脱毛の自己処理(事前処理)にカミソリを使っても平気?肌を傷つけないためには

脱毛の自己処理(事前処理)にカミソリを使っても平気?肌を傷つけないためには

脱毛の施術の効果を得るためにできることの一つに、施術前の「自己処理」があります。

自己処理で使われるアイテムには脱毛クリームや電気シェーバーなどいろいろありますが、なかでもカミソリは、安価で手軽に手に入ることから、もっとも馴染みのあるアイテムといえるでしょう。

しかし、カミソリは扱い方を間違えると、肌にダメージを与え、脱毛効果も失われることになりかねません。

ちか

正しい手順や注意点、さらにはカミソリに代わる自己処理のアイテムについてお伝えしたいと思います。

目次

脱毛の施術前には自己処理が必要

脱毛の施術前には自己処理が必要

脱毛の施術を受けるにあたって、施術を受ける側が事前にやることのなかに、施術前の「自己処理」があります。

ちか

脱毛の経験がない場合、スタッフがすべての毛の処理をしてくれるものと思っている方もいるかもしれません。

もちろん、施術にシェービングが含まれるお店もありますが、多くのお店は、手の届かない部位以外は自己処理をして施術にのぞむことが基本になっています。

自己処理が不完全だと、お店によってはその日の施術が受けられないことになったり、受けれたとしても、施術の効果を十分に得られることができず、結果的に施術の回数がふえることになったりします。

脱毛マシンの多くは黒い色に反応する原理が用いられているので、毛を残したまま施術(照射)すると、あてるべき毛根へのパワーが分散され効果も落ちてしまうのです。

また、残した毛が熱を帯びて皮膚が火傷を負う危険性もあります。

安全に脱毛し、皮膚の表面のムダ毛をそり、毛穴の奥にまでマシンの照射パワーが十分届くようにするのが自己処理の役割です。

脱毛効果というものは、施術と施術前の自己処理によって成り立っています。

脱毛前の自己処理でカミソリを使う場合のポイント

脱毛前の自己処理でカミソリを使う場合のポイント

手軽に手に入るカミソリですが、刃物である以上、注意が必要です。

肌への負担を減らし、カミソリ負けにならないためのポイントを挙げておきますので押さえておきましょう。

刃の枚数が多いカミソリを選ぶ

カミソリは、大抵、二枚から五枚の刃でなっています。

刃の数が多いほど、一枚の刃にかかる力も分散されるので、肌へのダメージも少なくてすみます。

また、刃の枚数が多いほうがそり残しも少なく、そのため何度もカミソリをすべらすことで肌に与えるダメージも回避できます。

ジェルやクリームを使う

刃物である以上、直接カミソリの刃を肌にあてるのは避けましょう。

出血していなくても皮膚の表面には無数の数がついていることがあります。

ジェルやシェービングクリームをぬってから剃ることで、皮膚表面への負担が軽減されます。

長い毛は事前にカットしておく

ムダ毛を一気に剃ろうとしても長い毛があると引っかかってうまくいきません。

長い毛が引っかかると肌も引っ張られて皮膚や毛穴をいためることになります。

あらかじめハサミで長い毛を切っておけばスムーズに剃ることができます。

ちか

具体的には2、3ミリくらいの長さになるようカットします。

毛の流れに沿って丁寧に剃る

毛の流れに逆らって剃るのを逆剃り、毛の流れに沿って剃るのを順剃りといいますが、逆剃りは肌をいためる原因となるので避けましょう。

どこの部位を剃るにしても、基本的に、毛の流れに沿って剃ります。

ちか

カミソリを持つ手には力を入れず、長いストロークは避け、ゆっくり、小刻みに剃っていきます。

しっかりと保湿をする

ムダ毛の処理をしたあとはそのままにするのではなく、肌への保湿を十分行ってください。

どれだけ丁寧に剃っても、またどれだけ表面がなんともないように見えたとしても、肌の表面の角質は傷ついた状態になっています。

気づかずにそのまま次のシェービングをするとダメージが重なり、カミソリ負けを起こす可能性があります。

乳液や化粧水による保湿などのアフターケアを十分行うことで、肌にダメージが蓄積されるのを防ぎます。

脱毛前の自己処理でカミソリを使うデメリット

脱毛前の自己処理でカミソリを使うデメリット

カミソリによる自己処理で注意すべきポイントを挙げてきましたが、注意すべきポイントをおさえたとしても、カミソリを使うことにはデメリットがあります。

つぎは、そのことについて述べてみたいと思います。

肌を傷つけてしまう

すでに述べたことですが、カミソリによる自己処理はどれだけ注意を払ってしたとしても、刃が皮膚の表面を傷つけるのを完全にゼロにすることはできません。

だからこそ、自己処理後の保湿等のアフターケアも重要になってきますが、肌の強さは人によって違うのでカミソリ負けを完全に回避できるとは限りません。

色素沈着の原因になる

丁寧に剃って表面上はなんともなっていないようでいても、皮膚には無数の傷がついていることがあります。

カミソリの刃が肌を刺激することで、メラニン色素が増え、結果として色素沈着(黒ずみ)を起こす可能性もあります。

脱毛の施術を断られる可能性がある

脱毛の施術はサロンであれクリニックであれ、施術(照射)そのものも、肌へ負担をかけることになります。

カミソリによる自己処理で肌荒れが起きてしまう場合もあるのです。

ちか

その日の肌の状態によっては施術を断られる可能性もあります。

脱毛前の自己処理には「電気シェーバー」がおすすめ

脱毛前の自己処理には「電気シェーバー」がおすすめ

カミソリは安く手に入る自己処理のアイテムですが肌への負担がどうしてもかかってしまうのが難点です。

ちか

そこでカミソリに代わるアイテムとしておすすめなのが、電気シェーバーです。

電気シェーバーは、カミソリと違って直接刃が肌にあたらない分、カミソリよりも肌への負担が少なくなります。

部位ごとの電気シェーバーが充実しているので、カミソリでは難しいデリケートゾーンも自己処理することができます。

また、同じ時間をかけても、電気シェーバーのほうが広範囲をシェービングできます。

カミソリのような深剃りはできない分、カミソリに慣れてしまった人は、電気シェーバーだと十分剃れていないような感覚を持つかもしれません。

しかし、施術前の自己処理では、カミソリの深剃りのような剃り方でなくても、電気シェーバーの剃り方で十分です。

肌へのダメージが少ないとはいえ、電気シェーバーも、使用にあたっては肌に負担をかけていることになります。

使用のあとの保湿ケアはカミソリの時と同様、しっかりと行ってください。

脱毛の自己処理(事前処理)にカミソリを使っても平気?のまとめ

脱毛の施術を受ける前に「自己処理してきてくださいね」と言われたけれど、カミソリでいいのかな?

初めて施術を受ける人にとっては、いろいろと不安や悩みが尽きないものです。

今回は、施術前の自己処理のアイテムとしてカミソリは使えるかどうか、使う場合の手順や注意点、またカミソリに代わる自己処理のおすすめアイテムとして電気シェーバーがあることをお伝えしました。

みなさんのお役に立てれば幸いです。

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