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なごアグリパーク

「やんばる」とは沖縄本島の北部エリアを指し、自然が多く残されている場所のこと。

沖縄の方言で「山原」と書いて「やんばる」と呼びます。

今回はそんな「やんばる」の色とりどりの植物と花々に囲まれた「なごアグリパーク」の楽しみ方をご紹介します。

\ おすすめプラン紹介 /

目次

1. なごアグリパークとは?

なごアグリパーク|メイン画像

沖縄自動車道の最終地点があり、北部観光の玄関口として知られる名護(なご)市でぜひ訪れてほしいのが「なごアグリパーク」。

名護市が農業の6次産業化と観光を融合した総合施設として、平成30年にグランドオープンしました。

6次産業化とは、農家さんなどの生産者(1次産業)が自分たちの育てた農作物をもとに、加工(2次産業)や流通・販売(3次産業)までを一貫して行うこと。

そうすることで生産者が販売の利益を直接受け取ることができるようになり、それが沖縄の農業全体の活性化につながることを目的としています。

なごアグリパーク|加工研究室

併設された「加工支援施設」内にある「加工研究室」では、農家さんが加工品を開発し試作品などをつくり研究しています。

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加工研究室内には約30の機械があり、利用料(名護市民は1時間550円/名護市外の方は1,100円)を支払えば誰でも利用することができます。

こちらで開発した商品を「なごアグリパーク」内のショップ「しまちゅらら」で販売する方もいるそうですよ。

なごアグリパーク|施設中央にある、芝生の緑が映える広場

中央の広場には誰でも自由に遊べるようバドミントンやグラウンドゴルフなどの遊具、フラフープや輪投げなどがあり、週末ともなると楽しそうに遊ぶ子ども達があふれ、ファミリーや地元の人の憩いの場になっています。(新型コロナウイルス感染拡大予防のため遊具は使用できない場合があります。)

2. スーパーマーケット感覚で楽しめる!体感植物温室

なごアグリパーク|体感植物温室「スーパーファーム」内観

体感植物温室「スーパーファーム」は展示販売温室とハーブ園、生産温室の3つのエリアに分かれています。

なごアグリパーク|空中に吊るされたブーゲンビリアのフラワーボール

展示販売温室では、きれいなフラワーボールがお出迎え。

濃いピンク色の植物は沖縄ではポピュラーなブーゲンビリア。

フォトスポットとしても人気です。(フラワーボールは季節により入れ替わります。)

なごアグリパーク|販売されているハーブや観葉植物

ハーブや観葉植物・珍奇植物の苗も販売しています。

おしゃれな植物に囲まれて暮らしたいガーデニング初心者の方も必見。

ハーブはローズマリーやバジル、沖縄の胡椒のピパーツなど、季節により入れ替わり、育てて食べて楽しめると料理好きの方からも好評です。

なごアグリパーク|販売されているバーバリウムやフラワーアクセサリー

ハーブ園で育てられた植物のドライフラワーを使ったハーバリウムやボタニカルキャンドル、フラワーアクセサリーなどの手作り体験もできます。

瓶の中に花をレイアウトするハーバリウム(1,100円〜1,650円)は、色鮮やかで部屋のインテリアにもぴったり。

どれも約30〜40分で体験できるので、ちょっとした空き時間にもおすすめです。

なごアグリパーク|販売されている、パステルカラーの虫よけキャンドル

「虫除けキャンドル440円」はシトロネラという虫除け効果が期待できるハーブの精油を配合。

見た目のかわいさだけでなく、実用性も高いアイテムです(虫除けキャンドルは販売のみで 手作り体験はしていません)。

なごアグリパーク|販売されている、パステルカラーの虫よけキャンドル

おしゃれな園芸用品は暮らしを豊かに彩ってくれるアイテム。

ぜひお気に入りを見つけてくださいね。

なごアグリパーク|施設内にあるハーブ園

約200種類のハーブを観察できるハーブ園。

季節ごとに花や香りを楽しめる「鑑賞ハーブゾーン」と、薬草としても使われる「メディカルハーブゾーン」、沖縄で昔から親しまれている島野菜・薬草の「あたいぐゎーゾーン」があります。

