせて脱毛間隔を設定するのが良いでしょう。



また、毛が薄く生えにくくなった場合は、少し脱毛間隔を空けるとより効果を感じられるようになります。
例えば、脱毛に通いたての時には1.5~2ヶ月ごと、少し毛が薄くなってきたら3ヶ月ごと、さらに毛がまばらになってきたら4ヶ月ごと…など、少しずつ間隔を空けていくことで、毛周期が長い部位の毛にもしっかりアプローチできるでしょう。
毛周期が乱れる原因


毛周期が乱れてしまうと、体毛が濃くなったり薄くなったり、太くなったり細くなったりしてしまいます。
また、毛が抜けにくくなったり、毛が生えにくくなったりするケースもあります。
ここでは、毛周期が乱れる3つの原因について解説していきます。
毛抜きやワックスによる自己処理
毛抜きやワックスによる自己処理は、毛周期を乱す原因となってしまいます。
毛抜きやワックスは毛根から毛を抜くため毛根が傷ついてしまいます。
毛根が傷つくと毛の成長期の期間が短くなり、脱毛効果が低下するのです。



また、毛抜きやワックスは、毛根周辺の皮膚も傷つけるため、毛穴が開いたり黒ずんだりすることにもつながります。
ホルモンバランスの乱れ
ホルモンバランスの乱れも、毛周期の乱れの原因となります。
ホルモンバランスは、女性ホルモンと男性ホルモンのバランスが崩れることで乱れます。
女性ホルモンは、毛の成長を促進する働きがありますが、男性ホルモンは、毛の成長を抑制する働きがあります。
そのため、女性ホルモンの分泌量が減少したり、男性ホルモンの分泌量が増加したりすると、毛周期が乱れ、体毛が濃くなることがあるのです。
日焼け
日焼けをすると皮膚にダメージが加わり、毛根の成長が抑制されてしまいます。
そのため、毛周期が乱れ、体毛が濃くなることがあるのです。



日焼けを防ぐためには、日焼け止めを塗ったり、日傘をさしたり、帽子をかぶったりすることが大切です。
また、日焼けをしてしまった場合は、保湿クリームを塗ったり冷たいタオルや保冷剤で冷やたりして、皮膚のダメージを軽減しましょう。
毛周期の期間が知りたい!のまとめ
毛周期とは、毛が生えて、成長し、抜け落ちるまでの一連のサイクルのことを言います。
せっかく脱毛するなら、毛周期のことも理解して、しっかり効果を実感できる間隔で施術を行いましょう。
脱毛サロンやクリニックを選ぶ際には、料金、施術方法、通いやすさなども考慮することが大切です。
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