脱毛した直後に肌の赤みやかゆみに悩む人は少なくありません。
「もしかして体がおかしくなってしまったのかも?」「脱毛が体に合わないのかも?」と思うかもしれませんが、実際のところはどうなのでしょうか?

脱毛後に赤みやかゆみが生じやすい場所についても紹介しています。


脱毛後に赤みやかゆみが生じる原因


そもそもどうして脱毛した後に赤みやかゆみが発生してしまうのでしょうか?
その理由について一つ一つ解説していきたいと思います。
施術の刺激による炎症
脱毛するときには強い光を当てたり、毛穴に細い針を刺したりします。
これらの施術の時の刺激により毛穴で炎症が引き起こされ、赤みやかゆみが発生してしまうというわけです。
炎症が激しくなると痛みを伴いますが、痛みを伴うほどひどくなっていない場合にはかゆみとして現れます。


肌の乾燥



脱毛をして毛穴に刺激を与えると、汗や皮脂が出てくる毛穴が一時的に細くなり汗や皮脂が出にくくなります。
これらは肌の乾燥を防ぐための役割を持っているため、皮脂や汗が出にくくなると乾燥することになるのです。
肌が乾燥すると結果的にかゆみを引き起こすことがあるため、脱毛したことが直接かゆみを引き起こしているような気がするわけです。
施術前の自己処理によるダメージ
脱毛を施術する前には、ムダ毛を剃っていくことが多いと思います。
この時の自己処理により、肌に小さな傷ができてしまい、そこに光や針の刺激が加わることにより赤みやかゆみが引き起こされます。
最近の脱毛マシーンは肌にストレスをできるだけ与えないように設計されていますが、もともとのお肌が荒れていてはどうしようもありません。
新たな毛が生え始めている影響
脱毛すると毛根が死滅するため、これまでとは発毛のペースが著しく遅くなります。
毛が生えないことに慣れた毛穴に久しぶりに毛が生えようとすると、それが刺激となってかゆみを伴うことがあります。



新しい毛が生えようとしている影響により、「脱毛したらかゆくなった」と感じてしまうというわけです。
脱毛後にできる赤いブツブツは「毛嚢炎」


脱毛して少し経った後その部分を見てみると、赤いブツブツが発生していることに気がつくことがあるかもしれません。



このブツブツは一体なんでしょうか?
これは毛嚢炎というもので、ダメージを受けた毛穴に汚れやばい菌が入り込んでしまい、そこで炎症が発生しているものです。
多くの場合そのまま放置しておくことで自然になくなっていきますが免疫力が弱っていたり、外からの刺激を加えてしまうとひどくなるケースもあります。
もし数日たっても良くならずにひどくなってしまうようであれば、早めに皮膚科を受診するなどの対応が必要になるでしょう。
脱毛後に赤みやかゆみが生じやすい場所


脱毛した後にすべての箇所で赤みが発生したりかゆくなったりするわけではありません。
そのようなトラブルが発生する場所は、肌が薄くて敏感なところです。
どんなところが赤み、かゆみを発生させやすいのでしょうか?
顔
顔の皮膚は他の場所と比べて薄くなっていて非常にデリケートです。
それほど肌がダメージを受けてなかったとしても、赤くなったりかゆくなったりすることがよくあります。
また顔は鏡でよく見るパーツであるため、赤みが目立って気になることも多いでしょう。


脇
脇も脱毛した後に赤くなってしまったりかゆくなってしまいやすい場所です。



脇をくすぐられると非常にくすぐったいことからも分かるように、脇の肌も非常に薄く感覚が敏感になります。
脱毛による刺激によりかゆみを感じやすくなり、知らないうちに掻いてしまうことで赤く腫れてしまうと言うわけです。
VIO
VIOも非常にデリケートでかゆみを感じやすいパーツです。
この部分は神経がたくさん集まっていて非常に敏感になっているため、脱毛する時も痛みを感じやすく終わった後に痒みとして残りやすいと考えられています。
このように、脱毛するときに痛みを感じやすい部位は後々かゆみを伴ったり、 赤く腫れやすいと言えるでしょう。
脱毛後の赤みやかゆみを和らげる方法


脱毛後のトラブルとして赤くなったりかゆくなったりする理由についてわかったところで、そのストレスを少しでも和らげるための方法を紹介します。
患部を冷やす
赤くなったりかゆくなったりした場合、その部位が一時的に炎症を起こしている状況です。
そんな時は患部を冷やしてあげることで、それらの症状を緩和させることができるでしょう。
冷たさの刺激によりかゆみを感じにくくなり、炎症も和らぎ赤みも自然に引いて行きます。



脱毛が終わった後に冷たいタオルなどで冷やすことも多いと思いますが、それは赤みやかゆみを和らげるための処置です。
しっかりと保湿する
脱毛によるストレスで毛穴がダメージを受けると、汗や皮脂が放出されにくくなります。
そのため脱毛した部分が乾燥しカサカサになり、結果的にかゆくなったり赤くなったりします。
脱毛が終わったら患部をしっかりと保湿し、乾燥によるダメージを和らげてあげるようにしてください。
刺激を与えないようにする
赤みやかゆみがあるということは、その部分に炎症が生じている状況です。
かゆいからといって掻いてしまうと、その刺激によりどんどん症状は悪化していってしまいます。
そのためできるだけその箇所を触らないように注意してください。



少し我慢すれば症状は和らいでいきますから、心配する必要はありません。
クリニックに相談する
一般的に赤みやかゆみは自然と和らいでいくため心配する必要はありませんが、その時の体調や体質によって悪化してしまうケースもあります。
そんな時は施術してくれたクリニックに相談することをお勧めしています。
脱毛サロンや脱毛クリニックは脱毛によって発生するトラブルを対処するための方法を熟知しているはずですから、解決策を提示してくれることでしょう。
状況によっては皮膚科を受診することも大切です。
脱毛後の肌に赤みやかゆみが出る原因と対処方法は?のまとめ
この記事では脱毛した後に発生する赤みやかゆみの理由、そしてその解決策について解説してきました。
脱毛は肌にダメージを与える行為であり、多少なりとも炎症が発生してしまうのは間違いのないことです。
ただし、それらの症状は自然と緩和するはずなので必要以上に心配する必要はありません。
それでももし悪化するようであれば、施術してくれたクリニックに相談したり、皮膚科を受診することをお勧めします。
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