隣の生産温室では、水耕栽培で野菜を作っています(品質保持のため関係者以外立入禁止)。

植物工場システムを使うことで天候に左右されることなく、安心安全な野菜をつくることができるそうです。

またこちらで栽培された野菜は沖縄県内リゾートホテルや「なごアグリパーク」内のレストラン「美ら島キッチン(現在は新型コロナウイルス感染症予防のため臨時休業中)」でお召し上がりいただけるほか、「しまちゅらら」やエントランスで販売しています。

なごアグリパーク|家庭菜園で栽培されている「島とうがらし」

沖縄の方言で家庭菜園を意味する「あたいぐゎー」ゾーンでは島とうがらしを発見。

朱色とオリーブ色の実がたくさんできていました。

3. 沖縄発の「健康」「美容」「長寿」をお届け

なごアグリパーク|外壁に描かれた「アグリショップ

沖縄の農家さんが地元の食材を使った商品やお土産を主に取り扱う「しまちゅらら」。

健康・美容・長寿をテーマに農産加工品や健康食品、コスメを販売しています。

生産者の方々にスポットを当て、「生産者の想いを届ける」ことにこだわったショップです。

なごアグリパーク|白が基調の明るい「アグリショップ

「しまちゅらら」のスタッフさんは商品を納品に訪れる農家さんと、そのときの作物や畑の出来の話で盛り上がるなど交流を深め、そうして得たいろいろな情報や商品の魅力をお客様へ伝えています。

なごアグリパーク|勝山シークヮサー「ゴールド」

そんなスタッフさんもイチオシの「勝山シークヮーサーゴールド」は、皮と種までまるごと搾った沖縄県産シークヮーサー100%ドリンク。

通常よりもノビレチン成分が約3.5倍も含まれています。

なごアグリパーク|名護市産の「金川紅茶」

かつて銅の産地だったことから金川(方言:かにがわ)と呼ばれる地域でつくられる名護市産の「金川紅茶」。

全国規模を誇る「国産紅茶グランプリ」の常連で名実ともに日本一の国産紅茶です。

生産者の比嘉さんは60年以上続く老舗「金川製茶」の四代目。

以前は緑茶の栽培もしていましたが、2021年からは紅茶一本に絞り、より紅茶づくりに力を入れています。

スタッフさんおすすめの飲み方は意外にも水出し。

茶葉はティーバッグに入れず、そのまま水に入れ開かせるのがコツです。

時間が経っても渋みが出にくいため、丸1日経っても甘く、2日目にはまるでシロップを加えたかのような甘さになるのだそうです。

なごアグリパーク|施設案内図

「なごアグリパーク」にはほかにも、沖縄の郷土料理“豆腐よう”に使われる麹菌の紅麹を使ったピンク色のパンが買えるパン屋「マキ屋の紅こうじ」や、やんばる産の島野菜を使った料理が若い女性にも人気のカフェ「クックハル」などお食事処も充実。

徒歩で約7分のところには沖縄最大級のふれあい動物園「ネオパークオキナワ」があり、一日中いても飽きることがありません。

沖縄のいいもの、おいしいものにたくさん出会える「なごアグリパーク」。

観光で訪れる際には、ぜひお立ち寄りください。

Photo&text:金城 絵里子

(取材:2021年6月)

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住所: 沖縄県名護市名護4607-1

電話番号: 0980-43-6010

営業時間: 10時〜17時(閉館時間は変更になる場合があります)

定休日: 無休(各店舗によって営業時間・定休日が異なります)

駐車場: あり

その他: ※新型コロナウイルス感染拡大予防のため、臨時休業や営業内容等が変更となる場合があります。詳細はホームページをご確認ください。

店舗詳細URL: https://nagoagri.okinawa/
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