「脱毛前後でなぜお酒を飲んではいけないの?」「お酒が好きだけれど、脱毛中はどんなことに気をつければいいの?」と疑問に思う方もいるでしょう。
本記事を読むと、脱毛前後に飲酒NGな理由、脱毛前後に飲酒してしまったときの対処法がわかります。

脱毛をする予定があり、お酒をよく飲む方は参考にしてください。


脱毛前後に飲酒がNGな理由


脱毛前後に飲酒をすると、効果の面・肌への影響・負担の面においてさまざまなリスク・デメリットがあります。
ここでは、脱毛前後に飲酒がNGな4つの理由を説明します。
脱毛効果が下がる
脱毛前後に飲酒をすると、脱毛効果が下がることがあります。
お酒を飲むと、体の中でお酒を分解するときに水分を消費することで、乾燥肌になります。



皮膚が硬くなると、毛が抜けにくくなります。
また、痛みを和らげるために低出力で脱毛をすることで、期待した脱毛効果が得られないこともあります。
脱毛の効果を十分に感じるためにも、飲酒は控えることが大切です。
施術の痛みが強くなる
脱毛前後に飲酒をすると、施術の痛みが強くなることがあります。
お酒を飲むと全身の血行が良くなります。
血流が上がることで、施術の痛みを感じやすくなるのです。
また、飲酒が引き起こす乾燥肌も、脱毛時の刺激や痛みの原因となります。
脱毛をする際に、大きな負担となるのが施術時の痛みです。
脱毛前後の飲酒を避けることで、脱毛をストレスなく進められます。
施術後の炎症が起こりやすくなる
脱毛前後の飲酒は、施術後の炎症などのトラブルを引き起こしやすくなります。
脱毛をすると、肌は施術の刺激により弱い炎症状態になります。
飲酒で血流増加、皮膚の乾燥、体温上昇が起きていると、炎症が強く出るおそれがあります。



施術後に炎症を起こすと、肌荒れが残ったり色素沈着したりする原因にもなります。
きれいな肌を維持するためにも、施術前後の飲酒はやめましょう。
アフターケアの補償外になる可能性がある
多くの脱毛サロンでは、施術後の肌トラブルに対応してくれるアフターケア制度があります。
しかし、施術後の炎症やトラブルを上げるリスクの高い飲酒をしないよう脱毛サロン側が伝えたにもかかわらず飲酒をしてしまった場合は、アフターケアの補償外になる可能性があります。
アフターケアを問題なく受けるためにも、脱毛前後の飲酒はしないに越したことはありません。
脱毛前後の飲酒はどのくらい時間を空けるべき?


脱毛をする前、脱毛の施術後はそれぞれどのくらい時間を空けたら良いのでしょうか。
脱毛の施術前後に飲酒をする場合に空けるべき時間は、12時間と言われています。
大手のサロンが飲酒制限をしているのも脱毛前後12時間のことが多いです。
たとえば、脱毛の施術が午前10時に行われる場合、施術前は前日の夜22時以降はお酒を飲んではいけません。
脱毛の施術が11時に終わったとしたら、施術後夜23時まではお酒を飲めません。
飲酒をすると血流が上がることで皮膚が赤くなったり、乾燥したりして、肌が少しの刺激で炎症を起こす状態になります。



12時間経つとアルコールが抜けて、飲酒による皮膚や身体全体への影響がおさまると考えられています。
飲酒による肌や身体への影響の程度や持続時間には個人差があります。
脱毛12時間以上前に飲酒をしたとしても、皮膚の赤みやかゆみが残っている場合は、治るまで脱毛は避けたほうが良いでしょう。
脱毛前後に飲酒してしてしまった場合の対処法


脱毛前後の飲酒は良くないのに、ついうっかり飲んでしまうこともあるでしょう。
ここでは、脱毛前・当日、脱毛後に飲酒をしてしまった場合の対処法をそれぞれ説明します。
脱毛前・当日の場合
飲酒してしまったのが脱毛前・当日の場合、アルコールが抜けきらず施術中に痛みや炎症が出るおそれがあります。
まずは脱毛サロンに連絡をしましょう。
脱毛サロンのなかには、脱毛前や当日に飲酒すると施術が受けられないところもあります。
飲酒量や現在の状態などを脱毛サロンに伝えて、施術を受けられるのか予約を延期するのか相談すると良いでしょう。
脱毛後の場合
脱毛後に飲酒をしてしまった場合、施術後皮膚が刺激を受けた状態で飲酒による血流上昇が起き、炎症を引き起こすおそれがあります。
脱毛後に飲酒してしまった場合も、脱毛サロンに飲酒してしまったことを伝えましょう。
脱毛サロンに連絡しておけば、肌トラブルになってもフォローしてもらいやすいです。



アルコールが早く抜けるように、水分はこまめに摂るようにします。
脱毛前後に飲み会の予定が入った場合の対処法


脱毛の予約をしたあとに、外せない飲み会の予定が入ったら、どうすればいいのでしょうか。
ここでは、脱毛前後に飲み会の予定が入った場合の対処法を2つ説明します。
ノンアルコールで楽しむ
脱毛前後に飲み会に参加するときは、ノンアルコールで楽しみましょう。
その日の体調や次の日の予定、検診や健康上の理由などでアルコールを控える方は案外多いものです。
また、健康志向の潮流により、ノンアルコールのメニューや商品は充実してきています。



さりげなくお酒ではなくノンアルコール飲料をオーダーしても、角がたつことはあまりないでしょう。
脱毛の予約をキャンセル・変更する
飲み会と脱毛の予定が重なったときは、脱毛の予約をキャンセル・変更するのもひとつの方法です。
お酒が好きで、飲み会に行くとどうしてもアルコールを飲みたくなってしまう場合、飲み会のメンバーに飲む人が多い場合は、飲酒を我慢するより脱毛のタイミングをずらしたほうが負担が少ないかもしれません。
飲酒以外で脱毛前後に気をつけるべきこと


ここまで、脱毛前後の飲酒について説明してきました。
飲酒以外にも、脱毛前後に気を付けておきたいことがあります。
脱毛前後は以下のことにも注意しましょう。
日焼け
レーザー脱毛は、毛のメラニン色素に作用します。
日焼けをすると、皮膚にメラニン色素が増えるため、脱毛器が皮膚のメラニン色素に反応して肌荒れを起こす危険性があります。
脱毛期間中はなるべく日焼けをしないようにしましょう。
日傘をさすと、皮膚の炎症を引き起こす紫外線を8割程度カットできると言われています。



また、日差しの強い時間の外出を避ける、日陰を選んで歩くといった対策もあります。
肌の乾燥
肌が乾燥していると、脱毛しづらくなったり、脱毛時に痛みを感じやすくなったりします。
日頃から、肌が乾燥しないように手入れをすることが大切です。
入浴後に保湿剤を塗り肌の水分・油分を保っておけば、皮膚のバリア機能が働き良い肌の状態を維持できます。



冬の乾燥する季節には加湿器をつけると、肌の乾燥予防になります。
毛抜きでの自己処理
毛抜きでの自己処理は、肌に大きな負担になります。
毛を引っ張って抜くことにより毛穴や毛根の組織に傷がつくため、肌の状態が悪くなっていきます。
さらに、毛抜きで自己処理をして間をおかず脱毛の施術を受けると、肌荒れがさらに悪化するおそれがあります。
脱毛を受けるのであれば、毛抜きでの自己処理を並行して行うのは避けたほうが良いでしょう。


激しい運動・入浴
脱毛をしている期間は、運動や入浴についても注意が必要です。
運動をすると血行が良くなります。
激しい運動は、脱毛直後に行うと皮膚トラブルにつながることがあるため、控えることをおすすめします。
入浴も血流を上げるため、痒みや炎症が出やすくなる可能性があります。
高い湯温での入浴、長時間の入浴は避けましょう。




薬の服用・予防接種
服薬中に脱毛をすると、光線過敏症を起こすことがあります。
光線過敏症は多くの薬で起こりうるため、脱毛サロンに服薬中であること、薬の名前は必ず申告します。
予防接種をすると、接種された抗原が異物と認識されて免疫機能が活性化されます。
体が抗原と戦っているとき、体温が上がったり炎症反応が起きたりしています。
脱毛前後の予防接種も肌トラブルを起こしやすくするため、予防接種の前後1~2週間、脱毛を受けるのは避けましょう。
制汗剤・日焼け止めの使用
制汗剤や日焼け止めを使う部位は、脱毛の部位と重なることも多いです。
制汗剤・日焼け止めは毛穴の中まで入って、脱毛器の光線照射を妨げたり、施術後の皮膚トラブルを起こすリスクがあるため、脱毛前後には塗らないようにします。



制汗剤には、皮膚を引き締める作用もあり、脱毛効果が低下する原因となります。
脱毛前後の飲酒を避けるべき理由は?のまとめ
本記事では、脱毛前後の飲酒がNGな理由、脱毛前後に飲酒をしてしまったときの対処法、脱毛前後の注意点などについて解説しました。
脱毛前後の飲酒は、脱毛効果が得られないだけでなく、肌トラブルの原因にもなります。
脱毛の施術前後と飲酒のタイミングが重ならないように対策をして、快適に脱毛しましょう。
コメント